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美丘を知らない男がおったのか… pic.twitter.com/kM1QQVjvYx— ᴘᴏᴍᴇᴏ (@PVWT) 2016年3月12日
不治の病を持つ少女と主人公の恋愛―。
ありきたりなテーマではあるが、著者の今時の若者に対する精緻な観察眼や物語運びの巧さにより、平和で何不自由無いが、それ故にどこか熱の入らない大学生活を送る現代の若者が命の有限さ・尊さを実感していく物語に仕上がっている。まさに『メメント・モリ(死を想え)』という古代の教訓を彷彿とさせる。
不治の病を持つ少女「美丘」が取る突飛な行動の裏にある悲しみや、自らの人生に対する諦めの念、そして美丘の悲しみを溶かしていく主人公の心に読者は心を動かされる。
愛を貫く結末については読み手の間で意見が分かれそうであり、また本作をもとに作られたTVドラマとは内容・結末の一部が異なっている。
引用:Amazonカスタマーレビュー
★感動できる本★ 『塩狩峠改版 [ 三浦綾子 ]』を見る https://t.co/KhKQewwk63— モトキ (@motoki_ka) 2016年3月30日
高校時代この本に出会い、こんなに涙を流し、心が揺さぶられたのは初めての経験でした。宗教的なものに関心がない方をも、この本は引き込む力があると思います。本当の愛とはどういうものなのか、生きるとはどういうことなのか、深く考えさせられる一冊です。自分の命を犠牲にしてまでも、多くの乗客の命を救った主人公の真実の愛に触れ、私の生き方は変わったと言っても過言ではありません。三浦綾子作品を読まれた事がない方、是非この本からスタートしてみてはいかがでしょうか。
引用:Amazonカスタマーレビュー
高校生の時に憧れを抱きつつ初めて読んだ山田詠美作品です。
女の子って素敵だな 恋愛っていいなと思いました。
ときめきや片思いのずっと先にはsexが待っているかと思いますが
そこまでもとても素敵に書いてくれるんですよね~。。。
高校生の時に出会えてよかったと思える本です
幸せですよね そんな本に出会えるのって・・・
引用:Amazonカスタマーレビュー
堀田あけみファンの間では最も好まれている本である。
大沢というかっこよく優しい大学院生に憧れて大学院に進学した響子と、その大沢の彼女であるが、近々捨てられそうだと自覚のある亜々子の奇妙に絡み合った人間関係を描く。
亜々子の切羽詰った辛さ、彼女の死によって、自らの人生を故意に狂気で彩ろうとする響子の必死さが伝わってくる。亜々子の選択は理解できなくもないが、あえて生きていて欲しかったとは思う。しかし、その後の響子の「生」の選択が救われる。自ら「いざ生きん」と決心した彼女。この二人のコントラストが、ラストを救いのあるものにしている。
女性には特に好まれる作品であろう。
引用:Amazonカスタマーレビュー
読書というのは、読んだときの年齢や自分が置かれている場によって、同じ本でも受け止め方、感じ方が全く違うものになります。その意味で再読が必要なのです。再読によって自分の変化を感じることができるからです。しかし再読に堪え得る作品はそんなにないのが現実ですが。
本作は数年ぶりの再読。今回もやはり終盤にきて作者にやられてしまいました。恋愛を扱った物語のなかでも秀逸な出来栄えです。恋愛物はビタースゥィートに限ると思っておりますが、本作はビターのなかのビターだけを純粋に抽出して取り出した、常人には真似できない作品となっています。読んでるそばから頭の中を映像が駆け巡ります。恋愛は怖い、人間をダメにする無限の力が秘められている魔物です。ちょっとのお互いの感情のすき間からその恐怖は広がっていきます。その先に何があるのか、本作はそこを追求しています。その追求は真剣であるからこそ読者である我々は目が離せなくなるのです。
20代後半以降の男女は必読です。物語の波に乗っていくことも出来るし、自分だったらと考えながら読むこともできます。そこに新たな「自分」を発見することが出来うる物語であると思います。
林真理子さんの解説も本物の「解説」です。物語を読み終えてから、解説を読むと物語の理解が深まること間違いなしです。
引用:Amazonカスタマーレビュー
『夜の果てまで』盛田隆二最高だった。読み終えて脳みそとろけた小説…。 pic.twitter.com/uNdiXujnxr— ふ (@ushiofumiya) 2015年1月3日
大学生の男の子と主婦の恋愛、簡単に言えばよくある話。それなのに、読み始めてすぐグイグイと引き込まれる。盛田隆二作品のスタイルなのだろうか、時代や日付が段落毎にきちんと表示されている。
わざとらしい会話や、飛躍しすぎた展開もなく、文章も丁寧かつ忠実で、日常のリアルな女性心理を上手く汲み取っている話だと思った。
映画やドラマ好きには物足りないかもしれないが、小説好きにはたまらない「これぞ小説の醍醐味」という読後感を与えてくれる。
引用:Amazonカスタマーレビュー
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