低用量経口避妊薬ピルを飲むメリットとデメリット

低用量経口避妊薬ピルを飲むメリットとデメリット

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MIYABI 編集チーム
陰キャだった学生時代を経て、新卒でなぜか証券会社に就職。営業ノルマが厳しい中で、少しでもコミュ力を鍛えなきゃと思って始めたのがナンパ。それがドハマリして以来、出会いやセックスを追求するようになりました。国内の主要なナンパスポットや、アプリ、オンゲでの出会いを網羅。今は本職のディレクターとして、みなさんにガチで使える情報を提供をしていきます。
ピルは避妊薬としてよく知られていますね?確実に避妊できるうえに生での挿入ができるので、男性にとっては嬉しい限りです。ですが女性にとっては負担がある可能性もあるので、彼女に勧める前に「経口避妊薬ピル」について知ってください


ピルはどんなもの?


ピルはどんなもの?

経口避妊薬のことを「ピル」と呼びます。皆さんもよく知っている通り、ピルはほぼ確実な避妊ができるので、望まない妊娠を避けることができるのです。それ以外にも女性の月経周期が安定したり、月経痛が和らいだりします。

また、旅行などの特別な日に生理となると気分が下がってしまいますよね。そんな時にピルを使用し、生理を早めたり遅らせたりすることが出来るのです。ピルは、女性の生活をより快適にする1つの選択肢なのです。


なぜピルで避妊できるのか


なぜピルで避妊できるのか

ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンが含まれている女性ホルモン剤です。これが下垂体に作用してFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)の分泌を抑制します。これにより卵胞の働きが抑えられ、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌も抑えられるので排卵が起こらなくなるのです。

またピルには子宮内膜を厚くしない働きもあり、受精卵が着床しにくい状態にしたり、子宮頚管粘液に変化を与え、精子が子宮に進入するのを妨げることによって避妊効果を高めるのです。

どちかの作用1つだけでは確実に避妊することは難しいですが、この2つの作用によってほぼ確実に避妊することができます。


ピルの種類と飲み方


ピルは月経周期に合わせて21日間服用し、7日間休むという28日周期が基本となっています。21日間服用中に、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの配合が一定で変わらない「一相性ピル」と、途中何段階かに配合が変わる「段階型ピル」があります。

「一相性ピル」は飲み間違いが少なくて済むという特徴で「段階型ピル」は総ホルモン量が少なくて済むので、不正出血の率が少ないという特徴があります。「一相性ピル」は基本毎日1粒ずつ飲む形ですが、「段階型ピル」は配合量が1粒ずつ違うので決められた順番通りに飲まなければ意味がなくなります。飲み忘れや順番を把握できない人には不向きです。


ピルのメリット


避妊薬として知名度の高いピルですが、効果はそれだけではないのです。

・不定期だった月経周期が規則正しくなる

・月経時の出血量が減少する

・月経痛や月経前症候群が抑えられる

・ニキビや多毛症が改善される

・長期間の服用で子宮内膜症・子宮体ガン・卵巣ガンの発症を低下させる

など避妊効果以外にも女性の体に優しい効果があります。


ピルのデメリット(副作用)


ピルも薬の1つですから副作用が気になりますよね。ピルを服用するのが初めてという人はしばらくの間、悪心や不正性器出血などが起きる可能性があります。これは2、3周期ほど経つと安定してくるのでさほど気にすることはありません。

よくピルを飲むと「太る」と言われていますが、以前のホルモン量の多いピルでは体重が増えるという副作用がありましたが、今の低用量ピルではそういった報告がないようなので安心してください。

一番の心配は「血栓」「心筋梗塞」に繋がる可能性があるということです。現在のピルは研究を重ね、そのリスクは以前より大幅に減少しました。ですが、可能性が0というわけではないので頭に入れておいてください。


避妊以外での服用


2009年に実施した意識調査によると、ピルを服用しようと思ったきっかけは「確実な避妊をしたかったから」「月経周期を安定させたかったから」「月経痛を軽減したかったから」が上位にあがりました。その他にも「ニキビや肌荒れを治したかった」というのもありました。

あなたの彼女さんもこういった悩みを持っていませんか?月経痛や月経の不定期というのは、女性ならではの悩みなので抱え込んでしまいがちです。もし悩んでいるようでしたらピルをオススメしてあげてもいいかもしれません。


喫煙者のピル服用は避けましょう


上記で伝えた「血栓症」「心筋梗塞」のリスクについて。喫煙者がピルの服用を長期間続ける場合「血栓症」や「心筋梗塞」に繋がる可能性が非喫煙者よりも10倍高いです。

元々、喫煙することで血管が細くなっているので、考えてみればわかることですよね。これは、喫煙量や年齢によっても変わってきますが、煙草を吸う習慣がある彼女にピルを進めるのはやめてください。また、既に服用されている方はそのことを伝えてあげましょう。


ピルを服用できない場合があります


以下に当てはまる人は服用できない可能性があるので、医師と必ず相談して下さい。

・ピルの成分に過敏性素因がある

・乳ガン・子宮内膜ガン・子宮頚ガンの疑いがある

・異常性器出血がある

・血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患にかかっている又は過去に患っていた

・35歳以上で1日15本以上煙草を吸う

・血栓症素因のがある

・重度な肝障害がある

・妊娠又は妊娠している可能性がある

・高血圧の可能性がある


コンドームとピルどっちがいいの?


避妊方法としてよく使われているのがコンドームだと思います。性行開始1年間使用した場合の失敗率でみてみるとコンドームが2%~15%ですが、ピルは0.3%~8パーセントとコンドームよりかなり低いことがわかっています。確実性でいえばピルが優秀です

ですが、ピルでは性病予防効果がないのでその面ではコンドームの使用も必要になります。


服用を中止すれば妊娠できます


ピルが避妊法として支持を集めている理由の1つに「可逆性」があります。ピルの服用を中止すると妊娠することができるのです。服用を中止した女性で、3周期以内に性行為をすると3分の2の妊娠が確認されていて、1年後の妊娠率は94%でした。

ですので、ピルを服用したからといってその後妊娠しにくくなるといったことはないので安心できます。これを考えると、彼女と今後結婚を考えているが今はまだ子供を授かる状態ではないという場合ピルを使用し、タイミングを見て服用を中止すれば「望まない妊娠」を避けることができます。

いかがでしたでしょうか?ピルは避妊薬としてとても優秀なことは既に知っている人が多いですが、その他のメリットを知らない人もまた多いのです。また、避妊法として彼女に勧めるのも大事ですが、その場合はデメリットをしっかり理解したうえで考えてください。直接影響するのは彼女なのです。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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