インポ（ED）になる10の原因

気持ちはとても興奮しているのに、ペニスが勃たなくなるのがインポテンツ、略してインポ。男性にとっては考えたくない悪夢です。そんなインポは、心や身体の様々な問題で引き起こされます。まずは、男性がインポになってしまう主な原因について、知っておきましょう。

インポテンツ（ED）の原因：日常のストレスが引き金に

日常生活の中のちょっとしたストレスが、インポの原因となることがあります。やはりセックスに直接関係すること、例えば女性から「気持ち良くない」、「下手ね」などと言われたことのショックや、自分のペニスやセックスの技術などに、コンプレックスを持っているような場合が多くなります。

他にも、家庭や仕事のストレスなど、自分で原因がわかるストレス（現実心因）の影響が、インポの原因になることがあります。

インポテンツ（ED）の原因：わかりにくい心的原因もある

日常生活に心理的ストレスを感じていなくても、心が原因のインポになることもあります。例えば、自分では記憶の無い幼児期の体験、特に性的干渉を受けたことは,比較的多い原因です。

また、周囲の人や社会などに対する怒り、ねたみ、不安、愛憎など、さらには潜在的な近親相姦欲求（エディプス・コンプレックス）など、自分では意識していない心理（深層心因）の影響も、インポの原因になることがあります。

インポテンツ（ED）の原因：加齢による影響も

「昔より勃ちや持ちが悪くなった」と感じることは、多くの男性が経験しているはずです。これは加齢による機能的な問題であり、歳を重ねるほどに性機能の衰えが進むことは避けられず、最終的にはインポになることが多いのです。ですから、加齢もインポの原因のひとつと言うこともできます。

しかし、その程度には個人差が大きく、かなりの高齢になっても現役という男性も少なくありません。また、加齢に伴って、様々な生活習慣病の影響が加わることが多くなっています。

インポテンツ（ED）の原因：インポを引き起こすいちばん恐い病気とは

様々な生活習慣病がインポの原因になることが多い中で、最もインポになりやすい病気とされるのが、糖尿病です。糖尿病によって神経や血管に引き起こされた障害が、性機能にも大きく影響するわけです。ただし、糖尿病は軽度から重度まで非常に幅広いので、その影響によるインポの程度も様々ですが、一般的には糖尿病が重度になるほど勃ちが悪くなると考えられています。

インポテンツ（ED）の原因：日本人男性の約4割が予備軍の高血圧

糖尿病に次いでインポの原因となる生活習慣病は、高血圧です。高血圧は動脈硬化を引き起こす可能性が高く、それがインポの大きな原因のひとつとなります。平成22年度の調査では、日本人男性の約37％が高血圧と診断されているとのことで、その層は現在インポになっていないとしても、予備軍とも言うこともできます。

また、高血圧の治療薬の影響でインポになることもあるので、服用する際には、医師に相談するなどの注意が必要です。

インポテンツ（ED）の原因：油っこいもの好きも高リスク

高血圧とほぼ同じくらいインポになるリスクが高いのが、高脂血症です。高脂血症とは、血液中の中性脂肪やコレステロールの値が高すぎる状態で、油っこいものや、卵類などコレステロールを多く含む食品をたくさん食べている人がなりやすい症状です。

高脂血症になると、コレステロールが血管壁に沈着して動脈硬化になりやすくなるため、それが高血圧と同じくインポになる大きな原因となるのです。

インポテンツ（ED）の原因：神経系の異常で勃たせる指令が伝わらなくなる

性的に興奮したときにペニスが勃つためには、中枢神経、脊髄神経、末梢神経などが正常に働いていなければなりません。脳が性的刺激を受けると、これらの神経を通じて、ペニスを勃たせる指令を送るのです。ですから、これらの神経に障害が起きる病気も、インポの原因となります。

具体的には脳腫瘍、脳出血、パーキンソン病、アルツハイマー病などによる神経障害によって、ペニスを勃たせる指令が阻害されることで、インポになることがあります。

インポテンツ（ED）の原因：首や腰、背中のケガによるリスクも

病気だけでなく、ケガが原因でインポになることもあります。その場合は病気の場合と同じく、ケガによってどこかの神経が傷つくことで、脳からの指令がペニスを勃たせるための神経に伝わらなくなっているのです。

ケガによるインポの原因として最も多いのは、交通事故やスポーツ事故で脊椎や骨盤を骨折した場合です。いずれの場所も、神経が集中しているか、ペニスを勃たせる神経に近い場所なので、ケガによる損傷の可能性が大きいのです。

インポテンツ（ED）の原因：手術でインポもになることも

主にがんの治療のために、骨盤内にある前立腺、膀胱、直腸などを切除する手術によって、すぐ近くにあるペニスを勃たせる神経や、ペニス周辺の血管を傷つけることが、インポの原因となることがあります。

特に前立腺を切除する場合は、周辺の神経ごと切除することが多いので、術後は確実にインポになります。しかし、近年はロボット手術などの開発によって、以前より小さな切除範囲で済むようになってきたため、術後でもインポにならずに済む可能性が出てきています。

インポテンツ（ED）の原因：その他にも様々な原因が

これまで挙げた原因以外にも、前立腺炎や精巣（睾丸）関係の病気、腎臓の病気や人工透析を受けている場合、椎間板ヘルニアや脊髄腫瘍なども、インポの原因となることがあります。それらによって、神経伝達の異常や、ホルモン分泌異常が起こることがあるためです。

また、がんの治療のために、男性が女性ホルモンの投与を受ける場合も、インポになることがあります。


いかがでしたでしょうか。このように、インポの原因は意外に身近にあるのです。一方で、インポのリスクを避けることは、すなわち心身ともに健康になるための方法でもあるということも、おわかりいただけるでしょう。充実したセックスライフをできるだけ長く楽しむためにも、普段から心身の健康を意識されてみてはいかがでしょうか。

以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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