射精の寸止めが危険な理由 | やりすぎると膀胱炎や勃起障害の原因に

射精の寸止めが危険な理由 | やりすぎると膀胱炎や勃起障害の原因に

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オナホマイスター
小鳥遊
週8でオナニーする28歳男。バリバリの営業マン時代、唯一の楽しみだったオナホのレビュー動画を某動画サイトにアップしたところ再生数が10万回を越え、panpan編集部にライターとしてスカウトされる。王道のTENGAから変わり種の据置オナホなど、これまで50種類以上のオナホを試した経験を活かし、リアルな使用感を伝えていきます。
寸止めは一般的なプレイとはいえませんが、長時間快感を得られたり、早漏改善トレーニングでおすすめされたりするオナニー方法です。気持ちよさにハマッて、熱中してしまう方もいるでしょう。

まだ認知度は低いですが、実は寸止めには無視できないリスクがあります。膀胱炎や前立腺炎になる危険があり、最悪の場合は睾丸摘出手術を受けなければいけません。

そこでこの記事では、射精の寸止めの危険性を現代医療の観点から理由・原因を解説していきます。最後には安全性の高いオナニー方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。





射精の寸止めは危険な行為?心配している男性の声

射精の寸止めは危険な行為?心配している男性の声
寸止めオナニーはイク直前に寸止めすることで、長時間オナニーを楽しめるのと同時に、軽いセルフSMとしてお預け気分を味わえます。

筆者も一時期やっていたのでわかるのですが、本当に気持ちよくて癖になりました。しかし寸止めが危険な行為なのを知って以来、射精時の寸止めはやめることに。

SNSを見ても、もともと好きだった人が寸止めの危険性を知って心配する声が多数見つかったので紹介します。


寸止めでもっとも危ないのが逆行性射精です。普通なら外に排出される精液が寸止めで逆流することで、さまざまな病気の原因となります。


寸止めしすぎで痛みを感じた、という体験談もありました。症状から見るに、精液の逆流で炎症が起こりかけてるようですね。放置すると膀胱炎、前立腺炎に繋がる危険な状態です。


逆行性射精による病気はほとんどが投薬で治りますが、最悪の場合は睾丸を摘出することも…。


実は危険だらけ!射精の寸止めはさまざまな弊害をもたらす

寸止めを心配する声から、危険性があるのはおわかりいただけたでしょう。とはいえあくまで素人の体験談なので、実際どれくらい危ないものなのか、イメージしにくいのではないでしょうか?

寸止めで起こるさまざまな弊害は、主に逆行性射精が原因です。逆行性射精を理解していただくために、まず射精のメカニズムを説明しましょう。

1.精子と前立腺液が分泌されて精液になる
2.精液の逆流を防ぐために膀胱が閉じる
3.尿道を通って射精

寸止め時に3の射精を中断することで、行き場を失った精液が尿道を逆流し、本来入らない膀胱内に流入してしまうのが逆行性射精です。

射精の寸止めをすると逆行性射精により、尿道・膀胱が炎症を起こして尿道炎・膀胱炎になります。一時的な場合もありますが、逆流性射精が改善しなければ、何度もなることも考えられます。

幸い膀胱に入った精液は尿と一緒に排出できるのですが、もし逆流した精液を体外に排出しないまま放置してしまうと、炎症を引き起こす原因となります。

精液が膀胱に入ってもすぐに排出されるので
問題ありませんが、継続すれば
炎症の原因になって膀胱炎になったり
ちゃんと射精がうまくできないと
不妊の原因にもなってきます。

何度も寸止めを繰り返すと、各種炎症だけでなく不妊などの男性機能に致命的な弊害が起こりかねません。


射精の寸止めが引き起こす4つの危険

射精の寸止めが引き起こす4つの危険
射精の寸止めにリスクがあると理解していただけたでしょう。ここからは、寸止めの弊害について具体的にご紹介していきます。快楽のためのオナニーで正反対の苦痛を感じないように、しっかり危険性を認識してください。


危険①逆行性射精を引き起こし膀胱炎のリスクが高まる

やり方でも変わりますが、ペニスを強く押さえて寸止めする場合、逆行性射精が起こりやすいです。寸止めで精液が膀胱まで逆流してしまうと、膀胱炎になる可能性があります。

前記した射精のメカニズムでも触れましたが、射精する時は膀胱頸部(フタ)が閉まって、通常は精液が膀胱内に入りません。しかし、逆行性射精で精液が逆流すると、膀胱内で細菌が繁殖して膀胱炎になる可能性があります。

