かつて売春が行われていた赤線・青線の歴史と現在｜全国地域別に解説

北陸・中部地方

試みのピアゴ中村前大門通り

「ウジウジ悩むな小僧ども！ソープへ行け！」 pic.twitter.com/vJ5mSxlLKk— 花町 太郎 (@izumiken7939) 2019年1月10日

名古屋駅から西に1km離れた大門エリア。こちらには、東海地方最大級の赤線だった中村遊郭があり、現在でも7店ほどの大衆ソープ店が並ぶ風俗街となっています。もっとも、繁華街である栄（錦）や名駅前ほどの賑わいはありませんが……。



かつては、妓楼跡も多く残っていた大門エリアですが、この数年で次々と解体が進んでいます。一方で、妓楼から料亭旅館を経て、現在はデイサービスセンターになっているところも……（2枚目の写真）。

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また、中部地方最大のソープ街として知られる岐阜駅前・金津園も、もともとは金津遊郭という赤線地帯でした。こちらは、戦争中の軍事政策によって街の東部に強制移転させられた後、昭和25年（1950年）に現在の駅南地域（紡績工場跡地）に戻って作られたという、複雑な経緯があります。

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近畿地方

夕暮れの飛田新地。
この灯に新地の幻想と美を感じるのは気のせいではない。
そして今日も、雄蛍がこの灯に誘われてくるだろう。#飛田新地 pic.twitter.com/JKPX3H2R1b— BEのぶ(米澤光司)_昭和史家 (@yonezawakouji) 2019年11月30日

大阪の赤線地帯として有名なのが、飛田・今里・松島・滝井・信太山の大阪五大新地。中でも、飛田新地が日本唯一の現役遊郭として営業しているのはご存じのとおり。今ではでは外国人客も増えている観光スポットとなっています。



ソープランドが府条例で禁止されていることもあり、大阪では他の新地においても本番アリの風俗店（ちょんの間）が残っています。他県のエリアと比べて赤線時代の雰囲気が強く残っていますが、2025年に大阪万博の開催が決定しただけに、今後の存続が気になるところ……。