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「腹筋を割るためには腹筋を鍛える筋トレをを毎日のようにしなければいけない」、「腹筋を鍛えることでお腹に溜まった脂肪が筋肉に変わってくれる」、このように考えている人は多いのではないでしょうか。これでは腹筋が割れないのも無理はありません。そもそも、腹筋を割るという考えが大きな勘違いなのです。
まず、腹筋は誰でも割れています。腹筋を割るぞと気合を入れるまでもなく、誰だって腹筋は割れた状態になっているんです。ここで自分のお腹を見て、割れてないという人もいるかもしれませんが、それは厚い脂肪の下に隠れてしまっているだけなのです。体の表面に割れた腹筋を出したいであれば、その厚く重たい脂肪を減らすことからはじめなければいけません。
腹筋が割れて見えるためには体脂肪率が15%以下にならなければいけません。ただ、15%ではまだ薄っすらと割れているな程度でしょう。さらに体脂肪を落として10%になったら腹筋は4つに割れて見えるはずです。さらに6%以下まで体脂肪率を落とすと6つに割れたバキバキの腹筋になります。そのため、いくら腹筋を鍛えていたとしても、体脂肪率を落とさなければ割れて見えることは無いのです。
体脂肪を燃焼させたいのであれば、筋トレのような無酸素運動よりもジョギングのような有酸素運動のほうが効率的です。筋トレは筋肉の中に含まれる糖質をエネルギー源としているのに対して、ジョギングやウォーキングといった有酸素運動は脂肪をエネルギー源として消費します。体にかかる負荷が低い有酸素運動を長時間行うことで体温が上昇します。すると脂肪燃焼リパーゼが活性化しはじめ脂肪を燃焼してくれます。その燃焼された脂肪からエネルギーであるATP(アデノシン三リン酸)が創りだされます。そしてAPTの中からリン酸が分解することで体を動かすエネルギーが生まれます。脂肪を落とすために運動するのであれば、筋トレよりも有酸素運動をした方が良いと言われるのはこのためです。
ここで注意なのですが、脂肪を減らしたいからと息を切らしながらジョギングをしている人をよく見かけます。確かに激しい呼吸を繰り返せばより多くの酸素を体内に取り込んでいるように感じますし、体もつかれるために脂肪を燃焼してくれると感じるかもしれませんが、息を切らすということは上手く呼吸ができていないということです。そのため酸素を体に取り込まないで走ってしまうことになるため結局それは筋トレと同じ無酸素運動になってしまいます。体脂肪を燃焼したいのであれば、息を切らさない程度に、お喋りをしながら走れるくらい余裕を持った速度で走るようにしましょう。
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