産後のセックスレスの大きな原因となる心の病気・4選【原因と対策】

産後のセックスレスの大きな原因となる心の病気・4選【原因と対策】

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産後のセックスレスで悩む夫婦は少なくありません。その中の理由のひとつとして挙げられるのが、産後に起きてしまう心の病気です。妊娠出産による急激なホルモンバランスの変化が心の病を引き起こすと言われています。そんな産後セックスレスの原因となる心の病気を、対策を含めてご紹介します。


産後の心の病①:マタニティブルー


産後の心の病①:マタニティブルー

一般的に産後に発症することが多いとされていますが、妊娠初期から後期までに症状として現れることもあるマタニティブルー。症状としては、些細なことで涙が出る、悲しくなる、イライラがおさまらない、将来に対する不安を感じる、やる気が起きない、倦怠感や眠気を常に感じるなどがあります。

産後に発症する原因としては、出産の疲れや育児による疲れ、睡眠不足、育児に対するプレッシャーや孤独感などが引き金となるようです。初めての出産の場合、赤ちゃんに対して何もわからないのに急にお母さんとしての振る舞いを周りから期待されてしまうことでプレッシャーに押しつぶされてしまいがちです。不安な気持ちを病院のスタッフや、経産婦の友人などに不安な気持ちを話してわかってもらったり、家族にも正直に自分の気持ちや状態を伝えて理解してもらうことで改善に向かうでしょう。

マタニティブルーは産後多くの母親に見られる症状です。出産後は自分でも思っている以上に体が疲弊しています。焦らずにゆっくりと体調を整えましょう。2週間ほど経てば気持ちが落ち着いてくるはずです。

また、妊娠中からマタニティブルーを予防することもできます。マタニティスイミングや母親学級などで同時期に出産予定の友達を作り、同じ不安な悩みを話し合える関係性になっておくと良いでしょう。そして、身近な家族にも出産にたいする不安や動揺も隠さずに予め伝えておくことで、理解や協力を得られるはずです。何でもひとりで頑張り過ぎずに、周りをどんどん巻き込んで出産後の育児を楽しめる環境を作りましょう。


産後の心の病②:産後クライシス


>産後の心の病②:産後クライシス

「産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷えこむ状況」として、2012年にNHKの番組内で紹介された造語です。厚生労働省が5年に1度調査している「母子家庭になった時期」の結果によると最も多いのが子どもが0歳〜2歳の時期ということがわかっています。産後クライシスによる家庭崩壊は年々増えています。

愛情が冷え込む原因としては様々な理由があげられています。ホルモンバランスの変化、体調不良、子育てに関する不安、ライフスタイルの変化などです。出産後イメージしていた家族像とは違った、夫のイクメン度数が限りなくゼロに近い等、色々と考え込んでしまう人もいるようです。

産後クライシスに陥ってしまうと、愛情がない状態となってしまうため、セックスレスが引き起こされます。そのセックスレスにより、さらに愛情が消えていくことも考えられます。もしくは、セックスレスによって産後クライシスが引き起こされるという考え方も。まずは、産後クライシスに陥ってしまった原因を共有しましょう。子どもの話が中心の毎日になりがちです。もちろん子どもの話は再重要項目かもしれませんが、可愛い子どもを夫婦でしっかりと育てたいという思いがあるのなら、お互いの気持ちを吐き出し合う時間も必要です。

その一環でセックスに関してもヒアリングし合いましょう。「セックスはしても良いけど痛みがあるから○○の体位は無理」「出産後あまりぬれないからローションを使いたい」など、具体的にシェアするのが大切です。


産後の心の病③:産後うつ


出産後3ヶ月以内に発症し、発症から数ヶ月から1年続くのが産後うつです。基本的に一過性のものですが、重症化するとうつ病となることも考えられまえすので、甘く見ずにおかしいなと思ったら必ず医師に相談しましょう。

産後うつを発症すると、倦怠感、食欲不審、気分の落ち込み、集中できない、育児に自信がない、将来の希望がないなどの症状が現れます。産後うつになった原因としては、「育児がマニュアル通りにいかない」といったフラストレーションもひとつとして考えられています。

しかし、昨今の育児書には「育児はマニュアル通りには行かない」ということが当たり前のように記載されていますので、人は人、うちはうちという考えで育児を行う母親も増えてきています。そんな中、一昔前の育児方法を助言してくる年長者に対してフラストレーションを感じて産後うつのきっかけになってしまうこともあるようです。

産後うつになると、気持ちが落ちている状態が続いてしまうため、セックスどころじゃなくなる母親が多いです。父親から見て、いつもと違うなと感じたら、病院へ一緒に行くようにしてください。産後うつは、育児に夢中になってがんばっている間に知らぬうちに悪化している場合が多いので、父親としてパートナーとして気付いてあげましょう。

母親は子育てに一生懸命で自分の体調の変化に気付けないものです。産後うつの原因が忙しすぎて息抜きしていない、眠れていないなどの理由の場合には率先してゴミ出し、料理(お惣菜の購入でも)、上の子どもの保育園の送迎等を行い、母親にほっと一息つける時間をプレゼントしましょう。

また、姑や舅からのたくさんの助言によってフラストレーションが溜まっている場合には、旦那さん側から自分の親にしっかりと伝えるようにしてください。たよりになる部分を見たり、気持ちに余裕ができることで、トンネルの中に光を見いだせるでしょう。夫婦仲の改善にも繋がります。


産後の心の病④:産褥期精神病


出産後数日から、遅くとも8週までに発症する精神病です。産後うつ病は1000人中100人が発症すると言われていますが、産褥期(さんじょくき)精神病は1000人中、1~2人と発症の割合は多くありません。

症状としては、幻覚、妄想、錯乱などが見られ、急に笑ったり泣いたり、動き回ったり、無口になったり、食事を取らなくなったりします。この病気は妊娠後期や出産によるホルモンバランスの急激な変化が原因と言われています。生まれつき産褥期精神病になりやすい人もいますし、幼い頃の経験がもとでこういった病気になりやすい人もいます。

産後うつ病と違うのは幻覚や錯乱が見られるところです。この病気は、自殺や無理心中の恐れがあるために入院治療が必要となります。しっかりと専門の医師のもとで治療すれば予後は良いので、発症したとしても家族は焦らずに穏やかな気持ちで母親の改善を待ちましょう。その間の赤ちゃんの世話や家事を行い母親の負担が軽くなるよう協力しましょう。

いかがでしたでしょうか。産後、母親の体は自分が思う以上に、また、周りが思っている以上に疲弊しておりアンバランスな時期が続きます。妊娠・出産は幸せなこと、という固定観念にとらわれて、育児を楽しめない自分はダメな母親だと苦しんでしまう場合もあります。周りが早い段階でSOSに気付いてあげることが大切です。

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