ピルの分類・種類別の効果(作用)一覧

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題目を見て、「え?ピルってひとつだけじゃないの!?」と思われた方も居るのではないでしょうか?実はピルには様々な分類や種類があり、たったひとつのピルに固執する必要はないのです。今回は、ピルの分類や種類についてをお伝えしますので、ピル選びの参考としてください。


ピルの種類①:低容量ピル


ピルの種類①:低容量ピル

世の中で最も普及しているピルとなります。卵胞ホルモン量30μg~50μgで構成されており、卵胞ホルモンによる最低限の避妊効果を持ったピルとなります。もともとは中・高容量ピルからの派生なのですが、中・高容量ピルの副作用が強すぎるのと、「避妊だけ」を目的とした服用が多かったため、新たに低容量として開発されたという背景があるのです。

低容量であるため、副作用も強くなく且つ避妊効果は得られるという、避妊を目的とした服用としては最適の種類のピルとなります。なお、30μg~50μgで構成と記述していますが、日本での認可は40μg以下にとどまっているようです。余談ですが、卵胞ホルモンが30μg以下の場合は「超」低容量ピルとカテゴライズされます。


ピルの種類②:中・高容量ピル


ピルの種類②:中・高容量ピル

低容量ピルが世に普及する以前にあった、従来のピルとなります。とは言っても現在もなお使用されており、卵胞ホルモンが50μg丁度のものを中容量、50μg以上を高容量と区別しています。中容量の用途は「緊急避妊用」、高容量は婦人病の治療に使われ、容量でそれぞれ用途が違います。

低容量との違いは一概には言えませんが、基本的に効果も副作用も強いと解釈しても良いでしょう。しかし、従来から存在しているものの、その副作用の強さは決して無視できるレベルではなく、特に血栓症のリスクの高さが問題視されていました。しかし時を経て、卵胞ホルモンの含有量が50μg以下の低容量ピルが開発され、ピルの区別はさらに細分化されたのです。


ピルの種類③:混合ホルモン剤


卵胞ホルモンと黄体ホルモンが混合されたホルモン剤です。これだけの説明ですと、ピルと何も変わらないのでは?と思われるでしょう。ですがこの混合ホルモン剤はピルとはまた違い、卵胞ホルモンをピルの1/5程度に抑えてあるホルモン剤なのです。

ピルと同じような効果もあるにはあるのですが、主に婦人病や自律神経失調症の治療の目的で使用されます。

これをピルの成分で行ってしまうと、卵胞ホルモンがあまりに多いために子宮がんを誘発してしまいます。卵胞ホルモンを抑えて、リスクをできるだけ低くして治療をするための薬剤と解釈してください。主に、閉経を迎えた更年期障害の年輩の女性に積極的に使用されています。


ピルの種類④:ミニピル


聞きなれない種類のピルになりますが、これは排卵後に黄体ホルモンしか分泌せず、その間は排卵を促す黄体化ホルモンを分泌しないことから、「黄体ホルモンだけを摂取すれば妊娠しないのでは?」という観点から生まれた黄体ホルモンのみのピルとなります。なお、通常のピルには黄体ホルモンに加え、卵胞ホルモンも配合されています。

もっとも、女性ホルモンを一種のみ摂取し続けると、卵巣がんのリスクが上がる等、疾病へのリスクが高まり現在ではさほど一般化していません。妊娠中でも使用できるというメリットがありますが、日本においては「治療用」でしか使用できず使う場面が限られており、それがいまいち知名度が高くない理由となります。


ピルの世代について


現在、世の中には多くメーカーがピルを販売しており、今もなお新たなピルが製造され続けています。「でもピルなんて全部同じじゃ・・・?」と思われている方へ、実はピルには様々な種類があることをご存じですか?ピルいうのは世代別に第1世代~第4世代と成分量や種類でカテゴライズされており、一種単体と思われがちなピルもこのように様々な種類が存在しているのです。

なお、数字の低いものから開発されていますが、決して数字の低いものが時代遅れという扱いではなく、それぞれに特徴がありどの世代も現在進行形で使用されています。

まずは第1世代ピルですが、これはピルの初期型であり1960年代に開発されたものです。とは言え、やはり初期型と言われるもののよくある特徴として、黄体ホルモンの含有量がかなり多めとなっています。ですが、男性化作用が少なく飲みやすいとして、日本ではそれほど知名度は高くありませんが、アメリカでは今でも一般的に使用されています。

次に第2世代ピルですが、これは「二番目」ならではの初期型を改良したもので、第1世代ピルよりも黄体ホルモンの含有量が控えめになっています。低容量ピルの先駆け的な存在であり、「避妊が行える最低限のホルモン量」を実現しています。

次に第3世代ピルです。第1世代第2世代の欠点を克服したもので、現在日本国内で一般的に流通しているピルとなります。男性化作用を抑え、最低限のホルモン量で避妊を実現しています。

最後に第4世代ピルになりますが、第3世代ピルに比べさらに体重の増減がない、吹出物を抑えるといった効果も見られます。主に、第1~第3世代ピルが合わない方に使用されています。


相性ピルについて


ピルは一種単体だけでなく、様々な種類があることがお分かりいただけたと思います。ですが、ピルはあなたが思う以上に複雑であり、その複雑さは種類だけではないのです。ピルには「相性」という成分が段階的に変化していく機能を持つタイプもあり、一相性~三相性まで存在しています。

まず一相性ピルですが、これは梱包されている21錠が全て同じ成分となっています。21日分の成分を全て同じにすることで、効果に変動がなく生理を調整しやすいのです。

次に二相性ピルですが、梱包されているピルが二種類あり、後半分のピルの黄体ホルモン含有量が前半で飲むピルの二倍となっており、さらなる避妊効果を得られます。

最後は三相性ピルですが、今度は梱包されているピルが三種類あり、黄体ホルモンの摂取を「少しずつ」多くしていきます。中には後半に飲むピルの黄体ホルモン含有量をあえて少なくし、休薬期間初期で生理を来させるようにしてあるものもあります。


思う以上にピルの種類があり、驚かれたと思います。これを期にひとつのピルに固執せず、自分に合ったピルを探すのも良いのではないでしょうか?以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

関連記事:避妊薬ピルについて正しく知ろう(種類、服用方法、飲み忘れなど)

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