再婚したいと考える人の理由がリアルすぎて心が痛む 7選

離婚によって身軽になる人、孤独になる人、さまざまです。離婚が珍しくなくなった現代では、当然再婚する方も数多くいますよね。一度厳しい現実を知っているからこその決断。今回は再婚の決断の裏にあるリアルな理由を集めてみました。

パートナーがいることは何よりの保険だから

保険というと、実に冷たくドライな言い方に聞こえますが、子供がいる場合これは大切なことですよね。もし自分が倒れたり、病気になって仕事や家事を中断せざるを得ない場合、シングルでは本当に大変です。自分のことさえも立ち行かないのに、子供のことまでとなれば家庭は崩れてしまいます。再婚することによって、自分に何かあった時の「家庭の崩壊や離散」を防ぐ手段が増えることは、心の安定にもつながりますからね。

子供が巣立った後の孤独が怖かった

今は小さい子供たちも、あっという間に成長して成人します。やがては独り立ちしていき、いつかは自分一人になる時が来る。そういう未来を想像したときに、とてつもない不安と恐怖が襲ってきたという人は多いです。

孤独が続くことは、大抵の人間にとって最も苦痛で怖い状態です。特に自分が年老いて、いざ話し相手がいない状態は辛いものです。最近は単身高齢者向けの「話し相手サービス」もあるくらいですから、いかに会話とパートナーが大切かがわかりますよね。いつもどこへ行くにもベッタリという関係でなくとも、信頼できて安心できる相手と暮らすことは、幸せの条件ですからね。

経済的安定はやはり大切

特に女性のシングルが再婚する際に多いのがこの理由です。女性一人でも暮らしていくだけなら、専門的なスキルがなくても何とかなります。しかし人生は単に生きていければ良いというものではありません。子供の進学や結婚、老後の蓄えなど、今の生活の他にも必要なお金は沢山出てきます。たった一人で、それら全てを賄いきれる自信がなかったという意見が多いですね。

女性も男性も、一人で大丈夫と感じるのは若いうちだけ。ある程度体力や思考力、判断力が低下してくると相互扶助できる相手を欲するものなのでしょうね。1馬力で生活するよりは2馬力で生活したほうが、経済的な基盤を築きやすいのは事実ですし、最もである言える理由でしょう。

男手・女手の重要性が身に染みた

男女平等の世の中になっても、やはり男性、女性それぞれにしか出来ないことは存在します。例えば育児にしても、新生児や乳幼児を育てるためには、女手があったほうが圧倒的に有利ですし子供も喜びます。幼い子は母親が大好きなものですし、男性には出せない優しさがありますね。

一方、思春期を迎えた男の子を躾けるには、男手が本当に大切です。思春期を迎えた男の子は、成長する体と勢いづく精神で、女親を怖いと思わなくなる傾向が強いからです。男特有の威圧感や厳しさ、いざとなったら体力勝負ができる肉体的な強さは、教育上重要な意味をもちます。

その他にも食生活や細かい家事は、やはり女性のほうがトータルで見ると得意な傾向が高いですよね。男性は忙しさに負けて、外食や中食が増えてしまいがちですが、そこに女手があると手作りにこだわってくれたり、様々な家の雑事もこなしてくれたりと、大助かりです。「男女平等の世の中に古い」と思うかもしれませんが、一度失敗しているからこそ、男女特有の得手不得手を痛感しているため、男手女手の重要性が身に染みるのです。

子供の精神的安定を考えて

再婚前に自分の子供が、彼氏彼女になついている場合は特に痛感するようです。男女それぞれで、子供に教えられる感性や知識には違いがあります。幼い時は女性の感性や知識が重要ですし、成長とともに男ならでは社会と付き合う姿勢が役立ちます。もちろん両方をしっかりと教育しているシングルの方も大勢いらっしゃいますが、役割分担できたほうが子供は受け入れやすいのです。

また、シングルで子供を育てることは本当に大変で、その忙しさや辛さが子供らしさを奪ってしまう結果を招いたりします。大変そうな親の姿をみて、事前に空気を察知し、いい子にしてみたり反抗してみたりと、子供は親が醸し出す空気を本当によく見ているもの。親に好かれることは子供にとって、生きていくための重要な手段ですから当然ですよね。親の精神状態が安定していたり、幸福そうであれば、子供も気兼ねなく子供らしくいられます。やはり一人より二人のほうが、子供の精神状態のためには良いのかもしれないと再婚を決断する理由になるのですね。

そもそも結婚という枠内にいたほうが得だから

結婚は鎖、息苦しい、人生の墓場などネガティブな表現が多い一方で、再婚者の一部には「結婚は城壁」と考える方もいます。自分を束縛するものである一方、その枠の中にいればある程度の生活や幸せは手に入るという考えですね。結婚は立派な契約行為とも捉えられますし、社会的信用があるのも事実です。

いくら自由で個性を尊重する時代になったとはいえ、人間はどうしても年を取ると保守的になり、従来の考え方を尊重します。そうすると一度は離婚していても、年齢を重ねることよにって結婚制度のメリットを再認識するわけですね。

結婚してパートナーがいて家族がいるという社会的評価は大きいです。失うものがない人間は、年をとってから信用されない場面も出てきます。また、ローンを組んだり何か契約を結ぶ場合の保証人など、家庭があったほうが有利な面も多いです。

どうしても好きな相手が出来て我慢できなかった

これまでとは別な意味で、リアルな理由です。できればもう結婚はこりごり。向いていないと痛感したにもかかわらず、「出会ってしまった」という人が数多くいます。

離婚してシングルになったからといって、恋愛感情が無くなるわけではありません。さらに出会いによる恋もまた、思い通りになるものではありませんからね。好きな人と一緒になり、紆余曲折の上に別れて離婚まで経験しても、どうしても求める人に出会ってしまって我慢できなかったという理由は、胸を突くものがありますね。一度は徹底的に冷静になり決意した離婚も、燃え上がる感情にかき消されてしまい再婚を考えるに至るというわけです。

現在では、中高年齢層のシングル限定のお見合いや出会いをプロデュースするサービスもあるので、やはり需要があるのでしょうね。いくつになっても、「ハマってしまう出会い」の前には人間は無力なのかもしれません。

いかがでしたでしょうか。一度の離婚で「結婚は失敗」と達観してみても、人間の考えは時間と共に変化するものですよね。再婚は珍しくないですし、再婚後に幸せになる人も沢山います。例えシビアな現実が見えるような理由でも、もう一度結婚を考えてみるもの一つの道かもしれません。