結局、我慢汁で妊娠するのか?本当のところを調べてみた

結局、我慢汁で妊娠するのか?本当のところを調べてみた

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愛のあるヤリチン
時雨
小中高時代は義理チョコしかもらったことない非モテ男でしたが、大学デビューして遊び人の友達とストナンしまくるように。19歳で童貞卒業と遅咲きながら、28歳の今では遂に3桁突破!非モテだったからこそ女性に尽くしたいと努力した結果、女性を喜ばせるセックステクニックやデート交渉術には自信があります。皆さんに勇気を与えられるようなノウハウ伝授を心がけます。
「我慢汁では妊娠しないから、射精前にコンドームを付ければ大丈夫!」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。妊娠を希望していない方にとって、カウパー(ガマン汁)で妊娠するのかというのはかなり気になる話題ですよね。楽しく安心してセックスをするためにも、我慢汁での妊娠の有無について正しい知識を身につけておきましょう。


そもそも我慢汁(正式名称:カウパー液)の正体とは?

我慢汁の正体を知らない方も多いのではないでしょうか。中には、精液が先走って出てしまった「先走り汁」では?と思っている人もいるようです。しかし、我慢汁と精液は全くの別物!まずは、我慢汁とはそもそも何なのかということを説明していきます。

我慢汁は、正式には「尿道球線液」や「カウパー液」と呼ばれます。男性の尿道にある尿道球線から分泌される液で、色は無色透明でヌルヌルとした粘液です。性的興奮を感じたときに分泌される粘液で、オナニーやセックス中には必ず出ているといえるでしょう。手で触ってみると数十センチ程度伸びることがわかります。


カウパー液=尿道球腺液。大きく分けて2つの役割がある

我慢汁(カウパー液・尿道球線)は、性行為をするときの重要な役割が2つあります。ここでは、我慢汁の役割を詳しく説明していきます。

1つ目の役割は尿道をアルカリ性にして精子を守る・膣内を中和して精子が死んでしまわないようにするというものです。我慢汁は弱アルカリ性なので、我慢汁を分泌することで精子が通る尿道をアルカリ性にすることができます。精子は酸に弱いので、あらかじめ通り道をアルカリ性にしておくことで、より多くの精子が卵子の元へたどり着けるというわけです。

また、女性の膣内は酸性なので、精子は死にやすい環境にあります。精子に我慢汁が付くことでスムーズに卵子へ向かうことができるだけでなく、膣内でも長く生きることができ、受精の可能性をあげることもできるのです。

2つ目の役割はセックス時のローション代わりになるというものです。セックスするときに我慢汁が膣周辺(膣内も含む)に付着することでヌルヌルとして摩擦を軽減することができます。


カウパー液自体に精子はないが…射精に備えて微量の精液が紛れてしまうことも

カウパー液に精子は含まれていないので「我慢汁(カウパー液)で妊娠する」ということは100%ありえません。ただし、射精に備えて微量の精液が紛れていることがあるので生セックスをして膣外射精(外だし)をした場合、確率としては低くはありますが妊娠する可能性はあります

我慢汁に精液が紛れているかどうかは男性も自分ではわかりません。中には「射精をしていないから精液は1滴も出ていない。絶対に妊娠しない!」と勘違いしている男性も多くいます。間違った知識で望まない妊娠をしたいためにも、正しい知識を知っておく必要がありますね。


我慢汁で妊娠してしまうことはあるのか?プレイごとに可能性を解説

我慢汁で妊娠してしまうことはあるのか?プレイごとに可能性を解説
「結局、我慢汁で妊娠してしまうことはあるの?」と不安に思う方もいるでしょう。生セックスをしなくても、フェラや素股・マンズリで妊娠してしまったという噂を耳にしたことがある人も多いと思います。

ここでは、プレイごとに我慢汁で妊娠してしまう可能性があるのかということを解説していきます。確率も合わせてお伝えしていくのでぜひご覧ください。


当然だがフェラで妊娠することはまずない。手についても大丈夫

フェラチオで妊娠してしまうのでは?と心配をしている方も数少ないながらいるようです。特に、性知識をしっかりと学んでいない中学生や高校生は「フェラでも妊娠すると聞いた!やばい!」と焦ってしまうようですね。

まず、フェラで妊娠することは100%ありません。妊娠は女性の膣内に精液が入り、卵子に精子が到達して受精することで成立します。口から入った精液は、そのまま胃の中に流れて排泄物となって身体から出ていくので心配はありません。フェラチオで心配なことは性感染症です。喉に痛みがでたり、口の中に湿疹ができた場合は性感染症(性病)を疑ってみてくださいね。

