男性も知っておくべき!避妊手術の基礎知識6選

男性も知っておくべき!避妊手術の基礎知識6選

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愛のあるヤリチン
時雨
小中高時代は義理チョコしかもらったことない非モテ男でしたが、大学デビューして遊び人の友達とストナンしまくるように。19歳で童貞卒業と遅咲きながら、28歳の今では遂に3桁突破!非モテだったからこそ女性に尽くしたいと努力した結果、女性を喜ばせるセックステクニックやデート交渉術には自信があります。皆さんに勇気を与えられるようなノウハウ伝授を心がけます。
避妊というのは、女性だけが知っていればいいというものでもありません。セックスは2人で行うものであり、2人ともに責任が伴うものです。避妊法の中には手術もあり、メリットやリスクなどがあるもの。そこで今回は避妊の手術の基礎知識と題してご紹介していきます。


避妊手術の基礎知識①男性も知るべき妊娠を避けるための仕組み


避妊手術の基礎知識①男性も知るべき妊娠を避けるための仕組み

まず、女性の場合の手術による避妊方法は「卵管結紮術(らんかんけっさつじゅつ)」というものです。お腹を開いて卵管を縛る手術のことで、これによって卵子が子宮内に侵入するのを防ぎ妊娠をさせない――というわけです。これを行うことにより、ほぼ永久的に避妊ができます。生涯的な避妊となりますので、妊娠の心配をせずにいられるというメリットがあります。

次に、男性の場合の手術による避妊方法は「精管結紮術(せいかんけっさつじゅつ)」、いわゆるパイプカットというものです。ただし、糸で縛るのではなく精管自体を切除する場合もあるので「精管切除術」と呼ばれたりもします。精子の通り道を塞ぐことによって、精液の中に含まれる精子をなくすわけです。

但し、男性の場合に精管結紮術をしたとしても、新しい精子が作られなくなるというだけで、すでに精嚢に蓄えられている精子は残存している状態にあります。ですから、しばらくの間は別の方法で避妊をする必要があることを覚えておきましょう。


避妊手術の基礎知識②避妊手術をした場合の効果


避妊手術の基礎知識②避妊手術をした場合の効果

卵管結紮術にしても、精管結紮(切除)術にしても、効果が生涯に渡って持続するのが最大のメリットだと言えます。子供を作らないと決めている人や、既に生み終えている人、あるいは帝王切開続きでその後の妊娠自体に危険が伴うと判断される人など、どうしても妊娠を避けたい人にはこの手術は適していると言えるでしょう。

その後のセックスを安心して楽しめるため、毎回「妊娠するかもしれない……」や「避妊できなかったら……」などと怯えずにいられるのも大きな利点ですよね。しかも、女性の場合は産後すぐに行えば負担も軽く済むのも特筆すべき点です。あまりにも複雑すぎる手術――というわけでもありませんし、行うことによって性欲が低下してしまうというようなこともありません。

ちなみに、男性の避妊手術では精液自体が出なくなってしまうわけではありませんし、射精も可能です。但し、長期になればなるほど精子の生成機能の低下が著しくなるため、再度機能回復をと考えた時には非常に難しいと言わざるを得ません。


避妊手術の基礎知識③手術のリスクと卵子を子宮へ再び運べるようになるかの有無


避妊手術という言葉から分かるようにれっきとした「手術」ですから、もちろん費用や失敗などのリスク・対価などはどうしてもつきまといます。特に女性の場合には、切開をした部分の感染症や、出血、腸の損傷、便秘などの合併症を引き起こしたりといったこともあると言われています。外科手術なのですから、体への負担も軽視できませんよね。

手術失敗や合併症の確率はとても低いですが、ゼロではないのです。何より、先述の通り一度避妊手術を行ってしまうと「やっぱり妊娠したい!」とあらためて思った時に生殖機能を元に戻すことが困難になるという事実を忘れてはいけません。軽い気持ちで「妊娠を気にしなくていいなら」と選択できない事柄ですから、しっかりリスクと向き合って考えるようにしましょう。


避妊手術の基礎知識④性の病気に関しての効果


男性にしろ女性にしろ、避妊手術をして妊娠自体は避けられるようになりますが、性感染症に対しての効果はありません。あくまでも妊娠しないようにするための手術であり、例えば「クラミジア」や「淋病」や「HIV」などの、いわゆるSTD(性感染症)が防げるわけではないので、それらを予防したい場合にはやはり何かしらの対策が必要になってきます。「手術したからもう何もしなくていいだろう」という甘い考えでセックスをしてしまうのは危険だと認識しましょう。

セックスの前に体を清潔にしておく、セックスの前にトイレに行っておく、疲れている時にセックスをしない、生理中は避ける、性器をお互いに事前に確認する、性器を傷つけてしまわない、コンドームを正しく着用するなど、避妊手術を受けたとしても必ず行うように心がけましょう。決して「避妊手術を受ける=楽になる」ではないのです。


避妊手術の基礎知識⑤病院で受ける時の手術費用は?


妊娠を避けるための避妊手術ですが、費用がいくらかかるか知っていますか?だいたい、精管結紮術をする男性の場合は約10万円前後、卵管結紮術をする女性の場合は約30万円前後だと言われています。

手術自体はあまり長くかかるものではありませんが、それでもこれだけの金額が必要になってくるのです。男性のほうはやや安めですが、保険がきかずに適用外の外科手術となりますので、全てが自己負担になります。体の負担もさることながら、こういった費用の負担に関してもバカになりませんよね。病院によっても値段が変わってきますから、もしも受ける判断をした場合にはあらかじめ病院に確認しておくとよいでしょう。

避妊にはメリットばかりではありません。二度と妊娠できなくなるかもしれないというリスク、失敗するかもしれないというリスク、合併症が出るかもしれないというリスク、そして、費用がかかってしまうというリスクなど、考えるべき点が多いものなのです。


避妊手術の基礎知識⑥手術を受けるための条件


そもそも、避妊手術は誰でも受けることができるのでしょうか?実は、これには「母体保護法」というものが関わっていて、基本的には「誰でも」とはいかないのです。女性の場合、子供がすでに何人かいて、配偶者の同意を得た既婚女性、あるいは妊娠が命に関わる持病がある女性というのが手術を受けられる条件になっています。そして男性の場合も同様に母体保護法に基づいており、子供が何人かいて子育てもある程度終わり、配偶者の同意を得た既婚男性である必要があります。このように、妊娠したくないからといって誰もが受けられるものではないことは念頭に置いておくべき事柄だと言えます。

男性の避妊手術、女性の避妊手術、どちらにしてもそう簡単に行えるものではありませんので、条件やメリット・デメリットを加味して真面目に考え判断を下す必要があるでしょう。

いかがでしたでしょうか?男女ともに「避妊手術をする」というのは、人生においてとても大きな決断なので、もたらす効果や条件を男性側もしっかり知っておくことが肝要です。パートナーと相談しながら、後悔しない決断ができればいいですね。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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