ちんこにイボができた時の対処法|種類による原因や対処法を徹底リサーチ

ちんこにイボができた時の対処法|種類による原因や対処法を徹底リサーチ

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この記事を書いた人
panpan風俗調査隊
あじろ編集チーム
美大卒業後、雑誌とWEBのライターとして7年間活動。現在はpanpanにて風俗実態調査のチームを任されています。もともとセックスに熱心だったことと、M性感が異常に好きなことを認められてリーダーに昇格。とはいえメンバーは私含めて3人しかおらず、ほとんど自分で現地に行って記事を書いています。天職とはまさにこのことw
「ある時、自分の性器に見たこともないイボが!」

イボなんてどの部分にできても驚くのに、性器にできたとなると焦りますよね。今まさに、ネット検索しまくっている方もいるでしょう。

そんな今回は「ちんこにイボができる原因・治療法・予防法」について解説!

そのイボ、実は危険な病気かもしれません。しかしすぐに対処すれば治ります。もちろん放置すれば、悪化の危険性は大。不安にかられる前に、こちらの情報をぜひチェック!



(1)ちんこのイボは感染拡大の可能性が高い!見て見ぬ振りはNG

ちんこ イボ
性器にイボができる原因は、大きく分けて2つ。

「生まれた頃からイボができている場合」または「イボが悪性でないとわかっている場合」は、特に気にしなくて大丈夫です。

問題は「昨日までなかったイボが急にできた時」。こちらは大抵が何かしらの病気です。疲れやストレスで湿疹ができることはよくありますが、同じ理由で大きなイボができることはまずありません。

疑わしいのは「感染症」または「性病」です。日々を振り返ると、身に覚えもあるはず。風俗やデリヘル に行ったり、マッチングアプリでゆきずりのセックスをすれば、当然これらのリスクは急上昇。また感染から間もなく症状が出るので、イボ以外にも体調不良や肌の異変などが見つかる方もいます。

感染症や性病も、放っておいて治るケースはまずありません。放置だけは絶対にやめましょう!


ちんこにイボが出来たらすぐに病院へ

肌にイボができた場合は、皮膚科で大丈夫。ですが性器のイボであれば、泌尿器科に行くのが正しい選択です。総合病院か専門の外来病院を探しましょう。


受診時期は、症状が現れているときが最も良い時期です。 陰部や腟内は洗浄せず、そのまま受診することが検査をスムーズにし、診断の確定に役立ちます。

イボができる病気のほとんどは、放置すれば悪化します。なので病院に行くタイミングは「イボを見つけてすぐ」です。性病や感染症に限らず、後々になってとんでもない事態になる方は、大抵最初の時期に放置しています。

また患部(この場合は陰茎か陰嚢)を綺麗に洗うと、稀に細菌などが見つからない場合もあります。変な話ですが、病院に行く前にあまり綺麗に洗うのも厳禁とのことです。

性器から普段と違う臭いがする方も要注意です。臭いは性病や感染症の症状としてもあるので、気になるからといって念入りに洗っても、適切な治療をするまでは解消しませんよ!


(2)ちんこにできるイボの種類と治療の目安

ちんこ イボ
ここから、性器のイボについて詳しく説明していきます!

「尖圭コンジローマ」「フォアダイス」は代表的ですが、ごく稀に違う病気の場合もあります。病院で診てもらうのは大前提として、イボのできる症状を5種類選定。原因と治療法をわかりやすくまとめました。

医師や病院のHPからの解説も併せて引用しています。全て確かな情報です。ぜひ参考にどうぞ!


「尖圭コンジローマ(せんけいコンジローマ)」の症状と治療方法


症状 1~3ミリほどのイボ
感染の可能性 あり
主な原因 ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染
治療法(治療期間の目安) 軟膏塗布・液体窒素・電気メス・レーザーなど(目安16週間)

性器のイボを見つけた時、真っ先に疑われるのが尖圭コンジローマですね。


尖圭コンジローマとは、「ヒトパピローマウイルス」というウイルスに感染したことにより引き起こされるウィルス感染症です。
感染すると、性器や性器周辺にできものやイボができます。

ウイルスの潜伏期間は3週間から8ヶ月ほど。イボは1~3mmほどで、乳頭のような形や、尖ったものなど。痛みや痒みはほぼなく、ウイルスに感染しても症状の出ない方もいます

治療法は、初期段階でイボの数も少なければ、イミキモドクリームという軟膏を塗ってウイルス増殖を抑えます。

液体窒素やレーザーなどでの切除もできますが、ウイルスを抑え込むのと無関係のため、再発の可能性も高め。1度かかると完治はなく、処置と再発予防に努める必要があり、厄介な病気です。


