体を引き締める有酸素運動をやる上で、最も大事な呼吸の仕方

体を引き締める有酸素運動をやる上で、最も大事な呼吸の仕方

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この記事を書いた人
パーソナルトレーナー
KUBOTA TRAINING
大学時代、アメリカへ留学中にパーソナルトレーニングの仕事をしていた筋トレ大好き26歳のクボタです。誰でも簡単にモテる身体が作れる筋トレ方法を教えています。現在はpanpan編集部にて、トレーニング仲間と3名体制で専門的かつ初心者にも分かりやすい記事を執筆しています。
スレンダーな身体を作るのに効果的な『有酸素運動』。有酸素運動を正しく行うには、正しい呼吸がとても重要になります。正しい呼吸法をマスターし、有酸素運動の効果を倍増させましょう!


有酸素運動において正しい呼吸が重要な理由:新鮮な酸素の必要性


有酸素運動において正しい呼吸が重要な理由:新鮮な酸素の必要性

酸素は細胞の活動に不可欠な存在です。運動中は、全身の筋肉が大きく動き、それを構成する細胞も、非常にたくさんの活動をすることになります。酸素がスムーズに全身に行き渡れば、細胞の活動がより活発になり、疲れにくくなるのです。

また、細胞の活動が活発になると、脂肪の燃焼が良くなります。体を引き締めるために、有酸素運動が効果的なのは、この細胞の活動を促すための、たっぷりの酸素を体に送り込みながら行う運動だからなのです。正しい呼吸法が有酸素運動の効果を左右することになるのです。


有酸素運動中の正しい呼吸の仕方①:鼻呼吸


有酸素運動中の正しい呼吸の仕方①:鼻呼吸

それでは早速、有酸素運動時の正しい呼吸の仕方について見ていくことにしましょう。まずは鼻呼吸の重要性からです。屋内ならある程度、キレイな空気に保たれているスポーツジムも多いですが、屋外で運動するときには、空気の汚れを意識せざるを得ません。鼻には吸った空気を浄化する機能が備わっています。空気中のホコリを取り、バイ菌やアレルギーの元は鼻毛や鼻の粘液にからみ取られます。さらに鼻の奥にある扁桃リンパ組織が肺へ入る前の空気をさらに浄化してくれます。

また、負荷が強い運動をしようとすると、どうしても口で呼吸をしてしまうことになりますが、身体を引き締めるための運動(脂肪を燃焼させることも目的とする運動)は、比較的、負荷の軽い、鼻で呼吸ができるレベルの運動のほうが効果があります。


有酸素運動中の正しい呼吸の仕方②:鼻から吸って口から吐く


もう少し負荷の高いランニングやジョギングの場合は、鼻から吸って口から吐く呼吸がおすすめです。大量の酸素を必要とする有酸素運動時には、酸素の入り口よりも出口を大きくすることによって呼吸器の負担が軽くなりラクに運動できるようになります。空気の流れを一方通行にすることによる呼吸が、効率よく酸素を吸収できることもあり、少し激しめの運動のときに効果的です。

鼻から吸って口から吐く呼吸のときは、運動のリズムに合わせてリズミカルに『2回吸って2回吐く』、「スースーハーハー」や、『3回吸って3回吐く』、「スースースーハーハーハー」がおすすめです。呼吸器と運動の負担を軽くし、運動を続けやすくすることができます。


有酸素運動中の正しい呼吸の仕方③:腹式呼吸


腹筋を使って呼吸します。呼吸によってお腹を膨らますのではなく、腹筋を使ってお腹を押し出すようにして空気を吸い、腹筋を使ってお腹をへこますようにして空気を押し出します。腹筋を使ってお腹を膨らますことによって、横隔膜を引き下げ、より多くの空気を吸い込むことができます。多くの空気を吸い込むことができるということは、多くの酸素を取り込むことにつながるため、より多くの脂肪を効果的に燃焼させることができます。

また、呼吸自体で腹筋を効果的に使うため、お腹周りのシェイプアップにもつながります。


有酸素運動中の正しい呼吸の仕方④:吐くほうに意識をむける


呼吸が浅くなりがちな人は、しっかり吐ききれていないことが多いようです。まず、吸う前に、しっかりと息を吐き切ることによって、深い良質な呼吸をすることができます。深呼吸するときも、まずは、吸うよりもしっかりと吐き切ることを意識して行うと効果的です。

運動後のクールダウンのときにも、深い呼吸を意識することによって、運動で活発になっている細胞の動きを、より長く継続させることができます。

いかがでしたか?身体を引き締める有酸素運動には、正しい呼吸が重要なことがお分かりいただけたと思います。まずは、運動を始める前に1分間ほど、正しい呼吸を意識してするようにしてからトレーニングを始めると良いかもしれませんね!

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