111,503 views
ごく普通の夫婦の日常として、ふたりの生々しい夫婦の営みも描かれる。そのラブシーンは不可欠だったと語る大森監督。「汚い部屋で、暑くて悶々としているなか、裸でいる、みたいな描写は原作にもあり、そういう匂いや熱みたいなものを感じたんです。どんな言葉を使うよりも、それを描くことで、ふたりの関係性が一番見えると思いました」。
引用:真木よう子&大森立嗣監督「本当に心を動かされないとできない表現」とは?
誰にも祝福されない互いの存在とか、永遠に光が射さない未来とか。ただひたすらに絶望の闇の中を彷徨う日々の中で。
そんなふたりが互いの孤独を埋めたくて人のぬくもりを求めたとしたなら、そこは理屈で説明できなくてもいいんじゃないか、と思いました
引用:StereoSoundONLINE
冒頭のシーンは、二人の今の(すがるように求め合う、離れられない)関係を伝える最も重要なシーンだと思って臨みました。かなこは、肌が触れることに関しても複雑だったんです。
引用:シネマトゥデイ
真木さんとは撮影前に少しお会いしただけでしたが、すぐに彼女がこの作品に懸ける思いや覚悟が伝わってきたし、同じ目標に向かう同じ体温を持った同志として、かけがえのない存在となりました。(中略)撮影が始まる時点で、迷いなく“俊介は自分だ”と言える状態じゃないと、それが全部カメラに映ってしまう。
引用:StereoSoundONLINE
吉田先生がこの映画を観て、“まるでドキュメントを観ているようだった”というコメントをくださったんです。それは僕たちにとって、ものすごい褒め言葉でした。芝居というよりは、夏から秋にかけて、ふたりともその役の人生を“生きた”。それがフィルムに焼き付いて、体温が宿った。これはそういう映画だと思っている
引用:StereoSoundONLINE
\ この記事をシェアする /