タイガーウッズも悩まされた、深刻な性依存症の原因と治療法

セックスは男女の愛を確かめるためにもとても良いものだとされています。また快感を得られることでセックスがやめられない！という人もいますよね。ですがあまりセックスをしすぎるとあのタイガーウッズのように性依存症になってしまう恐れがあると知っていましたか？性依存症の原因とそのチェック・治療法をご紹介です。

性依存症はどんな症状？

性依存症とは、セックスをすることで心の寂しさを埋めようとするあまり、性行為そのものに依存してしまうことを指します。セックスをしなければいけないという強迫観念にとらわれてしまったり、セックスをしなければ落ち着かないというような心情になってしまったりします。

さらに性依存症がより深刻になると、危険なことに足を踏み入れてしまうなど、時にはレイプをしてしまったり痴漢をしてしまうなど、セックスによって上手く満たされることができないと、罪を犯してしまったり犯罪に巻き込まれてしまったりする人もいると言われています。それほど性依存症は恐ろしい病気なのです。

なんとあのプロゴルファーであるタイガー・ウッズも性依存症になってしまったというのだから驚きです！様々な物や人に囲まれていたであろうタイガー・ウッズは、なぜ性依存症になってしまったのでしょうか。性依存症の原因を次からご紹介していきます。

性依存症になってしまう原因1：過度なストレス状態をセックスで解消しようとする

それでは、性依存症になってしまう原因を見ていきましょう。自分が性依存症なのか、あるいはなりやすいかどうかなどもチェックしてみてくださいね！

心配事や重度のプレッシャーをかけられていてストレスが溜まってしまっている時、その心の負担を取り除いてくれるものに依存してしまうというケースは依存症患者にはよく見られるものです。性依存症になってしまう人は、そのストレスのはけ口がセックスだったというパターンです

ストレスが溜まっているとき、セックスをしたことで気持ちが晴れた、一時の間ではあるけれど、そのストレスの原因を頭から忘れ去ることができたなど、そのような体験をしてしまった人が性依存症になってしまうケースが多いのです。

競技中には全世界から期待をされるとともに、私生活でもパパラッチに追われてストレスを溜めてしまったタイガー・ウッズ。彼はセックスでストレスを発散するようになり、それにハマってしまって性依存症になってしまった可能性が高いと考えられます。同じような理由で完全なプライベートな空間であるセックス中に安心感を感じ、それを求めるあまり性依存症になってしまう芸能人は日本も含めて世界中に多くいます。

性依存症になってしまう原因2：生きていることを実感できたという快感

これはネガティブ思考の強い人や、ヤンデレ気質の人にありがちな原因です。「自分は生きていていいのだろうか」「生きていて楽しいのだろうか」と思ってしまったり、あるいは「今自分が生きているという証拠が欲しい」といった鬱症状が見られる人も陥りやすいと言われています。

セックスというのは人と人とが交わる行為でもありますから、自分が今ここに存在しているという証明を相手がしてくれているという感覚から、自分は生きているんだという実感を味わえていると思ってしまい、性依存症になってしまうケースです。

セックスには快感の中にも苦しみや痛さ、強い刺激なども含まれていますから、リストカットをしてしまう人と同じような感覚でセックスに依存してしまっていると考えられます。

ちなみに「ヤンデレ」の意味がイマイチわからない人のために、ヤンデレの定義をご紹介します。

人間関係の修羅場、裏切り、欺瞞など凄まじい惨状を受けながら、自分の想いと目の前の現実との狭間で葛藤し…その結果として想いだけが歪んで強くなり、徐々に精神を病んでいき、行動が狂い始め…
引用：ヤンデレ　ニコニコ大百科

こうした環境と思考で生活し、人生は楽しくないけれど、セックスだけが喜び……というような状態に陥ってしまった場合も、性依存症を発症してしまうこと可能性が高まります。

