ピルを飲み始める時には血液検査が必要?検査種類について

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初めてピルを飲もうとする場合、医療機関を通して行うのが通念です。しかし病院で医師の診察が始まり、問診を受けるまではいいのですが、まさかの血液検査まで・・・「え?こんなに面倒な薬なの?」と印象を受ける方が大半でしょう。よって今回は、ピルと血液検査の関係についてお伝えします。


ピルと血液の関係について


ピルと血液の関係について

「避妊」が目的という性質上、あまりピルと血液には関係性がないと思われがちですが、実は血液にもピルの成分は強く作用します。主に、ホルモン、肝臓、血栓に関わるもの(凝固因子)、アレルギー、その他ビタミン等、ピルを服用することで血液成分が変化するため、時に血液検査にて異常値を示すことがあるのです。


ピル服用に血液検査は必須なのか


ピル服用に血液検査は必須なのか

前項のように血液検査で異常値が出るということは、要するにピルが血液に干渉していることになります。となると、どのように干渉しているか等を調べるために、血液検査が必要になるのではと考えてしまいますが、現状では医療機関を通したピルの服用であっても、血液検査は必須項目ではないと定められています。

これは、低容量が主体となっている現在では、服用に伴う心疾患や血液系疾患のリスクは無視しても良いレベルに落ち着いています。したがって喫煙者や高血圧症の既往を持つ方、心疾患の既往を持つ方のように、血栓症のリスクが大きい場合を除き、健常人に対してわざわざ検査をする必要がないと判断されたのです。


検査項目にはどのようなものがあるのか


では、血栓症のリスクが高いと判断され検査が必要な状況となった場合、具体的にどのような項目があるかを知っておきたいところですのでそれを説明します。主に、血栓症の因子があるかを調べる血液凝固系検査、白血球数や血小板数を調べる血液学的検査、赤血球数やヘモグロビンを調べる貧血検査、肝機能や腎機能、脾臓機能等を調べる血液生化学検査が挙げらるでしょう。

文字にしてしまうと仰々しいですが、血液学的検査、貧血検査、血液生化学検査についてはいわゆる健康診断でも行われる一般的な検査であり、これらに加えて血栓症を調べる血液凝固系検査が追加されただけだと考えてもらって良いでしょう。


焦点は「血栓症」


上記のとおり、血液検査には様々な項目がありますが、結局はピルを服用する際に背負う最大のリスクとなる血栓が焦点となるでしょう。ピルには様々な副作用がありますが、血栓症に限っては副作用の中で最も致死率が高い疾患であり、ピルを処方する機関がそれを警戒するのは当然のことなのです。なお、血液凝固系検査で先天性の血管系疾患が発覚した場合は、直ちにピルの服用が禁じられます。


ピル服用にハイリスクとなるケース


ここまで、血液検査が必要となる場合や、如何に医療機関等が血栓症に対し警戒しているかがご理解できたと思います。血液検査の対象となれば、満足にピルを利用できない状況に追い込まれ、下手をすれば避妊そのものができなくなる可能性があります。

そこで、予めそのハイリスクとなるケースを知っておき、そのグループから離脱しておきましょう。そのケースとは、「糖尿病」「高脂血症」「高血圧」「喫煙者」「35歳以上」「先天性血管系疾患」などなど・・・中には改善しようがないものもありますが、改善できるものに関しては自ら改善に動きましょう。


面倒と思われるかもしれませんが、それはあくまでピル服用者のリスクを考えてのことなのです。副作用が懸念される薬であり、その予防に努めようとするのは、医療従事者としては自然な行動なのです。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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