事前にチェック！ 浮気で離婚する前に絶対知っておくべきこと

離婚の原因理由としてダントツ1位にあげられるのは「浮気・不倫」です。浮気した側、された側によっては離婚までの対応も大きく違ってきます。今回は、浮気された側の目線で、離婚する前に絶対知っておくべきことをわかりやすく紹介していきます。慌てないで対応できるようにしっかり確認していきましょう。

浮気で離婚する前に知っておくべきこと①浮気期間を確認しておく

パートナーが浮気を始めたのはいつからで、今現在どのような状況にあるのかを確認します。パートナーに確かめてもいいですが、正直に話さないかもしれないので、物証で確認をとるようにします。相手が申告したあたりの前後半年～今までの記録をなるべく取り寄せましょう。例えば携帯の通話記録やカード、スイカやピタパの明細書など、可能な限り取り寄せます。浮気期間がどのぐらいあったのかを把握することはかなり重要なので、思いつく限りの物証を準備しましょう。裁判などに発展した場合、物証は必ず必要になってきます。

浮気で離婚する前に知っておくべきこと②浮気相手の社会的属性を知っておく

浮気相手の名前、連絡先、どこに住んでいるのか、家族構成、実家の住所、会社の名前に所属部署なども知っておきましょう。パートナーに問い詰めて全部話すようならそれでOKですが、相手の情報を話さないようであれば携帯を取り上げ、やり取りを細かく調べます。パートナーの財布や会社用のカバンなどに相手の名刺や身元の分かるものが入っていないかも調べましょう。コピーや撮影が可能なものはできる限り複製して手元に置いておきます。それらが難しいようであれば探偵を使い、身元調査を依頼することをオススメします。相手の身元を把握しておかないと逃げられる可能性もありますので、ここはしっかり押さえておくべきポイントです。高額な費用がかかる場合もありますので、あらかじめ慰謝料の算段を付けておき、後に調整できるようにしておきましょう。

浮気で離婚する前に知っておくべきこと③パートナーの気持ちを確かめる

浮気をしていたパートナーは、「どのような気持ちで浮気をしてしまったのか」「現在の気持ちはどうなのか」「今後のことはどう考えているのか」この3点をしっかりと聞いておきましょう。ほんの火遊び程度の浮気なのか、本気度の高い浮気なのか、離婚一択なのか、夫婦再生の可能性はあるのかなどを確かめるうえで、パートナーの正直な気持ちは確認しておかなければなりません。パートナーの気持ちを確認した上でしか、これからの話し合いができないからです。問い詰めたくなる気持ちはわかりますが、あくまで冷静に、相手のホンネを引き出すことに注力してください。

浮気で離婚する前に知っておくべきこと④自分はどうしたいのかを決めておく

パートナーの気持ちを確認したうえで、自分はどうしたいのかを考えましょう。自分の気持ちを知らないで感情に任せたまま事を進めても何の得にもなりません。パートナーの浮気が発覚した時点で頭がゴチャゴチャになっててしまうと思いますが、ひとまず落ち着いて「自分はどうしたいのか」「どうありたいのか」「相手に対してどう思っているのか」を知っておきましょう。気持ちの問題なので、揺れ動くことはあって当然ですが、そのたびに「自分はどうしたいのか」という気持ちを一つ一つ確認していくことで、その後どのような対応をしていけばよいのかが分かってきます。

浮気で離婚する前に知っておくべきこと⑤子どもの気持ちを聞いておく

夫婦に子どもがいる場合は、子どもの気持ちも知っておきましょう。子どもがある程度の年齢で、物事の判断や理解ができるようであれば、現状を話し、子どもの意見や気持ちを聞いてみることもできます。ただし、離婚問題については子どもが一番悲しい思いをすることになるので、子どもや状況に合わせて慎重かつ柔軟に気持ちを確かめることが必要です。子どもが小さい場合は理解が難しい場合があるので、こちらは親権の問題を先に考えたほうがいいでしょう。

浮気で離婚する前に知っておくべきこと⑤相談できるところをピックアップする

浮気発覚や離婚問題に発展した場合、自分ひとりだけで対処しようとせず、周りの人を上手く頼るようにしましょう。まずは法律に明るい事務所を見つけておきます。市や町の無料相談所、離婚問題に強い弁護士事務所などです。無料で相談を受け付けてくれるところが多いので、まずはそういった事務所を手配します。次に信頼できる友人や、離婚したことがある知人など、自分の力になってくれそうな人を探します。最終的には双方の家族にも話さないといけないことになる場合がほとんどですが、自分の親や義両親などにはタイミングを見計らって相談するようにしましょう。

浮気で離婚する前に知っておくべきこと⑥夫婦のお金を確認する

自分が家計を管理している場合は問題ありませんが、相手に任せている場合は浮気にお金を使われている可能性もあります。夫婦の共有財産や家の通帳などを確認しておきましょう。さらに、離婚になる可能性が高い場合は、それらのことも念頭にいくら財産分与ができるのか、慰謝料の金額なども計算しておく方がベターです。相場や対処に不安がある人は、弁護士事務所などの無料相談を利用するとよいでしょう。メールや電話でも無料相談を受け付けてくれたり、市区町村のイベントや新聞にも無料相談の情報はたくさん掲載されています。

浮気で離婚する前に知っておくべきこと⑦役所関係の手続きを調べておく

無料相談などに行った場合、次にどのような行動を起こせばいいのかアドバイスしてもらえますが、役所に行って今後どのような手続きが必要なのかを確認しておくのもおススメです。離婚する場合は様々な事務手続きが発生することが多いので、今後どんな手続きが必要なのかを調べておいて、あとで慌てなくて済むようにリスト化しておくとスムーズです。シングルマザーになる場合は母子手当なども受給が可能になり、就職支援してくれるような支援課もありますので確認しておきましょう。

再構築や夫婦関係の修復が望ましいですが、どうしても難しい場合は離婚もやむを得ません。"円満離婚"となれば問題ありませんが、調停や裁判にもつれ込む"泥沼離婚"になることだってあり得ます。浮気が発覚した段階で、どんな結果になっても慌てないで済むために、しっかりと準備をしておくことが大切です。