生理中のセックスは絶対ダメ？リスクと注意点を完全解説

女性の皆さん、生理中にセックスはしたことがありますか？自分はしたくないと思っていても彼氏に求められて断り切れずしてしまったという人も多いと思います。でも、生理中にセックスするのはリスクがあるということを知っておいてください。生理中のセックスのリスクと、リスクを回避する方法をご紹介します。

子宮内膜炎などの危険がある

生理は妊娠の為に準備された子宮内膜が、妊娠しなければ不要になり剥がれ落ち、出血と共に体外に排出されるという仕組みです。生理の血液の中には細菌や病原菌も含まれているので、必要ないものはできるだけ早く出してしまった方が良いのですが、それをセックスの間だけでも塞がれたり、押し戻されたりすると、子宮の中に血液が逆流することもあります。

それによって子宮内膜炎や腹膜炎、卵管炎などを起こす危険性があるのです。これらの炎症は後に子宮外妊娠や不妊症に繋がる場合もあります。

生理中は女性の免疫力が下がっている

生理中は身体全体の免疫力も下がっているため、雑菌にも弱くなっています。こういう時にセックスをすると、ほんの少しの大腸菌でも膀胱炎を起こしたりする可能性もあります。普段は女性の潤滑油が雑菌の侵入を防いでくれますが、生理の血液と混ざっているのでその役割を果たしにくい状態になっています。

また激しい動きのセックスをしてしまうと、膣が傷つきそこから感染症になる場合もあるので生理中のセックスはできるだけ避けた方がいいですね。

大量出血の可能性もある

子宮筋腫が子宮内膜近くにある女性の場合は、生理中にセックスをすると大量の出血をする場合があります。放置すると貧血になったり筋腫が進行することもあるので注意が必要です。

子宮筋腫は成人女性の4～5人に1人はあるそうですが、ほとんどの人が自覚的な症状がなく、子宮筋腫ができていても本人は気づかないことが多いのです。セックスで大量の出血がある場合はすぐに婦人科へ行くことをお勧めします。

生理痛があるときのセックスは『女性性機能障害』になる恐れもある

生理痛があるにもかかわらず、無理をしてセックスをすると、痛みをこらえてセックスをしているので、性的意欲障害になり、生理でない普通のセックスのときでも痛みを感じてしまう性交疼痛症になることもあります。これは『女性性機能障害』という病気です。

こんなことになっては大変ですね。彼氏の為に無理して付き合きあっっても性機能障害になってしまったら、そちらの方がお互いに不幸ですよね。痛みをこらえてのセックスは絶対にダメですよ！

セックスする場合は必ずコンドームを装着する

生理中でも性欲が湧く女性もいます。生理痛もなければコンドームを装着してのセックスなら感染症の心配がなくなるので、問題はないそうです。でもその場合でも彼氏には生理中であることはちゃんと伝えて、あまり激しいセックスは控えた方がいいとでしょう。

特に生理の1日目～3日目は子宮内膜が剥がれ落ちている時期なので、セックスすることは生傷のすぐ近くでピストン運動をしているということです。人によっては痛みを伴うこともあります。

生理中のセックスでも妊娠の可能性はある

生理中は妊娠しないからと思って安心していてはいけません。生理中のセックスでも妊娠する可能性はあります。例えば頻繁月経と言って、24日以内に生理が来る人でたまたま生理が9日とか10日とか長く続いた場合、生理が始まって9日～11日頃に排卵が始まったとしたら、精子は3日～4日生きているのですから、生理中のセックスで妊娠する可能性は計算上あるということです。

生理中にセックスがしたくなる女性は意外と多い

生理中にセックスがしたくなる女性の方が、したくならない女性より多いという驚きの調査結果が出ています。中には凄くしたくなると答えた女性もかなりいるようです。こういう女性も生理が始まってからの3日くらいはセックスを控えることをお勧めします。

でもどうしてもしたくなるという人はクリトリスを刺激するオナニーをしましょう。オナニーなら激しくピストン運動はしないので、手をよく洗ってのオナニーなら安心です。

生理中でも彼氏を満足させたいなら

生理中でも彼氏がおかまいなく求めてくる場合もありますよね。そんなときに「生理だからダメ！」と断るのも可哀想だと思ってしまう優しい女性もいると思います。そういうときはいつもとは違ったセックスをしてあげましょう。挿入するだけがセックスではありません。挿入以上に彼氏を満足させてあげることもできますよ。

いつもは受身の女性がそのときは積極的に彼氏を攻めて情熱的な手コキ、フェラをする女性になってみましょう。きっと彼もいつもと違ったあなたを見て、いつも以上に興奮すること間違いなしですよ。

生理中のセックスは数日をかけたスローセックスを

数日後かけるつもりのスローセックスは如何でしょうか？生理の多い日はその後のセックスの前戯のつもりで、ゆっくりと時間をかけたスローセックスをお勧めします。生理中はホルモンの影響で不安定になる女性も多いと思いますが、長時間彼氏とキスをしったり抱きしめてもらうだけでも気持が落ち着きます。数日後のセックスを楽しみに待てるようになると思いますよ。

数日かけて行うスローセックスを「ポリネシアンセックス」と呼びますが、最近有名になってきていますね。実践してみたい人は下記リンクの記事をご覧ください。

「究極のスローセックス」ポリネシアンセックスをやってみた

生理中には一緒にシャワーを浴びながら

生理が始まってから4日目くらいからは比較的セックスしても大丈夫なようです。でもまだ出血もあるし…と汚れや匂いが気になってあまり楽しめないと思います。そんなときはふたりでシャワーを浴びながらのセックスは如何でしょうか？これなら汚れや匂いも気になりませんね。また違った雰囲気でセックスを楽しむことができますよ。衛生面でもバッチリですね。


女性の身体は本来デリケートなものですが、生理中は特に注意する必要があるということを忘れないようにしてください。女性である限り、生理とは上手く付き合っていかなければなりませんね。彼氏にも理解してもらって、身体に無理のないセックスを楽しんでくださいね。以上PanPan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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