陰茎の痒みがもたらす恐ろしい疾患の可能性5選

「アソコが痒～い！」男性なら経験したこともあるのでは？そんな陰茎の痒みがもたらす恐ろしい疾患の可能性についてご紹介しましょう。

陰茎の痒み①亀頭包皮炎

「アソコが痒い。」とき先ずは確認したいのがおちんちんの先っぽ周辺の亀頭。亀の頭のようなあの部分です。亀頭包皮炎は、主に陰茎の亀頭部、包皮（亀頭をスッポリ包んでる皮）、環状溝（亀頭部分の付け根の辺り）におこる炎症です。亀頭炎と包皮炎が一緒におこることが多いため亀頭包皮炎といわれています。原因はカビの一種とされるカンジタ菌や細菌の感染によるもので、それがストレスや体調不良によって免疫力が落ちたときに感染力を拡大するんです。

感染経路はセックスが大半。もちろん本番以外のオーラルセックスでも感染するため性病だといわれることも多い亀頭包皮炎ですが、実は子供でもなることもあるんです。おちんちんを不潔にしていたり、マスターベーションのとき強い刺激を与えすぎて傷つけそこからばい菌が入り炎症をおこすこともあるんです。

不潔なオナホールなんかも気をつけないと雑菌が繁殖しおちんちんが大変なことになってしまいます。あとは逆にゴシゴシおちんちんを洗いすぎるのもダメ。おちんちんはある程度バリア機能があるのに洗いすぎることでそれらの機能が弱くなってしまい、自然治癒力が無くなってしまうんです。不潔過ぎずキレイにしすぎずちょうどいい感じに保つのがベストなんですよ。

感染から発症までは１週間前後。こちらも人によって違いますが結構早い段階で発症するみたいですね。症状はカンジタ菌の増殖により亀頭周辺に白いカスがたまり、湿り気のあるもの、パリパリに乾燥したもの、タイプは違いますが見た目カビが生えたような感じになります。炎症が出ると赤くただれいた痒くヒリヒリしたり、水泡ができたりひどくなると膿が出てきたりします。最初の白いカスが溜まった時点で気が付くと１週間前後の治療で治る病気なんです。

陰茎の痒み②性器クラミジア

クラミジアも性病の一種です。女性が発症する確率の方が高いようですが男性にも多い病気ですね。原因はクラミジアトラコマチスというウィルスがセックス、オーラルセックス、キスなどによる唾液感染でも発症してしまう性病です。

パートナーの女性が咽頭にクラミジア発症している時キスやフェラなんかをしてもらうとそこから性器クラミジアになることもあるんです。風俗なんかで本番以外の行為をしただけなのにクラミジアに感染してしまった……。なんて人もいるくらいですからね。クラミジアはあまり症状がなく知らない間にかかっていたって人が多いため、感性経路は拡大してしまうんですよね。始めは症状がないクラミジアですがちょっと進むと色んな症状が出てくるんです。

チェックしたいのがおしっこをした時の違和感です。尿道がチクチクしたり、痒みがあったり、尿道に違和感があり排尿痛があったり、また、睾丸痛や発熱なども感じる人もいます。そして一番わかりやすいのは、おちんちんの先から透明の液体がでることです。この透明の液体は「ガマン汁」をイメージしてもらえばわかると思います。ムラムラギンギンでもないのに透明の「ガマン汁」が出たらクラミジアを疑ってみて下さい。

陰茎の痒み③性器ヘルペス

性器にできるヘルペスは単純ウィルス２型による性病です。ちなみに単純ウィルス１型が唇などにできる口唇ヘルペスです。原因はセックスやオーラルセックスによるものでセックスをしてから４～１０日と早く発症する場合が多いんです。あと、ヘルペスの人のコップやタオルを使ってもうつる場合があるので感染力がキツイ感染症といえます。

症状はおちんちんの亀頭、包皮、陰茎体部とおちんちん全体と肛門あたりにも出てきます。ブツブツと赤く腫れた水ぶくれが出来、やがてそれが潰れ潰瘍になってしまうと痛いのなんのって……。そしてこの状態で病院に行かず放置すれば症状はさらに悪化してしまいます。

鼠蹊部のリンパが腫れて熱がでたり、尿道が炎症をおこす尿道炎になってしまい寝込んでしまうこともあるため簡単に自己判断してはいけません。ヘルペスは一旦完治はするもののウィルスはしつこく仙骨の辺りに潜み免疫力が低下すると一気にドバーっと再発したりするため、ストレスを溜めたり激しいセックスを避けたりして１年間は気をつけるようにしないといけません。

陰茎の痒み④尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマなんて聞きなれない病名ですがこちらも性病でヒトパピローマウィルス（HPV)によるウィルス感染です。感染経路はセックス、男性同士のアナルセックス、が主な原因で陰茎、亀頭、環状溝、包皮、陰嚢ににできます。

また、アナルセックスが原因で肛門あたりにも症状が広がることも。尖圭コンジローマの症状は白っぽいピンク、または薄い緑色のイボがブツブツ固まってできるのが特徴です。鶏のトサカやカリフラワーのように見えるため実際見つけたら「ギョッ！」っとなってしまいます。

おちんちんがどうかなるんじゃないの……。と思ってしまう男性も多いようですね。感染から発症までは３週間～８か月と長いため、いったいいつどこで感染したのか判らないことが多いため感染しているのにセックスして範囲を広げてしまうことが多いんですよね。

でも、おちんちんがカリフラワー状のイボが固まってできたら先ずは尖圭コンジローマを疑ってみて下さい。そして恥ずかしがらずに病院へ行けばサッサと完治します。もちろん発症中はセックスはタブーです。パートナーにもうつしてしまいますからね。でも、まあそんなおちんちんを見たらパートナーもドン引きしてしまうこと間違いないでしょう～。

陰茎の痒み⑤ケジラミ

ケジラミなんて今の時代に!?と思ってしまいますが陰部のケジラミはシラミの一種で陰毛に寄生し増殖していきます。陰部のケジラミは陰部の匂いと生温かい体温が大好きで陰毛にしがみつき、陰部の血を吸って成長していくんです。ケジラミは卵を陰毛に産みつけそれが２週間ほどで成虫になります。その成虫が卵を２０〜３０個ほど産みつけるんですよね。キャー!キモい。あの小さなスペースにそんなにたくさん卵がひっついてるなんて気持ち悪すぎ。

そんな状態でパートナーとセックスしたらケジラミにとったら「毎度あり〜!」てな具合でパートナーの陰毛に浸入しまたまた増殖を繰り広げるわけですね。ケジラミは接触すると相手の陰毛や脇毛、すね毛、ヒゲなどにしがみつくため、セックスのとき予防にコンドームをつけても意味がありません。ケジラミの人のタオルを使ってもうつってしまうくらい、ひっついたらしがみついて離れないのが特徴なんです。

症状は血を吸われたことによる激しい痒み。感染後1ヶ月くらいで症状がでます。とにかくかきむしりたくなるほどの痒みのため病院に行くとまずツルツルッに剃毛されます。これがまた恥ずかしい〜。可愛い看護師さんにジョリジョリやられるなんて……。辛すぎます。でも、剃毛し薬を塗らなきゃ増殖する一方ですから諦めましょう。薬は成虫にのみ効果があるため成虫になるのを待ってからの治療になりますね。


いかがでしたか？陰茎の痒みを放置していると厄介なことになってしまうんですね。尋常じゃない「痒み」なら自己判断せず病院に駆け込んでくださいね。

以上、panpan（パンパン）編集部よりお届けしました。

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