コンドームだとイケない！コンドームEDはの原因はメンタルにあり

ED(勃起障害)は深刻な悩みですが、どちらかと言えば中高年の男性に多く見られる症状。でも近頃は若者を含む幅広い年齢層のあいだで、コンドームEDが増えつつあると聞きます。コンドームの装着やその感触が原因で、萎えたり中折れしたりイカずじまいで終わったり…。

というわけで今回は、コンドームEDの原因とその対処法について徹底解説。エッチを楽しむためのコンドームが、一体どうしてチンポに悪さをするのでしょうか？

コンドームだとイケないコンドームEDとは

EDは「Erectile Dysfunction」の略語で、勃起障害を意味します。EDには加齢などさまざまな原因が考えられますが、中等度まで含めると日本人男性のじつに4人に1人が患っていると言われる国民的症状。いわゆる“中折れ”も、EDの初期症状の1つです。

ところが最近、ちまたでは「コンドームED」なる新たな症状に注目が集まっています。どのようなものか簡単に説明すると、エッチのときコンドームがひきがねとなってチンポが勃たなくなってしまう症状です。

このコンドームEDにはいくつかのパターンがあり、主に、

・装着しようとすると、しぼんでしまう
・装着がうまく行かず、しぼんでしまう
・装着後の感触に萎え、しぼんでしまう

の3つに分類できます。コンドームEDの原因についてはあとでくわしく紹介しますが、萎えてしまった場面を想像しただけでも非常に気まずいムードが漂うのは明らか。避妊に役立つコンドームが、エッチ自体を妨害するとはあまりにも皮肉と言うしかありません。

着けたくないだけの言い訳かも

ただ注意しなければならないのは、ゴムを着けたくなくてコンドームEDを装う男性の存在。「着けると勃たなくて…」と彼女やセフレをあざむき、生での挿入にありつこうとするわけです。でもそういうずる賢い男性の場合は、問題の根はさほど深くありません。

むしろ困るのは、自称・コンドームEDの男性が、自分自身をもあざむいている場合です。たんに「生でヤリたいだけ」なのに、本当に深刻な症状であるかに受け止め、パートナーにもその説明を押しつけたら事態はややこしくなるばかり。

生でシたければ、その下心にちゃんと向き合いましょう。彼女に低用量ピルを飲んでもらうなど方法もあるわけですから、コンドームEDを身勝手な言い訳になんか使ってほしくはないですね。

コンドームEDの原因は心因性

コンドームEDの症状はわかりました。となれば対策が必要ですが、その前に原因を突き止めなければなりません。

通常のEDであれば、原因は心因性と器質性の2つ。周囲から妊娠が期待されているなどの心理的ストレスならば前者、加齢や生活習慣病によるものなら後者になります。

しかしコンドームEDの場合は、明確に心因性の症状です。ゴムのサイズや素材との相性もたしかに重要ですが、そのミスマッチだけでコンドームEDに追い込まれたりはしません。やはり一番大きいのは、コンドームを装着する男性の心のありよう。

・うまく装着できなかったら…
・着けた後で萎えたりしたらカッコ悪いな…

最初はそんなちょっとした懸念から始まります。しかし経験の少ない若い男性ほど、「装着で手こずる姿なんて見せたくない」と変に自分を追い込みがちです。

そして実際、装着の瞬間は間(ま)が悪いもので、萎えるケースはざらにあります。恥ずかしがる必要も慌てる必要もないのに、焦る気持ちがさらに自分を追い込んでいき…。

焦りが焦りを呼んで、次第にその悪循環が定着します。まるで条件反射のように、

・コンドームを着けようとする→チンポが萎える

コンドームED特有のこの症状が、1人の男性の中で固まってしまうわけです。

コンドームでイケるようになるための対処法

見栄を張ったり、焦りすぎたり。装着の際のそんな心の状態が、じつはたいへんな悪循環を招くのだとわかりました。ではコンドームを装着しても萎えず、エッチできっちりイケるようになるには、一体どんな工夫をしたら良いのでしょうか？

ここではコンドームを装着して膣内射精をやり遂げるための、有効な対処法をいくつかご紹介しましょう。

(1)オナ禁する

居ても立ってもいられないほどヤリたい気持ちが強ければ、コンドームの装着くらいで萎えたりしないでしょう。彼女やセフレとベッドを共にする際、爆発寸前のギンギン状態を保つ。これならきっと、全てがうまく行くはずです。

そう考えると、方法は1つしかありません。セックスする前、しばらくオナニーを禁じて射精を控えましょう。オナ禁にはさまざまな良い効果があると言われますが、じつはほとんどマユツバです。むしろ積極的にオナニーして、精子を常に新鮮な状態にした方が健康的。

ただそれはふだん心がけるべき態度であって、デート前など特別な状況下では話が違ってきます。欲望を強めるために、たとえばデートの前々日からオナ禁したなら、当然エッチのときオナ禁の効果はプラスに働くわけです。

