飲み忘れて3日経ったら、ピルの服用は絶対に中止すべき

避妊効果を得るために女性はピルを飲む場合がありますが、飲み忘れてしまった場合どうすればいいのか知っている人は少ないのではないでしょうか。そしてピルを飲み忘れて3日経ったらピルの服用は絶対に中止すべきだなどと言われていますが、そのことについて場合分けをしながら見ていくことにしましょう。

飲み忘れたピルが実薬か偽薬かで対処法が変わります

ピルには21錠入っているものと28錠入っているものの2種類あり、後者の内訳は21錠が薬の成分が入っている実薬で残りの７錠は薬の成分が入っていない偽薬です。なぜ28錠のものには偽薬が含まれているのかというと本来ピルは21日間飲み続けて、その後7日間の休薬期間を置きますが、休薬期間が終わったことを認識し忘れて、飲み忘れが発生してしまうことがあります。そのため偽薬を飲み続けることによって飲み忘れを防ぐために含まれています。

そして飲み忘れたピルが実薬か偽薬かで対処法が変わってきます。偽薬の場合は飲まなくても飲み忘れたことにはならないので、そのままピルを服用しても問題ありません。これに対し実薬の場合はいろいろな問題が起こるので対処が必要となってきます。

そのため飲み忘れて3日経ったら、ピルの服用は絶対に中止すべきというのは実薬がその対象になりうるということになってきます。

ピルを3日飲み忘れて服用を絶対に中止するべき場合

ピルを飲み忘れて3日以上経過した場合で、その後の服用を絶対に中止するべき場合があります。それはピルを飲み始めて1週目にピルを飲み忘れて3日経ち、その間他の避妊をしない状態でセックスをした場合です。このタイミングで慌てて飲み忘れていたピルを服用してしまうと、妊娠してしまう可能性が高いため緊急避妊法（アフターピル）を服用しなければならなくなってしまうからです。このような場合は、次の月経を待ってから再度服用することになります。

3週目にピルを3日飲み忘れてしまった場合

ピルを服用し始めてから3週目に3日飲み忘れてしまった場合は服用を中止する必要はありません。この場合は残っている実薬を最後まで飲み続けることになります。28錠入っているピルを使用している場合は偽薬の服用をしないで、次のシートのピルを飲んでいくことになります。そのためこの場合はピルの服用を絶対に中止しなければいけないということではありません。

2週目にピルを3日飲み忘れてしまった場合

ピルを飲み忘れて3日経ったのが、服用して2週目の場合の対処方法ですが、できる限り早く次の1錠を服用し、その後は1日に１錠ずつ服用を続けていくことになります。そのためこの場合もピルの服用を絶対に中止する必要はありません。ただ一つ注意事項があり、次の7日間ピルの服用を終えるまではセックスを控えるか、コンドームを利用して避妊しながらセックスをする必要があります。


飲み忘れて3日経ってしまった場合、すべての場合にピルの服用を中止しなければならないのではなく、一定の条件の場合だけ中止をしなければいけないというのがわかりましたね。ピルを飲み忘れてしまうと余計な作業が出てきてしまうので、28錠入りのピルを服用して飲み忘れないようにするといいでしょう。

以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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