また、精子が手についている状態で手マンされたら妊娠するのでは?と心配をしている方もいます。精子が手についている状態で手マンをされたとしても妊娠する可能性は限りなく0(ゼロ)です。なぜなら、精子は手についた時点で動きが鈍くなり、空気に触れればすぐに死んでしまうためだとえいます。万が一生きている(瀕死)精子が膣内に入ったとしても、卵子にたどり着く前に死んでしまうでしょう。

上記のように、フェラチオや手マンで妊娠することはまずありません。フェラをしたから妊娠した?精子が手についていたのに手マンされた!と不安に思っている方は安心してくださいね。


素股やマンズリ(膣外射精)だと僅かながら妊娠する可能性あり

素股やマンズリ(膣外射精)で妊娠してしまう可能性はあるの?と気になっている方もいるのではないでしょうか。はっきりといってしまえば、素股やマンズリでは妊娠する可能性があります。ここでは、素股とマンズリ(膣外射精)での妊娠の可能性と確率について詳しく説明していきます。

まず、素股での妊娠の可能性は挿入(生セックス)をしていなければ確率としては限りなく0だといえます。しかし、素股や精子を太ももの付け根・膣の外側にかけただけでも妊娠したという例があるので「100%妊娠しない」とはいえません。

マンズリ(膣外射精)での妊娠の可能性は大いにあります。マンズリ(膣外射精)は避妊としてもよく行われている方法ですよね。しかし、さまざまな避妊の中で1番妊娠してしまう可能性が高く、妊娠を望んでいないなら絶対に避けなければいけない方法です。妊娠する確率は6~21%もあり、いつ妊娠してもおかしくないということを肝に銘じておきましょう。男性の中には、生セックスをしたいがために「中には出さないからゴムはなしで!」という人もいます。女性は自分の身を守るためにも、妊娠を望んでいないときにはピルやコンドーム等の避妊方法をしっかりと確認しておきましょう。


コンドームを付けての挿入でも妊娠の可能性はある

避妊の方法で一般的なのはコンドームではないでしょうか。薬局やドラッグストアでも手軽に手に入り、価格の面でも1000円前後からあるなど求めやすくなっていますよね。ここで注意してほしいのが「コンドームで避妊をしているから安心!」と思っている方たちです。

実は、コンドームを付けても妊娠の可能性があるということが分かっています。コンドームは正しく使用すれば避妊率が高いといえるでしょう。しかし、正しく使用できていない方も多く「コンドームで避妊をしていたのに妊娠した」ということが多々おきています。コンドームの避妊失敗率はなんと8~14%にものぼっており、これだけでは安心できる避妊法といえません。

しっかりと避妊をし、安心してセックスを楽しむためには2通り以上の避妊方法を組み合わせることがおすすめです。例えばコンドームとピルを併用したり、コンドームとIUDを併用すると避妊率もぐんとアップします。


我慢汁で妊娠しないために気を付けるべきこと

我慢汁で妊娠しないためにはどのような対策をすればいいのでしょうか。セックスをする以上、妊娠を100%防ぐことはできません。しかし、いくつかの注意点を守ることで我慢汁で妊娠する確率は限りなく0(ゼロ)にすることはできます。

ここでは、我慢汁で妊娠しないために気を付けることを3つ紹介していきます。


続けてセックスする場合はきちんと処理してから行う

我慢汁対策の1つ目は、続けてセックスをするときにはしっかりと処理をしてから行うということです。1回目のセックスが終わったあとは排尿するまでペニスの尿管に精子が残っています。たとえティッシュで拭いても、口で吸いだしたとしても精子がいなくなることはありません。排尿をすれば尿管の中の精子はリセットされるので、2回目のセックスに入る前にトイレへ行っておきましょう。

また、空気に触れると死んでしまう精子ですが、稀に生き残ってしまう生命力の高い精子も存在ます。そのため、万全を期すためにはペニス周辺をしっかりと拭くなどの対策が必要です。


男女ともに避妊することで妊娠の危険性が減る

先程サラッとお話ししましたが、避妊にはいくつかの方法があります。日本で1番普及しているのはコンドームですが、それだけでは避妊に失敗してしまう方も多く安全だとは言い切れません。より安全に楽しくセックスを楽しむためには、男女ともに避妊をすることがおすすめです。