(2)オナニーのやり方を変える

何事も日々の積み重ねが大事。毎日のように欠かさず行なうオナニー、そのやり方を少し変化させるだけで、じつはコンドームEDの有効な対策になります。

手でじかにシゴくのは、エッチに置き換えれば生で挿入している感覚。刺激が直接的すぎますし、コンドーム装着での快感とはずいぶんかけ離れています。

ならばふだんのオナニーでも、コンドームを装着した状態で試みてはどうでしょうか？それが「コンドーム・マス法」です。コンドームを着けたままイケるようになるのが目的ですが、具体的なやり方については項を改めてくわしくご紹介します。

(3)PC筋を鍛える

コンドームEDだけに限った対策ではありませんが、勃起力改善・中折れ防止に役立つのがPC筋トレーニング。非常にシンプルなものですので、取り組まない手はありません。

PC筋は骨盤底筋とも言い、チンポのつけ根から肛門付近まで伸びる筋肉の束です。おしっこをしているとき、出すのを一度キュッと止めてみましょう。その際使われるのがPC筋です。手ではさわれずとも感覚的につかめます。

このPC筋を鍛えると、勃起時に海綿体に流れ込んだ血液の逆流を抑えられます。コンドームを装着する間に萎えてしまうのも、PC筋のゆるみが一因。鍛え方は簡単で、①肛門をきゅっと締める、②締めた肛門をゆるめる、③①+②のセットをくり返す。これだけです。

PC筋とトレーニング法についてさらにくわしく知りたい方は、以下の関連記事をご参照下さい。

関連記事：PC筋を鍛えて射精コントロールする方法｜今日から実践できるやり方を解説

リハビリに最適！コンドームオナニーのやり方

コンドームED対策の1つとして、チラッとさわりだけ紹介したコンドームオナニー。正確な名称は「コンドーム・マス法」ですが、これのやり方を手順を追って解説します。

必要なものは、コンドームだけ。まずはいつも通り、チンポにコンドームをかぶせましょう。ここまでは至ってふつうです。「コンドーム・マス法」の核心部分は、次の工程から。

①コンドームをかぶせたチンポを手でシゴき、ガマン汁(カウパー氏腺液)を分泌させる
②あふれてきたガマン汁を、コンドームの中でチンポ全体に行き渡らせる

何のためにこうするかと言えば、コンドーム内を膣内の環境に近づけるためです。ぬるぬるしたガマン汁に覆われて、チンポは何とも言えない心地良さ。

③手でやわらかくチンポを握り、ガマン汁のぬるぬる刺激だけで射精を目指す

これが最終工程になります。大事なのはシゴくピストンの刺激でイクのではなく、あくまでガマン汁のぬめりの快感でイクところ。

コンドームとチンポを意識的になじませ、なおかつ分泌液の生温かい刺激により果てる。このくり返しがやがて、コンドームを着けて女性の膣内で射精するゴールへと結びつきます。

コンドームの選び方・正しい付け方も重要

コンドームEDは心因性によるものと述べましたが、コンドームがムスコに合っていなければ、当然事態は悪化しやすくなります。そもそもの前提として、どんなコンドームを選ぶかは非常に大切です。

また装着の仕方にも、正しい手順が存在します。自分に合ったコンドームを、適切な方法で装着する。コンドームEDの対策以前に、まずこの2つの基本事項を押さえておく必要があるわけです。

ムスコの太さに合ったコンドームを選ぶ

コンドームを選ぶにあたって、メーカーがどことか薄さがどうだといった話は、じつは二の次三の次。唯一にして最も大事なのは、コンドームのサイズになります。基準はもちろん、自分のチンポのサイズです。

そしてサイズと言っても、長さにあらず。コンドームの場合、太さが全てです。S、M、L、XLなどの表示は、内径の違いを表しています。標準のMで直径33mmほど、XLで46～47mmといったところ。

自分のムスコの太さを知り、それに見合ったコンドームを選ぶ。ここから全てが始まります。

装着の際は裏表に注意！精液だまりの空気抜きも忘れずに

コンドームには裏表があります。精液だまりがとんがり帽子状に突き出た側が表です。この精液だまりを指でつまんで持ち、中の空気を抜いてから亀頭にのせましょう。空気が残ったままだと、射精の勢いでコンドームが破裂するケースがあるからです。

亀頭に密着させてのせたら、あとはサオから根元へとコンドームをゆっくり巻き下ろしていきます。このとき、陰毛を巻き込まないよう注意が必要です。

コンドームだとイケない理由はメンタルにあり！

コンドームEDの原因と対処法を紹介してきました。エッチを楽しむためのコンドームが、「うまく装着できなかったら…」と男性にとって心理的ストレスになる場合があります。

自分に合ったコンドームを選び、正しい装着方法に慣れるのも大事。一方で「コンドーム・マス法」のような新しいオナニーを試し、チンポとコンドームをなじませる不断の努力も欠かせません。

焦れば焦るほど勃たなく、そしてイケなくなるのが男の生理。慌てず騒がず余裕の心で取り組めば、愛する女性の中でコンドームに守られながらぴゅっぴゅと射精できるはずです。

コンドームEDを克服して、安全・安心なエッチを目いっぱい楽しみましょう。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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