ボディビルダーの食事や筋肉に対する、意外な勘違い5選

マッチョで人間離れした筋肉で人を魅力するボディビルダー。ただ、最近ではボディビルダーに対して妙な偏見を持っている方も増えているのだとか。もしかしたらアナタが知っているボディビルの知識は誤っているかも？今回はそんなボディビルダーに対する意外な勘違いをご紹介したいと思います。

ボディビルダーに対する勘違いその１：ボディビルの筋肉は使えない？

「ボディビルダーの筋肉って見た目だけで、実は使えない」というセリフを耳にする方も多いのではないでしょうか。特にスポーツコーチやトレーナーの方は、生徒に向けてそう答えたりするとのこと。しかし、そもそもボディビルダーの筋肉というのは、スポーツをする用にできたものではありません。

あのゴツイ筋肉は、重たいものを持ち上げたりすることを何度も行って作られた筋肉なので、スポーツに特化したものではないという認識が大切。あくまで何百キロのバーベルを持ち上げるといった、重たいものを持ち運ぶことに特化しています。海外のバスケットトボール選手などはボディビルダー並みの量のトレーニングをして体を作っています。ボディビルダーの場合は、重量の大きいものを運ぶ際には十分に使える筋肉ですよ。

ボディビルダーに対する勘違いその２：年中ささみと鶏肉ばかり食べている？

筋肉を作るためには食事にも気を遣わなければいけません。特にボディビルダーのような筋肉を作る場合には、食事を摂るにしても、体づくりの定番であるささみか鶏肉しか食べないのでは？と一般の人は考えてしまいがち。確かに毎日ささみか鶏肉しか食べないという人もいるでしょうが、そうでない人もいます。

ボディビルには減量期と増量期というものがあり、主に減量期の時にだけ低脂肪な食べ物を食べるという方が多いです。逆に増量期に入ると、ありとあらゆるタンパク質を摂取して、自分の消費カロリーを上回るほどカロリーを摂ることもあります。減量期、増量期は人によってバラバラであり、中には増量期を設けないという人もいますが、大半のボディビルダーはタンパク質もきちんと摂っているという認識をもっておきましょう。

ボディビルダーに対する勘違いその３：ナルシストが多い？

ボディビルダーのイメージとして、鍛えた肉体を鏡の前でポージングをとりニンマリ……という印象が強くあり、一般人としても「彼らはナルシストなのでは？」と考える人は少なくありません。しかしそれは大きな勘違いで、鏡に自分の肉体を映しているのは、あくまで筋肉の分析をしているだけです。

筋肉のバランスをチェックし、ゆがみがないか確認しないと、次のトレーニングでケガへと発展する可能性も高くなります。もちろん、鍛えた筋肉をみて少しくらいウットリすることもあるでしょうが、その部分だけを見てナルシストと呼ぶのはちょっと失礼でしょう。

ボディビルダーに対する勘違いその４：ボディビルダーは力がない？

人によってはボディビルダーの筋肉は見せかけで、実は全然力がないと考える方もいます。しかしそれは大きな勘違いで、ビルダーによってはベンチプレス100キロ以上を軽くたたき出す方もいます。

おそらく、テレビでアームレスラーとボディビルダーの腕相撲対決みたいな企画を見て、ボディビルダーが負けたことから「力がないのでは？」という認識を持った方もいるのでしょうが、アームレスラーは腕相撲のために鍛えているため、強いのは当たり前なんです。逆にアームレスラーがボディビルでボディビルダーに勝つこともないでしょう。これはあくまで例えですが、大事なのは要するにボディビルダーも筋肉を鍛えていることに変わりなく、それに伴う力も常人以上にあるということ。

ボディビルダーに対する勘違いその５：ボディビルダーは短命？

筋肉の鍛えすぎると寿命が短くなる、という情報を信じている方も少なくありませんが、これは勘違いです。無茶なハードトレーニングや食事制限を毎日続けていると、命にかかわることもあるでしょうが、基本的に短命になるといったことはないです。ただボディビルダーの中には、ステロイドを多用してでも筋肉を作る方もいて、そういった方は短命であるかも。ステロイドを多用すると心筋梗塞になる恐れも高まりますから。

いかがでしたでしょうか。あまり体を鍛えない人にとって、ボディビルダーの筋肉は化け物じみて映るもの。そのため色んな偏見が生まれるのも仕方がないのかもしれませんが、意外と勘違いしていたことのほうが多そうですね。