「フォアダイス(真珠様小丘疹)」の症状と治療方法


症状 滑らかで小さめのイボ
感染の可能性 なし
主な原因 なし(生理現象)
治療法(治療期間の目安) レーザーや電気メスでの切除(即日)

尖圭コンジローマと間違えやすいといわれるのが、「フォアダイス」です。


フォアダイスは良性のものなので、治療の必要はありません。見た目が気になる場合は、レーザーや電気メスで除去することは可能です。その場合は保険がききませんので、自費診療になります。
引用:STD研究所

フォアダイスは成人男性の6割に見られ、誰でもどこかしらにあります。性器にできる方は2割ほど。どちらも人体には無害です。

尖圭コンジローマはイボがいびつで、ざらつきもありますが、フォアダイスのイボは滑らかで小さく、粒がそろっています。痛みや痒みもないので、間違えやすいのですね。

またウイルスなどの原因もないので、保険適用外です。目安は2~8万円程度。気になる箇所にできた時は、運が悪かったと思うしかありませんね。


■「尖圭コンジローマ」と「フォアダイス」の違いとは■


性器のイボができる症状の代表例として「尖圭(せんけい)コンジローマ」と「フォアダイス」があります。両者はよく似ているため補足しておきます。


フォアダイスはカリ首や亀頭のフチにできることがほとんどで、大きさは0.5~1ミリ程度。尖圭コンジローマは、1~3ミリとやや大きく、性器の周辺どこにでもできます。

見分け方は「大きさ」と「できる箇所」です。尖圭コンジローマの方が大きく、広範囲にイボができます。

性器にできるフォアダイスのことを真珠様陰茎小丘疹(しんじゅよういんけいしょうきゅうしん)ともいいます。フォアダイスは良性イボの総称で、日本の病院ではひとまとめで呼ばれることが多いそうです。

また大きなフォアダイスと小さな尖圭コンジローマはほぼ同じに見えるので注意です。尖圭コンジローマがカリ首にできることもあります。見分け方を知ったからといって、自己診断だけは控えましょう!


「性器伝染性軟属腫(せいきでんせんせいなんぞくしゅ)」の症状と治療方法


症状 1~2mmくらいのイボ
感染の可能性 あり
主な原因 ポックスウイルスに感染
治療法(治療期間の目安) ピンセットで除去(即日)・自然治癒(数週間からひと月)

伝染性軟属腫は、小児に多いウイルス性の皮膚疾患です。水イボともいわれます。


イボができる(褐色や黒色っぽいときもある)、痛みやかゆみがでることもあります。
大きさは1~2mmくらいの中心にくぼみがあるイボが徐々に増えます。
色は少し赤みがかったりピンク色していることが多いです。
引用:予防会

大人は性器に症状の出る場合が多いです。1~2mmくらいのイボが徐々に広がります。中心には窪みがあり、色は赤っぽいので判別しやすいです。

治療は、ピンセットでつまんでイボの内容物を除去するか、自然治癒を待ちます。人によりますが、期間は数週間からひと月ほど。アトピーなど皮膚の持病を持つ方はもう少しかかります。感染力が強いので厄介です。


「軟性下疳(なんせいげかん)」の症状と治療方法


症状 赤い豆粒状のイボ・潰瘍など
感染の可能性 あり
主な原因 軟性下疳菌に感染
治療法(治療期間の目安) 薬の内服・軟膏塗布(7日間)

日本での症例はほぼないといわれますが、軟性下疳でも性器にイボができます。


軟性下疳は幻の性病とも言われており、最近は日本ではほとんど報告がありません。また、病名は知っていても実際に病気を見たという医師はめったにいません。
引用:Medical Note

元々は東南アジアやアフリカなど熱帯地方で発生する性感染症です。感染すると、性器に赤い豆粒のようなイボイボができ、潰れると潰瘍になります。激しい痛みもあり、ただちに処置が必要です。

治療は、ミノサイクリン・エリスロマイシン・ST合剤・オーグメンチンなどの薬を7日間内服。さらに潰瘍にはゲンタマイシン軟膏を塗ります。症状はきついですが、治療期間はそれほど長くありません。


