知れば誰でもできる、ピルで生理日を上手にずらす方法

生理日はピルで前後できることをご存じですか？「この辺りで生理はきてほしくない」「土日は避けたい」など、このような考えを持つ方へ、生理日を早める方法や遅くする方法等、ピルで生理をずらす方法についてご説明します。

生理日をずらす仕組み

生理がやってくる日のタイミングが悪く、それに悩まされる方は多く居ます。ですが、ピルは服用するだけでその悩みを解決できる画期的な薬であり、是非活用すべきでしょう。しかしそのために服用するとして、何故そんなことが可能なのでしょう？まずはその疑問にお答えます。

ピルで生理をずらす仕組みというのは実はとても簡単なもので、要するにピルを服用する間は生理がこないという特徴を利用するだけのことなのです。ピルを飲み続ける限り排卵は起きませんので、自動的に生理もこなくなります（あまりに長期間服用を続けると破綻出血の可能性がありますが）。仕組みとしてはたったそれだけのことなのです。

生理を早める方法

ではまず、生理を早める方法からお伝えします。生理予定日より生理が始まる日を早めたい場合、ピルを生理初日から5日目に服用開始とします。その後は1週間～2週間程度服用を続けてください。

そして、その間で任意に服用をやめれば、やめた日から2～5日以内で生理がくるため、必然的に生理をずらすことに繋がります。なお生理を早めたい場合に限り、中容量ピルを使う方が良いでしょう。中容量ピルであれば、ホルモン量が低容量ピルより多いために疑似的な妊娠がより確立しやすくなり、ピル服用中でもだらだらと微量の出血が続くようなことはありません。

生理を遅くする方法

今度は生理を遅くする方法です。生理予定日より生理を遅らせたい場合は、生理予定日の1週間前から服用開始とします。その後は、本来の生理予定日を超えるまで服用を続けると良いでしょう。これは、ピル服用中は排卵が起きないという効果を利用し、強制的に先送りにしている方法だと考えてください。

これもまた、服用をやめた数日以内で生理がくるので、自分の好きな日に生理を遅らせることができます。ただし、3週間以上は遅らせられないので、それ以内に定めておきましょう。

注意事項について

早める方法も遅くする方法も、達成できる確率は100%ではないので失敗しても根気良く続けましょう。しかし、服用中は避妊時と同様副作用も現れますので、その都度対応するようにしてください。ピル自体が合わない可能性もあり、その場合はピルを使用しての生理日をずらすという方法は使えないので、その場合は服用を中止するようにしてください。その上で、医師と一度相談すると良いでしょう。

生理「全般」も改善

目的が「生理日をずらす」であっても、ピルを服用していることには変わりありません。それにより生理そのものが改善されたり、ピルを服用する限りは生理日をずらすことに失敗しようが、概ね28日周期を保っていますので安定に繋がります。要は生理関係全般が改善されている場合が多いので、どちらにせよ生理に関しては楽に事を運べることになるのです。


実のところ、ピルが効いているかいないかだけの話ですので、手順としては極めて簡単なものとなります。ですが、あまり調子に乗ってころころと生理日を変えると、それに伴う副作用やピルに依存してしまう羽目になるかもしれませんので、十分に注意しましょう。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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