ピルの飲み忘れに気づいたタイミングで異なる対処法5選

ほぼ100％の確率で避妊の効果が期待できるという低用量ピルですが、その効果は、もちろん正しく服薬した場合に限ります。せっかく飲み始めたのに、習慣化していない為に飲み忘れてしまった! そんな時の為に、ピルの飲み忘れに気づいた時、そのタイミングで異なる対処法をご紹介します。

ピルの飲み忘れ対処法1: 12時間以内

決めた服薬時間から、12時間以内に飲み忘れに気づいた場合はセーフです。「あっ飲み忘れてる!」と思い出したその時に、ピルを服薬して下さい。その後も決めた時間に服薬していきます。基本的に12時間以内に気づいて服薬していれば、避妊効果に変わりはありません。

ピルの飲み忘れ対処法2: 12時間～24時間以内

決めた服薬時間から、12時間～24時間以内に飲み忘れに気づいた場合、飲み忘れていた分の1錠をすぐに飲み、次の1錠は、決めた時間に服薬するようにします。妊娠する可能性は殆どありませんが、心配いう場合には、念のために1シートを飲み終わるまで他の避妊と併用するといいでしょう。

ピルの飲み忘れ対処法3: 24時間以上

決めた服薬時間から24時間以上経ってしまったという場合、避妊効果は確実とは言えなくなってしまいます。いったんピルの服薬を中止し、次の月経がくるのを待ちます。その間は、コンドームなどの避妊をし、月経がきたら、また新たに服薬を始めましょう。新しいシートを服薬し始めていても、しばらくは避妊効果も確実とは言えません。服薬を始めてから最低でも1週間は、他の避妊と併用する必要があります。

避妊目的ではなく、病気の治療や他の作用を期待して服薬している、という場合は、飲み忘れに気づいた時点で、2錠を一緒に服薬すれば大丈夫です。

ピルの飲み忘れ対処法4: 飛ばし飲みは✖

飲み忘れをしているのに、一日分飲まずに空けてしまったり、何日か飲まずにいて、また気づいた時に服薬する、と言うような飛ばし飲みはしてはいけません。避妊効果は期待できなくなってしまいますし、空けている間に排卵し、妊娠に繋がってしまう可能性は十分にあります。「飲み忘れてしまったから、今日はお休みにしよう」と、また次の日から服薬を始めるのはやめましょう。

ピルの飲み忘れ対処法5: 飲み忘れを防ぐ

服薬時間を、朝晩に必ずする、歯磨きや食後といった習慣化しやすいタイミングに設定する、というのも飲み忘れを防ぐのに効果的です。歯磨き時ならば、ピルを洗面台の分かりやすい場所に置いておいたり、食後にするのなら、茶椀やカップなど、良く使う食器と同じ棚に保管するといいでしょう。他にも、常に近くに置いている携帯電話のアラームを服薬時間に設定しておいたり、手帳に予定などを書き込む習慣のある方は、飲んだらチェックするようにするのもいいかも知れません。このように、飲み忘れのないよう工夫をしてみましょう。

ピルの飲み忘れ、気づいた時のタイミングで異なる対処法と、飲み忘れを防ぐ方法をご紹介しましたがいかがでしたか? 服薬が習慣化するまでは、うっかり飲み忘れという事もあるかも知れません。そんな時の為に、ぜひ参考になさって下さいね。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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