ピルを飲んでてセックス後に嘔吐→妊娠の可能性もあり

多くは避妊の目的でピルを使用されている方が多いと思います。それによりセックスも気兼ねなく行えるのですが、突然の嘔吐・・・一体何が起きたのでしょう？今回は、ピル服用中におけるセックス後の嘔吐について、その理由と妊娠の可能性についてお伝えします。

嘔吐をするとそのピルの効果は得られない

どのような条件下でも、嘔吐はタイミングによってピルの効果を消失させます。具体的にどのようなタイミングかと言うと、服用後まもなく嘔吐してしまうことにより、ピルそのものが吐き出され服用の意味を成さなくなってしまうのです。

当然、服用の意味が成さなければ効果も得られません。継続して服用していても、何処かで嘔吐によりピルを吐き出してしまったら、その後は妊娠の可能性が生まれるでしょう。

「2週間」がターニングポイント

なお、これまで継続して服用していたと過程したとして、何処かで嘔吐してしまった時は、2週間がターニングポイントとなります。これが何かと言うと、一応これまでピルを服用していたということで、その効果は服用する限り継続します。

ですが、何処かでピルを飲み忘れた又は嘔吐した場合、2週間経過すれば排卵が再開するので、妊娠する可能性が高くなるのです。逆に、2週間以内であれば排卵は起きないので、性行為をしても妊娠する可能性はない又は極めて低いと考えられます。

何処かで飲み忘れがあると妊娠の可能性も

前項のことから、これまでピルを服用しているのなら、ピルをやめる又は嘔吐してから排卵に2週間掛かることはお分かりになると思います。よって、その間で性行為をしても妊娠することはなく、とりあえずは避妊は可能ということになります。

ですが、精子の寿命は2～3日と言われていることをご存じですか？これにより、性行為をして3日後に「ピル服用忘れ又は嘔吐から2週間目」がきてしまうと、それは妊娠する可能性が現れてしまうのです。よって、飲み忘れた日から2週間という期間に、特に注視しなければなりません。

嘔吐後に医師と相談して再服用すれば大丈夫

これらの状況となった時にどのように対処すべきかですが、まず基本的な対処としてはピルをもう一度その日に服用するのが有効でしょう。嘔吐で体外へ吐き出してしまったのなら、また新しくピルを飲めばいいだけの話です。

しかし、嘔吐したタイミングによりどこまでピルを体が吸収してしまったか分からないところもあります。ですので、ピルの錠剤が見当たらない嘔吐に関しては、ピルを再服用する前に医師に相談することをお勧めします。

嘔吐はピルの副作用の可能性がある

もしかするとその嘔吐、ピルの副作用によるものかもしれません。ですが、嘔吐が副作用で現れている場合、それは「ピルが体内に吸収された確かな証拠」であり、この場合の嘔吐はピルを吐き出していないことが伺えます。このような判断もでき、嘔吐があった＝「全部吐き出した！」と考えるのは早計となりますので、まずは吐瀉物をしっかりと確認した上で判断することが重要になります。

なお嘔吐はピル服用の際の典型的な症状のひとつです。多くは自然に消失するので頑張って飲み続けるか、ひどい場合は医師に相談してピルを別のものに変更しましょう。


まずは、ピル服用に関する自分の過失を探してください。その過失がなければ、ピルを服用する以上絶対に妊娠はありません。しかし、もし何かしらの過失がある場合は、少ない確率にしろ妊娠の可能性は現れてしまうのです。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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