梅毒は治る！梅毒が怖くなくなる８つの情報

梅毒という性病のことは知っていますか？性行為で感染する性病として有名で、症状が重くなると死んでしまうこともあるという非常に怖い性病なのです。そんな梅毒、一度かかるともう治らないとも言います。果たしてそれは本当なのでしょうか？そこで今回は梅毒は治る！梅毒が怖くなくなる８つの情報をご紹介します！

"梅毒が怖くなくなる情報①：梅毒の症状

まず梅毒にかかってしまうとどのような症状が現れるのかをご紹介します！まず梅毒は感染してからの期間によって症状が違います。

まず感染から３週間経った第１期目、この段階だと感染した部位の皮膚や粘膜にしこりが現れます。大きさは小豆程度ですね。痛みがないので気にしないことが多いようです。また太ももの付け根が腫れます。こちらも無痛で２～３週間程度でなくなります。

それから三ヶ月経つと第２期へと移行します。この頃になると病原菌が全身へと行き渡り始めるので、身体の中心あたりから顔や手足へとピンク色した丸いアザが拡がります。またしこりもこの頃には赤いブツブツになり、脱毛症も始まります。脱毛症に関してはそのうち自然に消えていきます。

そしてそれから更に３年経つと第３期です。この段階になると皮膚の下にゴム腫や結節性梅毒疹と呼ばれる大きなしこりができます。そしてそれから末期症状に入り、心臓や血管、神経に重い障害が出て死に至るのです。現在では病院が身近な存在になっているので、だいたい第２期にはみなさん治療にはいるようで、第３期以降の症状が見られることは稀になりました。

"梅毒が怖くなくなる情報②：梅毒の検査方法

梅毒の症状かもしれないと不安になったら病院に言って検査をしてもらいましょう。梅毒の検査方法は梅毒の病原体を検出する方法か血清中の抗体を調べる方法のどちらかになります。基本的には後者の梅毒血清反応検査を行うことが多いようです。

なので、ここでは梅毒血清反応検査についてご説明します。人間の身体はウイルスなどが侵入すると抗体と呼ばれる糖タンパク分子を出し、侵入してきたウイルスや細菌を倒そうとします。そんな抗体は何かしらウイルスが入ってこないと出てきません。つまり血中にもし梅毒に対する抗体が存在すれば、今現在身体の中には梅毒を引き起こす病原菌が存在しているということになるので、梅毒に感染しているとわかるのです。

そんな梅毒血清反応検査も、検査する抗体によって種類が変わってきます。一般的なのはSTSかTP抗原法と呼ばれる検査になりますが、説明するとややこしい上にわかりにくくなるので、ひとまず梅毒に対する抗体を見つけるんだと覚えておけばいいでしょう。

"梅毒が怖くなくなる情報③：梅毒は完治する！

では、ここで梅毒は果たして治るのかどうかという点についてお話しましょう。おそらくインターネット上では治るとか治らないとか意見がわれていますが、梅毒は治ります。治す方法は次でご説明するとして、何故治らないと言われるのか、それは偽陽性のせいでしょう。

偽陽性とは、本当なら梅毒に感染していない、既に完治しているにも関わらず検査上、陽性が出てしまうことを言います。では何故そんな偽陽性が出てしまうのか気になりますよね。

原因は検査方法なんです。上でご紹介したSTSとTP抗原法の内、TP抗原法は偽陽性が出にくい検査なのですが、STSの場合は偽陽性が出てしまうことがあります。というのも、STSで調べる抗体はカルジリピン抗体というもので、この抗体が多ければ陽性反応が出るのですが、このカルジリピン抗体、梅毒以外の疾患に対しても出てくるのです。例えば全身性エリテマトーデスや膠原病、麻疹、妊婦、肝疾患などでこの抗体が出てくることがあるのです。そういった際に梅毒は治っているのに陽性が出続けたりすることから完治しないと言われるようになってしまったのでしょう。

"梅毒が怖くなくなる情報④：梅毒が治るまで、その治療法

では梅毒はどうやって完治させるのか。経口合成ペニシリン剤という治療薬を用いての治療になります。中にはペニシリンアレルギーの方もいたりするので、そういった方は塩酸ミノサイクリンなどを用いた治療になりますね。

この経口合成ペニシリン剤などは一般販売されていません。インターネットで海外経由で買うこともできはするのですが、安全性に欠けるため、絶対に病院へ行って処方してもらいましょう。そもそも梅毒が完治したのかどうかは絶対に素人目ではわかりませんからね。この服薬治療を続けつつ、検査を行って陽性反応が出なくなり、医師が完治と判断して初めて梅毒は完治ということになります。

"梅毒が怖くなくなる情報⑤：梅毒が治る期間

梅毒が治る期間は症状の進行具合によってかなり変わってきます。まず投薬治療を続ける期間ですが、最初にご説明した第１段階ならば２週間から１ヶ月程度、第２段階で一ヶ月から二ヶ月、第３段階まで行ってしまうと１年近く投薬を続けていくことになります。

そうして投薬を続けたら効果が現れるまで検査を続けていき、陽性がでなくなり医師が完治と判断したら完治となるのです。その期間は薬の効きめなどによっても変わってきます。ですので、完治までに必要とする期間は最低でも１年と考えておいた方がいいでしょう。

"梅毒が怖くなくなる情報⑥：梅毒の原因

そんな梅毒ですが、何が原因で感染するのか。それは梅毒トレポネーマという病原菌が原因です。この梅毒トレポネーマは梅毒患者の唾液や分泌液などの体液、梅毒症状でできたしこりなどの中に大量に存在しています。そして何らかの理由で他者の粘膜や皮膚に出来た小さなキズから体内へと侵入し、新たな感染者を生み出すのです。

ただこの梅毒トレポネーマ自体は人間の身体でないと基本的には生きていけない程弱い病原菌です。４２度以上の温度で即死しますし、４度以下なら３日で感染できない程弱ります。なので梅毒トレポネーマにお風呂やトイレから感染することは非常に稀になっています。

"梅毒が怖くなくなる情報⑦：梅毒の感染経路

上でも簡単にご説明した通り、梅毒は人の身体でないと生きていけません。なので一番梅毒にかかりやすい行為は性行為です。梅毒に感染した男性の精液に含まれた梅毒トレポネーマが女性の体内に入り込み感染したり、ディープキスやフェラチオをした時の唾液が口内やペニスにできたごく僅かな傷に触れて梅毒に感染したりするのです。

また梅毒は男性患者が全体の８割だと言われています。理由はアナルセックスです。通常のセックスよりも出血しやすいため、感染しやすいのです。梅毒にかかっている場合、セックスするのは自重しましょう。

"梅毒が怖くなくなる情報⑧：梅毒の予防方法

梅毒が怖くなくなるためには、なんと言っても予防方法を知ることが一番です！そしてその予防方法は誰にだって出来ることです！それはコンドームをつけて性行為をする！これだけなんです。

結局のところ性器などが粘液に触れなければ大丈夫なんです。だからこそフェラチオでも挿入でもコンドームをちゃんとつけましょう。それだけで梅毒はおろかHIVなどの性病の大多数を予防することが出来ますよ！

いかがでしたか？梅毒は治る！梅毒が怖くなくなる８つの情報でした！梅毒は今ではちゃんと完治させられる性病です。ですがかかるとそれだけ面倒なことにもなってしまうので、しっかりとかからないよう予防して快適なセックスライフを送りましょう！以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

◯関連記事
・バラ疹が出たらやばい？梅毒の症状を1期〜4期まで解説！
・ペニスに「できもの」ができたら、まず知っておきたいこと