知ってるようで知らない避妊の知識「安全日」を詳しく解説

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MIYABI 編集チーム
陰キャだった学生時代を経て、新卒でなぜか証券会社に就職。営業ノルマが厳しい中で、少しでもコミュ力を鍛えなきゃと思って始めたのがナンパ。それがドハマリして以来、出会いやセックスを追求するようになりました。国内の主要なナンパスポットや、アプリ、オンゲでの出会いを網羅。今は本職のディレクターとして、みなさんにガチで使える情報を提供をしていきます。
妊娠を望まない人達にとって、『安全日』、『危険日』においての知識は重要です。定期的にセックスをしているカップルの場合は、予めしっかりと避妊対策をする人も多くなってきましたが、オトコとオンナの出会いには、『ある日突然!』のこともあります。避妊における最も基本的な安全日について正しく知っておきましょう。


知っているようで知らない避妊の知識①:『安全日』と『危険日』とは


知っているようで知らない避妊の知識①:『安全日』と『危険日』とは

男女間における性交(男性の勃起した陰茎を女性の腟内に挿入して前後に運動させ、最終的に射精する行為)を行った際に、『妊娠の可能性が少ない日』を『安全日』、『妊娠の可能性が高い日』を『危険日』と言います。これは、それぞれ、約28日の周期でおこる女性の『生理周期』の1回の周期の期間の中で『比較的、妊娠しにくい日(期間)』、『妊娠する可能性の非常に高い日(期間)』のことを表します。

『安全日』と『危険日』は、生理周期が安定している女性なら比較的、正確につかむことができますが、女性の身体は、ほんの少しの環境の変化やストレスに影響を受けてしまうこともありますので、『100%ではない』ということを知っておいてください。あくまでも、『妊娠しやすい』、もしくは、『妊娠しにくい』という捉え方をすることが大切です。

特に『危険日』に、『正しいコンドームの装着ができていなかったり』、『膣外射精でセックス』をすると、自分達では『避妊していたつもり』でも望まない妊娠をしてしまうことがあります。また、『安全日』に『中出し』して妊娠するケースも見られます。


知っているようで知らない避妊の知識②:『生理』とはどのような状態?


知っているようで知らない避妊の知識②:『生理』とはどのような状態?

『安全日』と『危険日』を正確に理解するために、まず女性の『生理(月経)』についてご説明します。『生理』、『女の子の日』、『メンス』、『アレ』などと呼ばれることもありますが、正式な名称は『月経(げっけい)』といいます。

『月経』とは、妊娠に備え受精卵が着床しやすいように厚くなった子宮内膜が、妊娠しなかったことに伴い不要となり体外に排出されることです。何かむずかしいですね……。もう少し分かりやすく説明します。女性の身体は『初潮』とよばれる初めての『月経』を迎えた後、約45年間〜50年間、約28日間の周期に一度の排卵(卵胞から卵子が放出される)が繰り返されるようになります。

その放出された卵子が卵管を通っているときに、膣内に放出された精子がその卵子にまでたどり着き、精子が卵子の中にもぐりこむことができれば、それが『受精卵』となります。その『受精卵』が子宮内膜に『着床』して妊娠成立となります。このとき、『受精卵』が『着床』しやすいように厚くなり、受精卵を守るための準備をしていた子宮内膜が、妊娠しなかった場合、不要になるので、血液と共に体外に排出される現象が『月経』なのです。


知っているようで知らない避妊の知識③:『安全日』は本当に安全?


では、『安全日』とは、『どのくらい安全=セックスしても妊娠しない』のかを考えてみましょう。『安全日』の算出では、卵子の受精可能時間は排卵から24時間、精子の受精可能時間は射精されてから72時間として計算をしています。しかし、48時間以上、元気に生きている卵子が存在したり、1週間も生存し続ける精子も確認されています。このような場合、いくら『安全日』とはいっても、妊娠する確率はゼロではなく『安全日』は、完璧に『安全』な訳ではないということがいえます。

また、生理周期の管理が甘く、日付を勘違いしていたり、日数を数え間違っていたというケースもあるようですので、正しい『安全日』の算出には、『生理日予測アプリ』などの使用をおすすめします。

■生理日予測アプリ(iOS):iPhoneアプリ・iPadアプリ

■生理日予測アプリ(Android):Androidアプリ


知っているようで知らない避妊の知識④:自分の(彼女の)生理周期を知ろう


『安全日』、『危険日』を予測する以外にも、体調管理や月経開始予定日を把握するために、毎月の月経開始日を記録し、自分の(彼女の)生理周期を知っておくことはとても大切です。前項でもふれましたが、最近では、便利な『生理周期管理アプリ』や『生理日予測アプリ』がありますので、それを使って管理するのも良いでしょう。

数カ月間の月経開始日を記録することによって、自分の(彼女の)生理周期が何日型なのかを知ることができます。一般的には28日周期が多いのですが、23日周期から35日周期くらいまでの人はかなりの割合で存在します。記録を付けだして、もしも、かなりのバラつきがあるようなら約半年から1年の記録を持って、婦人科を受診することをおすすめします。

ホルモンのバランスが悪いと生理周期が安定しないことが多く、将来、妊娠を望んだときに、なかなか赤ちゃんができないケースがあります。また、何か病気が隠れている場合もあります。生理周期を知ることは、『安全日』、『危険日』の予測以外にも、とても役立つことが多いのです。


知っているようで知らない避妊の知識⑤:『安全日』の計算・割り出し方


では、自分の(彼女の)生理周期がつかめたら、実際に『安全日』と『危険日』を予測してみましょう。まず、生理周期から、次回の月経開始予定日を割り出します。28日周期の人なら、前回の月経開始日から28日目が次回の月経開始予定日になります。その月経開始予定日から、逆算して、約10日間さかのぼった日(19日)から月経が始まるまでが『安全日』なのです。

28日周期の場合、最も妊娠しやすい『危険日』が、前回の月経が始まった日から数えて13日目から17日目になるので、『安全日』はその後になります。この場合、『危険日』が過ぎた18日目に、卵子が通常よりも長生きしている可能性のある日数(1〜2日)を足してその後から月経開始までが『安全日』です。簡単に覚えておく場合は、月経開始予定日の前、『1週間』ほどが『安全日』と思っておけば、間違いないでしょう。

いかがでしたか?『安全日』について正しくご理解していただけたでしょうか?しかし、『安全日』が分かったからといって、それだけで避妊していることにはならないということを、再度、念頭に置いておいてください。『安全日』、『危険日』の概念は、『避妊』ではなく、『妊娠を望む時』にこそ、役立つものとお考えいただければと思います。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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