韓国では禁止に！？聴く麻薬「電子ドラッグ」とは

韓国で取り締まり対象となり、ファイルの削除や関連キーワードの検索禁止など社会現象になった「電子ドラッグ」をご存知ですか？今回は、「電子ドラッグ」の定義や効果についてご紹介させていただきます。

聴くドラッグって何？どんな音楽？

電子ドラッグというのは、とある音楽作品群のことです。「聴くドラッグ」とも言われています。昔からテクノ音楽やトランス音楽を長時間聴き続けていると、麻薬の中毒症状に似た「トランス状態」に陥ることは知られていました。

韓国で最も問題になっていたのは「i-doser」と呼ばれる「脳波を調整する周波数の音を繰り返し聴くとドラッグのような効果が得られる」というもの。部屋を暗くしてリラックスした状態になりヘッドホンを装着することが推奨されています。

韓国で社会問題になったにも関わらず日本ではMP音源が150円くらいで簡単に手に入っちゃうんです。気分が悪くなってしまう人もいるので注意が必要ですよ。

電子ドラッグの効果は？

ドラッグと言う響きから、薬物中毒の症状を思い出して怖くなりますよね。注射したり、嗅いだりするわけではないし…。実は、「電子ドラッグ」と認められるためには一定の条件がありますのでチェックしてみましょう。

ドラッグと認められるために一番重要な効果は「習慣性」です。定期的に聴きたくなる、見たくなる！依存状態を指します。次に「多幸感」、「幻聴」、「異常興奮」と言った麻薬中毒の症状に似た感覚や精神的不安を引き起こすもの、洗脳効果（信者）を発揮してしまうもの、作者の危ない精神状態を強烈に訴えかけてくるような作品。そういった条件を満たすものが「電子ドラック」です。

麻薬中毒の症状に匹敵する効果が出てしまうからこそ、取り締まり対象になったと言えます。

聴くドラッグより凄い！？ゲームの電子ドラッグ

韓国では「聴くドラッグ」として音楽が問題になっていましたが、電子ドラッグは音楽だけではなくゲームにも存在するんです。特にCivilization(シヴィライゼーション）と呼ばれるゲームは全世界で少なくとも８００万人を中毒にした驚異の電子ドラッグなのです！

このゲームは、文明の発展をテーマにしたターン制の戦略シミュレーションなのですが、あまりの面白さに「もう１ターンだけ、もう１ターンだけ」という中毒性の強さが知られ、電子ドラッグ認定を受けているのです。

昼夜を問わずプレイを続け、健全な生活が送れなくなる人が続出。ゲームは気軽に手が出せるゆえに危険度も高く影響力が強いので、軽い気持ちで手を出せば痛い目を見るかも…。

youtubeで電子ドラッグが体験できる！？

世界的に問題になってるのにyoutubeで聴けて大丈夫なの！？とびっくりしてしまいますが、日本ではまだまだ一般認知度が低く規制の対象にはなっていません。そこで、電子ドラッグ入門編としておすすめされているものでyoutubeにあるものをご紹介させていただきます。

まずは「Gate of Hades」。前半のノイズ交じりの音が後半に行くにつれて一気に高音に。その瞬間に一気に興奮状態になり鳥肌が立つそう。電子ドラッグ初心者の方も変化が分かりやすいです。



次に「Ondas alfa」。こちらは電話の呼び出し音のような「トゥルルル」という音が繰り返され一定時間が経つと徐々に距離が遠くなったような感覚になります。後半になると頭がぼーっとするような感覚になります。頭痛などの激しい効果がでるのが怖い…という方はこちらを聞いてみてください。



いかがでしたか？日本ではまだ馴染みの薄い「電子ドラッグ」の世界をご紹介しました。世界で数多の中毒者を出し、症状は人それぞれなので利用される際は十分注意の上自己責任でお願いします。　以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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