HIV(エイズ)の正しい基礎知識

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人類を恐怖に叩き込んだエイズは今もなお世界中で猛威を振るっており、世界は非常に強い警戒心を抱いています。ですが、我が国のHIV感染者数は近年横ばいとなっているものの、減少傾向にないところを見ると未だ警戒心が薄いと言わざるを得ません。よって今回は、HIVの基礎知識を身に付け、予防に役立てましょう。


HIVの概要


HIVの概要

HIVとはヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virusの略)と言い、ヒトの免疫細胞を破壊し免疫機能を低下させ、AIDSを発症させるウイルスです。通常ヒトは、Tリンパ球やCD4陽性細胞と呼ばれるヒトの免疫機能を保つ細胞により、様々な病気から体を守っているのですが、HIVに感染するとそれらが長い年月を掛けて少しずつ破壊されていくのです。

その長い年月とは、短くて3年程度長くて10年以上と言われ個人差があります。その間にもHIV感染による影響(急性感染期等)はあるのですがそれはごく一時期であり、大半は無症候期(全く症状が現れない時期)で、まずそれがHIVによるものかどうかの判断はできないでしょう。ですがその間も、免疫細胞は破壊され続けているのです。その後、破壊されつくした免疫細胞はその機能を果たせず、結果「免疫不全」となり様々な症状を呈します。


AIDS(エイズ)との違い


AIDS(エイズ)との違い

よくある勘違いで、HIVとAIDS(エイズ)を一緒くたにする方が居ます。これは大きな間違いで、HIVは前述のとおり「ヒト免疫不全ウイルス」の略称でありあくまで「ウイルス」の名称となります。一方AIDSは、後天性免疫不全症候群(Acquired Immune Deficiency Syndromeの略)であり、性感染症という種類の病名なのです。このように、HIVとAIDSはそれぞれ「ウイルス名」と「病名」という違いがあるので覚えておきましょう。

このような勘違いを生んだ原因は、やはり「HIVに感染すれば結果的にエイズになる」という認識からでしょう。HIV感染を放置すれば、間違いなくAIDSがやってきます。それにより「HIV=AIDS」という解釈が蔓延り誤解を生んだのだと思われます。


HIVの感染経路


HIVの感染経路は大きく分けて性的感染、血液感染、母子感染の3つになります。性的感染は、性行為により分泌液に触れた際に感染し、血液感染は傷口同士が触れ合う、HIV感染した血液の輸血、注射の使いまわしなどにより感染、母子感染は授乳によるものや赤ちゃんが産道を通る際に血液を浴びる、胎児の時期にへその緒を通してなど、このような経路でHIVに感染します。

ですがこれだけの感染経路があっても、大多数は「性的感染」によるものとなっています。割合で言えばおおよそ9割程度となっており、その中でも同性間での性的感染(男性と男性など)が6割以上となっているようです。なお書籍やインターネット等で、上記3つの感染経路以外の割合の中に「不明」と記載されているものがありますが、これは感染者がその原因を「言いたくないだけ」であり、医師に「分からない」と誤魔化しているだけで推して知るべしだと理解しておきましょう。


HIVに感染した場合どうなるのか





HIVに感染した後、単体では何もできないのでまずHIVはヘルパーT細胞に真っ先に侵入します。その後T細胞のDNAの中に入り込み、HIVのDNAを新たに作ろうと企みます。ですがそれには条件があり、ヘルパーT細胞が元気にならなければ新たにHIVのDNAを作ることができないのです。よってHIVは、その機が現れるまでT細胞に潜伏し続けます。その後にヘルパーT細胞が元気になれば、しめたとばかりにHIVはどんどん新たなHIVが作ろうとするでしょう。

こうなると、ヘルパーT細胞は大変な迷惑を被ります。何故ならHIVは、新たなHIVを作る際にヘルパーT細胞の細胞膜をそのまま流用しようとするからです。それにより、細胞膜が剥ぎ取られたヘルパーT細胞はそのまま死滅していきます。この行動を、数年ないし数十年掛けて行うのがHIVなのです。これが免疫機能が低下する要因となります。


HIVの初期症状


前述のとおり、HIVに感染したところで多くは無症状であり、エイズ発症までは「見た目は健康に」過ごせます。ですが一部、HIV感染後の初期症状と呼ばれる症状を呈する方が居るのです。ただし、その初期症状を呈する割合はそれを唱える医師や研究者で大きく違い、5割前後と唱える方も居れば9割と唱える方もおり、未だ正確な数字を割り出せていないのが現状です。

では、HIVの初期症状とは何なのか?という部分ですが、多くは「インフルエンザによく似た症状」と言われ、発熱が最も多く、次にリンパの腫れや発疹、筋肉痛、下痢、頭痛、嘔吐、嘔気など、端的に見れば風邪としか思えない症状が現れます。ただごく少ない割合で、口腔カンジタやその他神経症状が現れることもあり、一概に「風邪!」と判断できない部分もあります。


HIVの治療方法


結論から言いますが、HIVを駆逐する薬剤はありませんし、AIDSを完治させる薬剤も現在のところありません。要するに現状は「不治の病」であり、如何に「付き合っていく」かが焦点となります。ですが現状で既に、薬剤で人生を終えるまでAIDS発症を抑えられるようになっていますので、実のところ特に怖い点はありません。

ただし、治療のメインは1日三度の服薬となり、これがなかなか辛いものとなっています。主に阻害剤を一度に複数飲むHAART療法(カクテル療法とも)を行うのですが、脂肪肝や高脂血症、動脈硬化等の副作用があり、時に服薬を中止することもあるようです。しかし効果は極めて高く、一時的にしろHIVが血中から検出されないレベルにまで消失することもあります。


HIVの予防方法


要するに、HIVに感染しないように行動するだけのことです。セックスでは必ずコンドームを付け、粘膜が直接触れるような行為をしない、血液感染の恐れがある注射の回しうち(覚せい剤等)をしない、母子感染の恐れがあるなら医師に相談して感染しないような処置を取るなどが挙げられます。母子感染に関しては、妊娠初期から分かれば母親の服薬や帝王切開などの処置により、赤ちゃんへの感染率を1%以下にまで抑えることができるようです。

これらを守れば、まずHIV感染を不安視する必要はないでしょう。日常生活の内でHIVに感染することはありえないので、あまり恐怖に感じる必要もありませんし、もし感染したとしても単純に「死にません」。よって、よくある病気程度に考えておけば良いのです。

HIV感染の何が怖いかと言うと、やはり「完治しない」という点になります。一度感染すれば、死亡するケースこそ少なくなったものの、一生涯服薬をすることが免れないのです。そのため、「予防」という観点で自分からHIVを遠ざける必要があります。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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