結婚とは何か。結婚する意味を本気で考えてみた

最近の日本では結婚するメリットが無いと考える、結婚しない若者が増えてきています。ドラマのテーマにも取り上げられていますよね。確かに結婚は社会制度の一つであり、得をするものではありません。では果たして、結婚とは何なのでしょうか。今回は結婚する意味を本気で考えてみました。

人生最大の決断であること

結婚というのは、心に決めた異性とこれからの一生を共に過ごすという決意をする、人生最大の決断です。それまで育てて貰った両親とよりも長く、一緒に過ごすということになるのです。それまでに多くの異性と出会い、複数の異性と交際する人も少なくないでしょう。その経験の中で、自分に合う異性を見極める目を育て、最終的にたった一人の異性を結婚相手として選ぶのです。

異性と価値観をぶつけ合いながら、真剣に交際するということ。誰かを真剣に愛し、多くの障害を乗り越えて長く交際するということ。これから末永く一緒にいようと心に決め、結婚を決意すること。どれも結婚への道のりには欠かせないステップですが、これを経験することは、自分を人間として大きく成長させてくれることなのです。

新たな生命を授かるということ

結婚すると、多くの夫婦が新たな命を授かります。自分の愛する人との間に新たな命を授かるということは、とてつもなく大きな喜びと感動をもたらしてくれます。またそれと同時に、これから一人の人間を育てていくのだという大きな責任感を背負うこととなります。この喜びと責任感は、子供を授かった人にしかわからない大きなものです。

一つの命を授かり、育てていくというのは、本当に大変なことです。ペットを育てるのとは訳が違い、様々な価値観を持つ人間として、社会の中で生きていけるように育てていかなくてはいけないのです。その子供の考え方には、親の考え方や価値観がダイレクトに影響するため、育てる二人はたくさん悩み、考えながら子供を一生懸命育てていくのです。それは、子供を育てながら自分達をも育てていくことに繋がります。

これから数十年を共に過ごすということ

結婚するということは、自分の決めた結婚相手とこれから数十年を共に過ごすということです。それまで異性と付き合っていたとしても、長く付き合っていて３年や５年という人が多いでしょう。そんな中で数十年という年月は想像を絶する長い期間です。自分が今まで生きてきたよりも長い期間なので、何が起こるかわかりません。そんな長い航海に、パートナーと一緒に繰り出すのです。

数十年続く結婚生活の中では様々なことが起こります。結婚相手というのは、これから起こるすべてのことを一緒に経験し、一緒に悩み考え、一緒に喜ぶ相手なのです。今の相手への気持ちも数十年のうちでどんどん変わっていき、恋心に近い今の気持ちが愛に変わり、慈しみが生まれ、かけがえのない存在となっていくのです。

楽しいことばかりではない事

人生の道のりは、楽しいことばかりではありません。近しい人の不幸が起こることもあるでしょう。大きな病気や事故に合うことがあるかもしれません。生活に困窮する状況にぶち当たることがあるかもしれませんし、仕事などによる転勤や単身赴任などが発生するかもしれません。

しかし、結婚するということは、辛いことに立ち向かうのも常にパートナーや家族が一緒だということです。結婚の近いの文言にもあるように、人生のパートナーがいるということは、喜びは２倍に、辛さや悲しみは半分になるということなのです。どんなに辛いことがあっても、パートナーとしっかり手を繋いでいれば、乗り越えられないことは無いのです。

愛を知るという事

結婚するまでにも、たくさん人は「愛」という言葉を使います。しかし、本当の愛というのは結婚して深い絆を築いたときに、初めて現れるものなのかもしれません。ある異性を好きになり、一生一緒にいたいと結婚を決意し、結婚をします。その後、子供が生まれ、一緒に年を少しずつ取っていくうちに、お互い結婚前のような若さや美しさが衰えてきます。そんな中でも「これからも一緒にいたい」「この人と結婚してよかった」と心から思うようになります。これが、本当の愛と言えるかもしれません。

また、もし自分のパートナーや家族が危険な状態になったとき、自分の命を犠牲にしてでも守りたいと思う気持ち。これも結婚して深い絆を築いたからこその産物でしょう。これも愛を知るということなのです。この感情は結婚しなければなかなか経験することがないものです。重い契約、十字架を背負うように感じるかもしれませんが、それだけ得るものが大きいのも事実です。

素晴らしい幸せな時間をあなたに与えてくれること

結婚、そして結婚生活にはたくさんの素晴らしい幸せな時間を感じる場面があります。まずは結婚式。自分やパートナーの家族や親戚、友人が自分たちを祝うために集まってくれ、涙を流してくれたりします。これほど嬉しいことはありませんよね。また、子供が生まれたとき。何ヶ月もハラハラしながらお腹の中で１つの命を育て、それが無事出てきてくれた時には感無量の気持ちになります。

また、何でもない日常でも、パートナーや子供が自分の周りで幸せそうにしてくれていることに、幸せを感じることもあるでしょう。自分がくじけそうになったとき、そっと支えてくれるパートナーの姿を見て、「結婚して良かった」と幸せを噛みしめることもあるでしょう。そんな素晴らしい幸せな時間をたくさん与えてくれるのが結婚なのです。


いかがでしたでしょうか。独身者がよく言う言葉に「結婚は人生の監獄だ」「結婚はコスパが悪い」などがあります。確かに、自由に遊んでいたい人にとっては結婚は監獄のように感じるかもしれませんし、社会制度を損得だけで見てみればコスパが悪いと言えなくもないかもしれません。しかしそれ以上に、結婚というのは人生に大きな喜びや感動を与え、人間的に成長させてくれるものでもあります。結婚するということに戸惑っている皆さんには、大きな決断に尻込みをせず、希望を持ち
思い切って飛び込んでほしいですね。

以上、panpan（パンパン）編集部のお届けでした。

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