法律的にもセックスレスは、離婚時に確実に不利になるらしい

法律的にもセックスレスは、離婚時に確実に不利になるらしい

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セックスレスで悩み苦しむ人は男女関係無くとても多くいらっしゃいます。また、そのようなパートナーを嘲笑うかのように理由もなく拒否し続ける人もいます。今回は法律的にもセックスレスは、離婚時に確実に不利になるということを徹底解説したいと思います。


『セックスレス』による離婚の定義


『セックスレス』による離婚の定義

まず初めにセックスレスの定義について説明します。日本性科学会が定義する『セックスレス』とは、【特別な事情がないにも関わらず、1ヶ月以上セックスがないこと】ということです。このセックスとはキスやペッティング、裸で触れ合うといった行為も含まれます。

日本の夫婦においてなんと約34%もの夫婦が1年以上セックスをしていないという驚愕の事実があります。セックスを一年間にする回数で見てみますとフランス人の3分の1程度しかセックスをしていないということになります。

実は先進国でもセックスの頻度が極端に少ない国として有名なんですよ。(しかしながらHIV感染率は先進国で唯一増加しています…)この点においてはお国柄といってしまえばそこまでなのですが、法的に【セックスレスで慰謝料が発生】する場合は1ヶ月セックスレスでもありうるということを覚えておきましょう。


『セックスレス』による離婚:法的な見方


『セックスレス』による離婚:法的な見方

次に、法的にセックスレスが原因で慰謝料が発生する場合があるのは何故なのかを解説いたします。以下の法律が、該当するものとなりますので確認してみましょう。

第七百七十条  夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
引用:民法


とあります。この中の5番、 【その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき】にセックスレスはあてはまります。

そして、慰謝料が発生する期間についてなのですが、1ヶ月以上=セックスレスという定義はあるものの、法律では2~3ヶ月程度までは未だ改善の余地があるとみなされ慰謝料は発生しません

それでは年月が長ければ長いほどに慰謝料の額も増えるとお思いですが、20年間セックスをせずとも夫婦円満でそれまで過ごせていたのであれば、セックスレスが直接的な離婚理由であるとはみなされません。

このように期間においてはかなりの差異があるのですが、重要な点は『どちらか一方がセックスレスが原因で結婚生活を続けることが難しくなった』ということです。つまり、人それぞれの価値観によって左右されるということですね。


『セックスレス』による離婚:慰謝料が発生するパターン


それではセックスレスが原因で離婚をしてしまい、裁判にて相手に対し慰謝料を請求したとします。その際に慰謝料を受け取ることができる可能性が高くなる【セックスレスの原因】は以下のものになります。

■結婚したばかりなのにセックスを拒まれた

新婚においてはセックスをすることが自然であり、逆に何故セックスレスになるのか原因が分かりにくいからです。

実際に新婚にも関わらず手さえ触れてくれないような酷いケースもあります。『結婚前は世間のカップルと同様にセックスをしていたにも関わらず、結婚を機に全くといっていいほどしなくなってしまった場合でも当てはまります。

■モラハラの言動で拒まれ精神的苦痛を味わった

たとえばセックスをしたいと告げた時に『風俗にでも行ってくれば?』と妻に言われたり、『お前をもう女として見れない』といわれたことでショックを受けた場合も慰謝料が発生します。

また、普段から容姿に関わる暴言などを吐かれていた場合にも当てはまります。

■不貞行為によりセックスをすることが出来なくなった

相手が不倫などの不貞行為をしたことで、セックスが出来なくなってしまった場合は不倫した側に慰謝料が発生します。

不倫行為をされた側は相当心身ともにダメージを負うことが考えられますし、また他の異性と寝たという事実による不快感、嫌悪感から拒まれるケースは大いにあります。


夫婦における『セックスレス』:情状酌量になる場合


次に相手のセックスを拒否したけれども【仕方がない】と慰謝料を払う必要がないケースをご紹介いたします。

■勃起力の低下

これは男性がセックスをすることが困難になってしまう場合です。精神的であったり何らかの原因で勃起力が低下してしまい、セックスをしたいという気持ちがあっても出来なかった場合は慰謝料は発生しません。

■不貞行為をされたことでの心神喪失

相手に不倫をされたことでセックスをすることが生理的に困難になってしまい拒否をした場合は慰謝料を払う必要はありません。

■DV、モラルハラスメントがあった

日常から暴力行為や暴言などがあり、それが原因でセックスに誘われても乗り気になれない場合もあります。このような状況にあった際にも慰謝料は発生しません。


『セックスレス』による離婚:慰謝料の相場


慰謝料は上記の全ての原因から金額が上下しますが、相場は約100万程度です。また、DVや不貞行為などのセックスレスに至る前の行為が悪質だった場合は更に慰謝料が増加する傾向にあります。

年収などによっても慰謝料は変動しますが最低でも100万程度、ということは覚えておいてくださいね。


セックスレスにならないために夫婦で心がけること


セックスレスにおいて、男女共に全くセックスをしなくても大丈夫という人もいればセックスレスにより精神的にかなりダメージを受けてしまう人もいます。

これは人それぞれですが、結婚前は大半のカップルがセックスをしていた筈なので不満は無かったはずなのです。価値観が合わない男女が結婚はしませんよね?

確かに同じパートナーと長くいれば出会った頃のようなトキメキは色褪せてしまうのかもしれません。しかし、一生を添い遂げると決めて結婚した相手です。いつまでも好きでいるよう、また好きでいてもらえるように努力することが大切なのではないでしょうか。

休みを一緒の日に合わせたり、生活習慣を正し体型を維持したり…セックスレスにならない夫婦はこのようにお互いに相手との時間をもったり努力をしているものですよ。

いかがでしたでしょうか?セックスレスなんかで慰謝料発生なんて…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、セックスレスで悩む人はとても多いのが現状です。いつまでも夫婦仲良く、男女の関係を保てるよう日々相手を労わる努力を忘れないように心がけてくださいね。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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