生SEXが当たり前に？全く新しい避妊方法、ベイサルジェルとは

コンドームを着けながらのセックスは避妊のためとはいえ生と比べると気持ちよさは半減してしまうもの…。そのようなジレンマを抱える男性諸君に朗報です！なんと生でセックスをしても妊娠しない技術が生まれたのです。ということで、今回は、全く新しい避妊方法、ベイサルジェルについてご紹介したいと思います。

ベイサルジェルとは

このベイサルジェルという薬はインドにて10数年前より治験等も踏まえ研究が行われてきました。簡潔に説明すると、コンドームは精子が子宮へ届かないように覆う、いわば壁ということに対して、このベイサルジェルは根本から精子を殺してしまおうといったものなのです。

パイプカットでは様々なリスクと伴う反面、ベイサルジェルでは投薬をやめさえすれば再び精子が復活するという点も理想ですよね。

この技術は早ければ2018年の実用化もあり得るということです。 現在はアメリカのNGO団体パーセマス財団によってマントヒヒで実験が行われているということです。この結果が確たるものなら、より近い未来に我々の身近に普及されることでしょう。

ベイサルジェルの驚きの取り付け方

ベイサルジェルは精管に直接ゲル状のポリマーを注入し、外へ出す前に精子を殺してしまいます。そうすることで避妊成功となるのですが、医療機関で施術してもらうことは必須となることでしょう。

また、一度注入した場合は2～3ヵ月は効果が持続するということですが、定期的にベイサルジェルを注入してもらう必要があるといえます。

注射で注入するというのはかなり驚くと同時に怖い表現ですが、現代の医療技術を考慮すればそれほど心配ないのかもしれませんね。

ベイサルジェルで性病は防げる？

ただし、残念ながらベイサルジェルでは避妊は出来ても性病を防ぐことはできません。よって、現状ではHIVの感染拡大のリスクであったり性病の蔓延化が問題視されています。

ベイサルジェルが実用化された際に、性病が感染するリスクは大いにあるという警鐘を促していくことも課題といえるでしょう。

ベイサルジェルのリスク

性病を防げないほかに、コスト面においても恐らくは保険適応外となりそうですので高くつくのではといった不安な声も挙がっています。

更に、効果が薄れてしまった際の自覚症状がない点も危険視されています。女性が主に避妊する手段としては低用量ピルを飲んだりペッサリーなどを膣内に予め装着するといったことが挙げられるのですが、それら全ては装着していたリングが外れてしまったり薬を飲み忘れたといった、避妊率を下げる要因を本人で自覚することができます。

しかしながら、このベイサルジェルの場合では効果が薄まったということを自覚することは難しいので、その点も改善の余地があるといえるでしょう。


いかがでしたでしょうか？未だ様々なリスクを抱えてはいるものの、革新的なこのベイサルジェルが実用化されれば人類のセックスライフは大きな変革期を迎えることでしょう。これからはより楽しいセックスライフのために、男性も予め避妊をする時代になるのかもしれませんね。

以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。



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