性依存症になってしまう原因3：自分にコンプレックスを感じてしまう

男性だと周りから「女々しい」と言われたり「男らしさが足りていない」なんて言われてしまうと、プライドを傷つけられたと感じて自分に自信を持てなくなってしまいます。女性ならば体になんらかのコンプレックスがあると思い込んでしまい、魅力がないと落ち込む人もいます。

そんな人たちはセックスをすることで、異性の相手に求められているという実感を持つことができますから、「自分は男性として（あるいは女性として）魅力があるんだ」という自信につながります。そうして性依存症になってしまう人もいるのです。

さらに男性はセックスをすることで女性を支配しているという感覚を得ることができると言いますから、俺の方が上なんだという男らしさや権力を実感することもできると言われています。

性依存症の治療法1：自分が性依存症であると認める

ではこの性依存症を治すためにはどうすればよいのか、ここからは性依存症の対処法をいくつかご紹介していきたいと思います。

まず性依存症であると自分自身で認識するというのが、性依存症を治すために必要な第一歩となります。「自分は違う」なんて思っていたら、いつまで経っても性依存症とは向き合えず、治そうという意志すら踏み込めませんよね。

それに自分がなぜこんなにセックスばかりしなければならないのかという漠然とした不安も無くなりません。ですからまずは自分が性依存症であるという実感をすることで「なぜ」を解決し、1つ不安を無くしましょう。

性依存症の治療法2：どんな時にセックスしたくなるか明確にする

性依存症になってしまった場合、先ほど原因となるものを3つ提示しましたが、自分はどれに当てはまるのかを確認することが大切です。最初の過度なストレスがかかった時にしたくなるというのでしたら、原因はストレスやプレッシャーにありますし、生きているかという漠然とした不安が襲った時ならば、その時を重点的に注意する必要があります。

さらには自分に自信がないと感じた時にしたくなるというのであれば、もっと自分に自信が持てるように意識することが大切となってきます。実際コンプレックスというのは、自分が思ってるほど他人は気にしていないものです。

3番目のコンプレックスが原因であると思った人は、自分がコンプレックスに過度に敏感になりすぎているのではないかということを今一度考えてみると良いでしょう。

性依存症の治療法3：過去に向き合う

性依存症になってしまっている人の多くは、過去に何かしらのトラウマを抱えていたりするものです。そのトラウマのせいで、上のような原因が引き起こされて性依存症になってしまっているのです。

ですから過去をもう一度見つめ直し、その過去を「こんなこともあったな」と思えるくらい自分を愛してあげることが大切です。このトラウマを見つめ直し克服することができれば、もうセックスに依存することはなくなるはずですよ！

性依存症の治療法4：意志を強く持ち、異性との接触を避ける

そして一番良い方法は、自分が性依存症であると自覚した後は、「絶対に克服するぞ」という意志の元に異性との接触をとにかく避けるということです。ですがやはりこれはアルコール依存症などと一緒で、相当な意志の強さが必要となります。

そんなとき、その意識を他に向けるために必要なのは、セックス以上に興味を持てる趣味などを見つけることだと言われています。ですから、まずは自分はセックスを無くしたら何が好きなのか、何に興味があるのかを模索してみると良いかもしれません。

特にないという人は、とにかく知人などに趣味やスクールなどを紹介してもらって、たくさんのことに触れ、セックスから無理にでも離れる、セックスをする時間を作らないという手段をとると良いでしょう。

性依存症の治療法5：病院でも治療できます

性依存症というのは、精神病として認定されている「病気」です。ですからもしも以上の治療法でも治らないという人は、恥ずかしがらず精神科のお医者様に相談をして、一緒に少しずつ治療していくのが良いでしょう。そして、自分にとって本当に大切なものは何かをもう一度見直してみましょう。

いかがでしたか？性依存症の恐ろしさがわかっていただけたのではないでしょうか。もしかしたらチェックしながら「自分も性依存症かも」と思った人もいるかもしれませんが、病院に行くことも視野に入れていち早く治療を試みてくださいね！