「多発性陰嚢粉瘤症(たはつせいいんのうふんりゅうしょう)」の症状と治療方法


症状 1~2mmくらいのイボ状粉瘤
感染の可能性 なし
主な原因 不明
治療法(治療期間の目安) 抗生物質内服・切除手術

粉瘤とは、皮膚の下に袋状の構造物が生成され、中に皮脂や垢が溜まってふくらんでしまう病気。厳密には良性腫瘍の一種ですが、イボに見えてしまう段階もありますね。


中高年男性の陰嚢に小さな粉瘤が無数にできることがあり、これは多発性陰嚢粉瘤症と呼ばれる。

原因はわかっていないので、予防法は今のところ特になし。ただ感染もしませんし、人によってはほぼ無症状で悪化もせず、勝手に治っていきます。長年放置する方もいますが、できれば念のために医療機関に行くのがおすすめです。

治療は、抗生物質によって内部から抑え込むか、直接の切除もできます。ただ大きさによっては「へそ抜き法(皮膚ごと繰り抜く方法)」になるので、術後の期間も多少かかります。


(3)ペニスのイボを予防するための注意点

最後に、上記の病気など全てに共通する「予防法と注意点」を学びましょう。

イボは感染症の症状であることが多く、ほぼ全てが接触や性行為による感染です。逆にいえば、それらを上手く遮断すれば感染を防げるのですね。特に注意したいポイントは3つあり、医師の見解やアドバイスなどを引用しながらまとめました。


もっとも信頼できる予防方法は「コンドーム使用」

イボのできる病気の多くは、ウイルスによる感染症です。性病でもあるので、予防法といえばまず「コンドーム装着」が挙がります。


尖圭コンジローマを予防するには、性行為において避妊具を用いることが予防方法の1つといえます。
100%予防できるわけではありませんが、感染リスクを軽減できます。

注意したいのは「コンドームによって100%予防できるわけではない」ということ。使用中に破れたり、表裏を間違えることもあり、装着の際に内側にウイルスが入り込む可能性もあります。

しかし何も使わずに生挿入するよりは、圧倒的に安全です。理想をいえば、フェラチオやクンニもコンドーム越しにする方がおすすめ。何よりも感染リスクを防ぎたいと思うなら、ゴムを駆使しましょう。


行為の前後に性器や手をきちんと洗う

コンドーム装着と併せて徹底したいのが「洗浄作業」です。


ブツブツができていなくても、ウイルスを持っている場合が多く、感染の元になります。決定的な予防法はありませんが、セックスの後、手や陰部をよく洗って、相手の体液を流すことでリスクを下げることができるでしょう。

若いカップルは、シャワーも浴びずにエッチしたり、外でイチャイチャすることもあるでしょう。しかし洗い流すだけでも、身体の表面のウイルスなどが一時的に落ちるので、安全性はグッと高まります。

理想は、行為の前と後の2回。しっかりとシャワーを浴びて、ボディソープや石鹸で全身を洗いましょう。

ウイルスの感染ルートとなるのは、身体の粘膜。性器(特に尿道口)と、口内もすすげば、万が一パートナーがウイルス保持者でも感染を防げる可能性が上がるのです。


HPVワクチンを接種する

尖圭コンジローマの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)は現在、ワクチンが存在します。


アメリカやイギリス、オーストラリア、カナダなどでは、女性だけでなく男性へのHPVワクチン接種も政府が推奨しています。
オーストラリアでは88%、アメリカでは64%の男性がHPVワクチンを接種しています

一般的には「4価HPVワクチン」を使います。4価とは、子宮頸がんの原因となる6型と11型、尖圭コンジローマの原因となる16型と18型のこと。子宮頸がんワクチンとして、すでに女性は打った方も多いはずです。

海外では、男性も同じワクチンを打つのが一般的です。1度打てば効果は2~30年続き、尖圭コンジローマ予防になります。すでに感染した方のウイルスを殺す効果はないので、先に検査を受けてからの接種が望ましいですね。


ちんこのイボの原因は、様々な感染症の可能性があり!正しく理解して予防と対処をしよう

いかがでしたか?今回の特集は「ちんこのイボの原因と対処法・予防法」でした!

オチンチンにイボができる主な原因は「尖圭コンジローマ」「フォアダイス」の2つ。前者はウイルス性の感染症で、性行為などで簡単にうつります。後者は自然にできる良性のイボで、医学的には特に問題ありません。

両者は見分け方も難しいですが、イボの形や大きさ、広がり方などで判別できます。

記事内では、性器にイボのできる病気の種類をまとめ、対処や予防法について紹介しています。また共通する予防法としては「コンドーム使用」をおすすめ。性行為での感染は圧倒的に多いので、避妊ついでに病気の予防をしましょう。

結論としては、どんなイボであっても、見つけたらすぐ病院に行くこと。潜伏期間がある病気の可能性もあり、放っておくと一大事になりかねません。痛みや痒みがなかったとしても、放置や我慢は厳禁ですよ!

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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