恋愛小説 人気おすすめランキング50選【永久保存版】

恋愛小説人気ランキング 30位：『恋空』美嘉

ケータイ小説が大流行した2000年代に、女子高生を中心に一世を風靡した美嘉のデビュー作『恋空』。2008年にはテレビドラマにもなった事で有名。普通の女子高生である主人公がふとしたきっかけで運命の恋人と出会い、彼の子供を身ごもってしまう。しかし彼は末期がんに冒されていて…と言う物語。定番の泣ける恋愛小説だが、瑞々しい筆致が若者の心を掴む魅力に満ちている。

恋愛小説人気ランキング 29位：『天使の卵ーエンジェルス・エッグ』村上由佳

1994年に出版されてから、ジワジワと巷の人気を獲得し、2006年に映画化されると同時にミリオンセラーとなった一冊。美大を目指して予備校に通う主人公は、ある日電車で出会った女性に恋をする。後にその女性は父親の主治医で、彼女の姉である事が判明…。ドラマのような恋愛が好きな人にぴったりの恋愛小説だ。

恋愛小説人気ランキング 28位：『世界の中心で、愛を叫ぶ』片山恭一

「セカチュー」フィーバーでも知られる、片山恭一の出世作。高校生の主人公はある女子に恋をするが、彼女は白血病にかかり、最終的には命を落としてしまう。しかし、主人公は亡き彼女との約束を果たすために奔走する。映画化もされ、「純愛」ブームを巻き起こした一冊。身近な誰かを亡くした経験があると言う人は涙なしでは読めないだろう。

恋愛小説人気ランキング 27位：『ひとめあなたに…』新井素子

SF界の女帝、ライトノベルの草分け的存在たる新井素子が1981年に書いたSF恋愛小説。地球が終わる日、人類が半狂乱に陥る中、主人公は決心した。元恋人に会いに行こうと…。主人公の一途な思いと地球の終わりの描写が相まって、バイオレンスでスパイシーな恋愛小説に仕上がっている。普通の恋愛小説に飽きたら、是非。

恋愛小説人気ランキング 26位：『ストーリー・セラー』有川浩

ライトノベル作家としてデビューした後、メキメキと頭角を現し、今や文壇においても「なくてはならない存在」となった有川浩。著作は色々あるが『ストーリー・セラー』は小説家とその夫の過酷な運命を綴った珠玉のラブストーリーだ。人気作『図書館戦争』のようなベタ甘ではなく、この小説ではちょっぴり大人のビターな恋愛を描いている。ハマって一気読みした人は号泣してしまうかも。

恋愛小説人気ランキング 25位：『電車男』中野独人

ネット掲示板への書き込みから生まれた、まさに「現代の恋愛小説」。「電車男」と言うハンドルネームの独身男性が、電車の中で女性を助けた事から物語は始まる。女性がお礼にエルメスのティーカップをくれたので、彼女は「エルメス」と呼ばれるようになる。

掲示板で相談しながら恋愛を進めて行く様子はさながら恋愛シミュレーションゲームのよう。とは言え、電車男の奔走ぶりに胸が熱くなる良作。映画化、ドラマ化もされているので、合わせて鑑賞すると面白いだろう。

恋愛小説人気ランキング 24位；『ミシン』嶽本野ばら

大麻所持で逮捕されてからは、そっちの方が有名になってしまった感もあるが、嶽本野ばらの独特の雰囲気がある小説は、乙女たちの心にひっそりと寄り添い続けている。『ミシン』は嶽本の書記中編二作品を集めた一冊。どちらの小説も、一風変わってはいるけれど、胸が焼け付くような乙女の恋心が描かれている。大胆かつ退廃的なロリイタの世界。一度味わってみるとハマるかも。

恋愛小説人気ランキング 23位：『新しい靴を買わなくちゃ』北川悦吏子

『愛していると言ってくれ』や『ロングバケーション』で知られる脚本家・北川悦吏子が贈る現代のおとぎ話。パリを舞台に、まるで映画のような恋が進行する。実際に中山美穂と向井理の主演で映画化もされ、人気を博した。

妹に無理矢理パリに連れてこられた主人公は、ひょんなアクシデントからパリ在住の女性と知り合う。三日間と言う期限付きの恋の行方にハラハラさせられる。女優ジュリー・デルピーの出世作として知られる映画『恋人までの距離』を思わせる設定が楽しい。

恋愛小説人気ランキング 22位：『Nのために』湊かなえ

”イヤミス”とは読むと嫌な気分になるミステリ小説の事であり、”イヤミスの女王”と言えばやはり湊かなえをおいて他にないだろう。そんな湊が「恋愛小説を書きました」と言って発表したのがこの作品。

超高層マンションで死んだ夫婦の謎を解き明かした時、そこにあるのは「究極の愛」…？通常の恋愛小説ではないが、確かにこれも「ある愛の形」かも、と考えさせてくれるのは、さすが、女王の手腕である。ミステリ好きな女子にオススメ。

恋愛小説人気ランキング 21位；『パラレルワールド・ラブストーリー』東野圭吾

人気ミステリ作家・東野圭吾の著作はどれをとってもハズレなしだが、『パラレルワールド・ラブストーリー』はそのタイトルどおり、恋愛がテーマになっている所が面白い。友達の恋人を好きになってしまったら…と言うラブストーリーを軸に、「脳の記憶の書き換え」と言う東野お得意の理系要素を入れて複雑に展開していく。

ミステリとしても、恋愛小説としてもドキドキさせてくれるエンタメ小説の見本のような一冊。ラストの思わぬ切なさに涙がポロリとこぼれてしまうかも。

恋愛小説人気ランキング 20位：『深く深く、砂に埋めて』真梨幸子

世にもグロテスクなミステリ『孤虫症』でメフィスト賞を受賞し、鮮烈な文壇デビューを飾った真梨幸子。彼女が書く恋愛小説はやっぱり一風変わっていて恐ろしい。『深く深く、砂に埋めて』はかつて美人女優と謳われた女性と彼女に魅入られてしまったエリートサラリーマンの愛の軌跡を描いた小説だ。面白さに一気読み確実なので、秋の夜長にこそチャレンジしてみて欲しい。