ピルを飲むと、むくみが出る理由とその対処法

ピルを飲むと、むくみが出る理由とその対処法

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避妊目的や月経困難症などの改善のためにピルを服用した場合、むくみに悩まされることがあります。体がパンパンになってしまい、とても辛いですよね。ピルによってむくみが出る理由と、むくみが出てしまった場合の対処法をご紹介します。


ピルを飲むとむくみが出る理由その1.ホルモンバランスによるもの


ピルを飲むとむくみが出る理由その1.ホルモンバランスによるもの

ピルは、避妊目的だけでなく、ホルモンバランスの調整などにも使われる薬です。ピルを飲むと、女性ホルモンを妊娠しているような状態で維持させる働きがあります。よく、妊娠中の女性が「むくみがひどい」と悩んでいるのを耳にしますね。これはホルモンの働きによるものなのです。

ピルを飲むと、プロゲステロンというホルモンの分泌量が増えます。このプロゲステロンとは、体内に水分を溜め込みやすい状態を作る働きがあります。妊娠している状態では、この溜め込まれた水分によって、羊水が作られたり胎児の血液になったりするのです。

実際には妊娠していないのに、ピルによって妊娠しているようなホルモンバランスになっていると、その溜め込まれた水分がむくみとなって現れてしまうのです。


ピルを飲むとむくみが出る理由その2.食欲増進作用がある


ピルを飲むとむくみが出る理由その2.食欲増進作用がある

排卵期から生理前にかけて、食欲が増進するという女性は多くいます。また、妊娠中は胎児の成長を促すために、母体はたくさんの栄養を蓄えようと食欲が増進します。ピルによって擬似妊娠のような状態になった体は、無意識に食べ物を欲してしまい、結果的に体のサイズがアップしてしまうことになります。体重の増加が、むくみの状態と似ていて、普段よりも脚や体がパンパンに張ってしまうのです。

また、食欲が増進しているために、むくみに繋がりやすい食べ物を多く摂取してしまうことも原因に挙げられます。むくみは塩分や糖分のとりすぎによって起こりやすくなります。手軽に食べられるジャンクフードなどを多く食べてしまうと、塩分や糖分のとりすぎになってしまいます。食欲増進を止めるのは難しいことですが、食事の量に気をつけるようにしましょう。


ピルを飲むとむくみが出る理由その3.水分摂取量が増える


ピルの種類によっては、危険な副作用として血栓ができやすくなる場合があります。そのため、医師からも水分を多めに摂取するように言われることがあります。水分を多くとると、その分だけ体がむくみやすくなってしまいます。ピルを服用している状態は、普段よりも水分を多く吸収しやすくなっているので、よりいっそうむくみに繋がってしまうのです。血栓症は発症してしまうと深刻な状態になってしまうので避けなければいけません。ですから、むくみが嫌だからといって水分摂取を控えるのはよくありません。水分補給と合わせて、適度な運動をすることが大切です。


ピルによるむくみの対処法その1.塩分や糖分を控える


むくみの大きな原因の一つが、塩分や糖分をとりすぎることです。体内の塩分は、尿や汗となって水分と一緒に排出されるものです。ところが、塩分の排出がうまくいかないと体内の塩分濃度が高くなり、それを中和するために水分を溜め込む性質があるのです。日頃から塩分をとりすぎないように気をつけましょう。普段の食事でも、意外と塩分は多く含まれているものです。意識して塩分の少ない食事に変えてみましょう。

糖分をとりすぎると、血液の循環が悪くなってしまいます。糖尿病の方のむくみは、これが原因です。ピルを服用していると食欲が増加し、ついつい甘いものばかり欲してしまうようになるのですが、注意して甘いものを控えることが大切です。偏った食事にならないよう、あっさりめの味付けの和食などを食べるようにしましょう。


ピルによるむくみの対処法その2.たんぱく質を積極的にとる


たんぱく質を積極的にとることは、むくみの解消に繋がります。むくみは体内に水分を溜め込んで起こるものです。これは体内の栄養が不足している場合でも起こりやすくなります。体内に栄養が少ない分を、なんとか溜め込んで補おうという働きによるものです。たんぱく質には、アルブミンという成分が含まれています。アルブミンは体内の水分の働きを調整してくれます。ピルを服用して体重が増加してしまったからといって、ダイエットなどをしてしまうと、たんぱく質不足になる可能性があります。たんぱく質は積極的にとりましょう。カロリーが低めの鶏肉や卵、豆腐や大豆製品などでもたんぱく質は摂取できます。栄養不足はむくみだけでなくその他の体調不良や副作用の原因にもなってしまいますので、意識して取り入れましょう。


ピルによるむくみの対処法その3.カリウム・ビタミンをとる


カリウムには、体内の塩分(ナトリウム)を排出する働きがあります。ナトリウムとカリウムはセットで摂取することが望ましいのです。また、ビタミンも積極的にとりましょう。特にビタミンEには血行促進作用がありますので、体内の血流を良くして老廃物を排出しやすい体に整えてくれます。

カリウムが多く含まれている食品は、野菜や果物、豆類などです。特にほうれん草やバナナ、納豆などは手軽にカリウムを摂取できる食品です。カリウムは水に溶けやすい性質があるので、生のままで摂取するのがベストです。

ビタミンEが多く含まれている食品は、魚介類に多く含まれています。たらこやいくらといった魚卵に特に多く含まれています。野菜ではかぼちゃや赤ピーマン、その他にはアーモンドなどにも多く含まれています。生活習慣病の予防にもなるので、積極的にとりたい栄養素です。


ピルによるむくみの対処法その4.マッサージやストレッチをする


むくみには、マッサージが効果的です。ピルを服用してむくみが酷くなると、全身に余分な水分が溜まり、血液の循環が悪くなります。それを直接刺激して流してあげることで、むくみの解消に繋がります。特にリンパを意識したマッサージがおすすめです。体の末端から中心部に向かって、少し強めの力で流してあげるようにマッサージします。特にむくみが酷い部分は、親指と他の四本の指で掴むようにして指圧すると良いでしょう。

血流を良くするために、ストレッチも効果的です。凝り固まっている筋肉を伸ばしてほぐしてあげることによって、血液の流れとともに余分な水分も流れやすくなり排出されやすくなります。普段からあまり運動をしていない人は、意識的に体を動かすようにしましょう。適度な運動は、ピルの副作用である血栓症の予防にも効果的です。

いかがでしょうか。ピルはホルモンバランスを調整する薬なので、いつもと体の調子が違ってしまうのは仕方ないことではあります。でも、原因と対策がわかっていれば、ずっと悩んでいたむくみも少しは改善されるはずです。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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