逆流した精液が多かったり、頻繁に逆行性射精を起こすと、その分だけ膀胱炎のリスクが高くなります。多少であれば排尿時に精液も排出できますが、余計なリスクは増やさないのが賢明です。


危険②前立腺炎や精巣上体炎にかかりやすくなる

寸止めし続けると、リスクが高くなるのは膀胱炎だけではありません。前立腺炎や精巣上体炎になる危険性があります。

前立腺炎は病名通り、前立腺液を分泌する前立腺の病気です。発症すると股間周辺や睾丸などで痛みが生じることも。精巣上体は睾丸の裏側にある精子を貯蔵しておく部位で、精巣上体炎になると睾丸が腫れて、発熱や痛みを伴います。

どちらも細菌が侵入することで起こる炎症です。通常起きることはまれですが、寸止めで逆行性射精を頻繁に行っていると、前立腺炎や精巣上体炎にかかりやすくなります。


危険③勃起障害や精巣捻転症の危険がある

寸止め方法にもいくつかやり方がありますが、射精寸前または射精中に男性器を強く押さえて寸止めする場合、勃起障害になる危険性が高いです。

勃起は興奮時に海綿体に血液が流れ込むことで起こるため、寸止めで無理な力が加わると海綿体が損傷し、結果として勃起力が低下する場合があります。さらに重傷の場合、勃起障害(ED)になる危険性が出てきます。

勃起障害の症状までいかなくても、寸止めしすぎると海綿体の異常でサイズ・硬度・感度が著しく落ちることは充分あり得るでしょう。

さらに危ないのは精巣捻転症です。精巣に繋がる血管が締め付けられることで血流が途絶えて、精巣が壊死する危険があります。精巣捻転症は睾丸に激痛が発生する病気で、最悪の場合は睾丸摘出手術を受けなければいけません。


危険④心臓や脳に負担がかかる

寸止めは間接的に心臓や脳に影響を及ぼす可能性があります。

寸止めオナニーは射精を我慢する性質上、終わるまで時間が長くなりがちです。勃起中は常に海綿体へ血液が集中する高血圧状態になるので、血管には高い負荷がかかります。

何度も繰り返すと血管が傷ついて、動脈硬化の原因になってしまいます。もしそうなれば、心筋梗塞や脳出血の原因になることもあるでしょう。

心筋梗塞や脳出血はかなり極端な例ですが、寸止めのやり過ぎが血管に負担がかかるのは事実なので、可能性はゼロではありません。


寸止め射精の危険性を身をもって体験した事例3つ

具体例を交えて寸止めのリスクをご紹介してきましたが、まだピンと来ない方もいるでしょう。そこでSNSを中心に調査して、寸止めをしたせいで起きてしまった事例を探してきました。ぜひチェックして反面教師にしてください。


①寸止めのしすぎで出血した

まず最初の事例は出血。この体験談の方は、1週間もの長期間にわたって射精しないという、とてつもなく危険なことをしていました。


血が出るなんて考えるだけで恐ろしいですね…。繰り返しになりますが、逆行性射精による精液の逆流は、基本的に排尿と同時に排出されて解消されます。

しかし、事例のように長期間継続して寸止めし続けると、体内に残った精液で炎症が発生して出血することも。ツイートでは「その日のうちに射精すること」としていますが、そもそも寸止めはやめておきましょう。


②睾丸に激痛が起きた

続いては寸止めで睾丸に激痛が起きた体験談です。オナ禁の一環として、射精しなければセーフ扱いで寸止めオナニーする人が少なくありません。ご紹介する事例の方も、そうやって寸止めしていましたが…。


30分以上続く睾丸の激痛!男性なら誰しも経験があると思いますが、睾丸は敏感で繊細な器官なので、怪我や衝撃を受けると悶絶しますよね。そんな睾丸が内側から痛むわけですから、突然起きたら心理的なダメージも大きいです。

幸い大事には至らなかった様子ですが、もしも激痛の原因が精巣上体炎や精巣捻転症だったら洒落では済みません。


③頭痛や悪寒に悩まされる

ある意味で他2つの事例より恐ろしいのが、こちらの頭痛の体験談です。オナニーを長時間行って勃起状態を維持する寸止めは、血圧を高めて血管に負担をかけてしまいます。


この男性は、頭痛以外にも倦怠感や悪寒、発熱などの症状が現れています。少しでも異変を感じたら、すぐに寸止めオナニーは止めましょう。


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安全性の高いオナニーのやり方おすすめ5選
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