男性側はコンドームで避妊を行い、女性側はピルやIUDで避妊を行いましょう。ピルと聞くと、性行為が大好きな女性というイメージを持つ人もまだまだいます。しかし、海外ではピルの使用は一般的なものとなっていて、恥ずかしいイメージは全くありません。IUDは子宮内に道具を挿入するため抵抗がある人も多いでしょう。ですので、女性側の避妊は避妊効果も高いピルがおすすめです。


排卵日と生理前の周期について理解しておく

我慢汁で妊娠しないためには、排卵日など生理周期を理解しておかなければいけません。生理周期が整っている方であれば排卵日や生理の日程が分かりますよね。排卵日5日前からは妊娠しやすい時期に入るので、避妊にも力をいれておくと安心ですね。

生理周期が整っていなく、排卵日などが分からない人はいつでも避妊に気を配らなければいけません。生セックスをしてしまうと中だししなくても妊娠の確立が上がってしまうので、しっかりと避妊をして望まない妊娠は防ぎましょう。


もし妊娠してしまったら…妊娠後のケアや対処法を知っておこう

どんなにしっかりと避妊していても、妊娠するときはしてしまいます。100%妊娠しないということはないので、誰もが気にしなければいけない問題ですね。

避妊に失敗してすぐであれば、妊娠しずらくなるように対処することも可能です。もし避妊に失敗してしまったらどのように対処すればいいのかをここで紹介していきます。


あまりに不安ならアフターピルを服用するのもあり

我慢汁で妊娠してしまうのでは?避妊に失敗してしまった!など、あまりに不安なときにはアフターピルを服用すると安心です。アフターピルは産婦人科で処方してくれます。ただし、アフターピルの効果が期待できるのは疑わしい行為から72時間以内です。できるだけ早く服用した方が効果があり、服用が遅れれば遅れるほど効果は低下していきます。

「しまった!」と思ったらすぐにでも産婦人科へ行き、アフターピルを処方してもらいましょう。料金は病院によって変わりますが、プラノバールなら5000~8000円、ノルレボ(避妊効果が高い)なら10000~15000円程が一般的です。


可能性が低そうであれば月経予定日まで待つのもあり

排卵日から大きく外れていたり生理直前だったりする場合、妊娠している可能性は低いといえます。そのため、可能性が低そうなら次の生理が来るのを待つというのも1つの方法です。

ただし、その場合は次の生理が来るまでドキドキしながら待つことになり精神的な不安から、予定日に生理がこないということも多いでしょう。もしも予定日に生理がこない場合は妊娠検査薬を使用して確かめてみてくださいね。


我慢汁での妊娠は女の子が生まれやすい

我慢汁で妊娠してしまった場合、生まれやすいのは女の子だといえます。

まず、精子にはX精子(女の子が生まれやすい)とY精子(男の子が生まれやすい)があります。X精子は酸性に強くアルカリ性に弱い、Y精子はアルカリ性に強く酸性に弱いということを知っておいてください。

我慢汁で妊娠するのは膣内で射精をせずに抜いた(膣外射精)場合が多いですよね。そのため、膣内は酸性でアルカリ性に変わる前になっています。酸性に強いのはX精子で、万が一我慢汁で妊娠したとしたら酸性に強いX精子(女の子が生まれやすい)が元となった可能性が高いでしょう。そのため、我慢汁での妊娠は女の子が生まれやすいといえるのです。

ただし、男の子が生まれるか女の子が生まれるかははっきりわかりません。我慢汁で女の子が生まれやすいというのは、参考程度の話として聞いておいた方がいいかもしれませんね。


まとめ:我慢汁で妊娠する可能性は低いが0(ゼロ)ではない

当記事では、我慢汁で妊娠するのかどうかということを詳しく解説していきました。結論は、「我慢汁で妊娠する可能性は低いが0(ゼロ)ではない」です。とはいえ、素股(挿入はなし)の場合妊娠する可能性は限りなく0に近いといえます。

ただし、マンズリ(膣外射精)の場合は生で挿入して射精のときだけ抜いているので妊娠する可能性が素股などに比べればかなり高くなります。妊娠を望んでいないのであれば、マンズリ(膣外射精)はしないようにしましょう。

妊娠を望んでいないなら避妊をしてセックスをしてください。手軽なのはコンドームですが、コンドームのみの避妊では安全だとはいえません。男性側と女性側でそれぞれ避妊をすれば妊娠する確率も下がり、安心して楽しくセックスできますよ。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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