恋愛小説 人気おすすめランキング50選【永久保存版】

恋愛小説人気ランキング 19位：『不機嫌な果実』林真理子

恋愛小説、と言うか、不倫小説を書かせたらピカイチの林真理子。どの小説においても、女性の心理描写は圧巻。『不機嫌な果実』では不倫がやめられない女性を主人公に、女性の「欲の深さ」を筆に衣着せず描き切った。

小説発行当時、帯に記載された「不倫小説の最高峰」のキャッチフレーズは伊達ではない。今読んでもドキドキするような刺激的な恋愛&不倫小説だ。

恋愛小説人気ランキング 18位：『ホルモー六景』万城目学

業界をぶっちぎる最高のお笑い小説『鴨川ホルモー』を繰り出した万城目学が、そのスピンオフとして書かれたのがこの『ホルモー六景』。不思議な競技”ホルモー”に関わる高校生たちの恋心をおもしろ切なく描き出す。ニヤニヤしながら、胸キュンしちゃう素敵な恋愛小説だ。こんな青春したかった、と思う大人たちも多いのでは。

恋愛小説人気ランキング 17位：『言い寄る』 田辺聖子

生粋の大阪人で、文化勲章も受賞した女流小説家と言えば、やはり田辺聖子だろう。彼女の書く小説はテンポの良さと歯切れの良い大阪弁が特徴だ。田辺の恋愛小説群の中でも『言い寄る』はタイトルからして面白い。

恋多き女性である主人公は、男性を翻弄する魅力と遊び心を持ちながら、本命の男性にはどうしても「言い寄れない」…。30年前の小説ながら、今の女性でももの凄く共感できる描写が散りばめられていて、名作とはこう言うものか、と唸らされる。

恋愛小説人気ランキング 16位：『冬の伽藍』小池真理子

男女の間にある心の機微を書かせたら右に出るものはいないと言われる小池真理子。数ある彼女の著作の中でも、ひときわ輝く恋愛小説が『冬の伽藍』だ。

冬の軽井沢を舞台に、男女の間に横たわる孤独と情熱、生と死、純潔と淫蕩などの事柄とその関係性について、細かく執念ぶかく書き綴った傑作。冬がやって来ると毎年読みたくなってしまうと言うファンも多し。

恋愛小説人気ランキング 15位：『イニシエーション・ラブ』乾くるみ

2015年に前田敦子主演で映画化され、その華麗などんでん返しで話題になったのが本作。主人公の大学生は繭子と言う女性と出会い、互いに惹かれて行く。後半では２人の心が離れ、繭子が妊娠、堕胎をする様子が語られるが…。

真相は衝撃のラストシーンで明かされる。恋愛小説としても、ミステリとしても読める面白い作品だ。

恋愛小説人気ランキング 14位：『スローグッドバイ』石田衣良

若者たちの恋愛と青春のワンシーンを繊細に描き出す作家と言えば、石田衣良。『スローグッドバイ』はそんな石田の特徴と長所がつぶさに現れた珠玉の恋愛短編集。セックスレスに悩む女性や、デリヘル嬢に恋した少年などを優しく温かい視点でもって描き出した良作だ。読み終えた後の心地よい切なさがまさに石田流と言えよう。

恋愛小説人気ランキング 13位：『星々の舟』村山由佳

2003年度の直木賞受賞作と言う事もあり、面白いのは当たり前なのだが、村山由佳の作品はいつでも独特の力強さで私たちを物語の世界にどっぷりと浸らせてくれる。『星々の舟』は架空の一家に隠された秘密を追うと言う物語。禁断の恋の行方を追ううちに、家族それぞれの価値観が明らかになっていき、人間関係と言うものの複雑さを考えさせらる。読み応えのある一冊。

恋愛小説人気ランキング 12位；『肩ごしの恋人』唯川恵

2007年にドラマ化された事でもしられる唯川恵の代表作の一つ。恋愛体質のOLと、恋に不器用なOLが体当たりで結婚や離婚や不倫や妊娠に挑んで行く。現代女性のバイブルとも言うべき、希望と力強さ、そして癒しに満ちた一冊。これからもたくさんの女性に読んで欲しい。

恋愛小説人気ランキング 11位：『愛の流刑地』渡辺淳一

日経新聞に掲載された文芸小説。2006年に出版された。掲載当時、日経新聞読者のおじさん達が「愛ルケ」にハマり、大ブームを起こした事が記憶に新しい。世間から忘れられた小説家と、彼のファンだと言う妙齢の女性。

２人の恋はやがて凄惨な事件となり、世間を騒がせる…。映画化された時には主人公を豊川悦司、ファンの女性を寺島しのぶが演じて大きな話題となった。