ピルの副作用|超危険な静脈血栓症のリスクとは?

ピルの副作用|超危険な静脈血栓症のリスクとは?

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ピルが血栓症のリスクとなるのは、ピルを服用する方であればある程度ご存じかと思われます。場合によっては死に至る疾患であり、ピルを服用する限り警戒しなければなりません。では、血栓症とは何なのか、血栓症になると具体的にどうなるのか等、ピルが誘発する血栓症の全てをお伝えさせていただきます。


静脈血栓症の概要


静脈血栓症の概要

日本に低容量ピルが普及して暫くが経ちますが、ピルはその避妊率や劇的な生理痛の改善、PMS(月経前症候群)への効果など、特定の女性には欠かせない、もはや「常備薬」として広く認知され市民権を得るほどになりました。ですが、それほどの有益性を示す薬に副作用がない訳がありません。現にピルは、「血栓症」のリスクとして広く知られてしまっており、医学的な根拠も既に解明されています。

ではこの「血栓症」とはどのような疾患なのでしょう?この疾患は一般的に「血栓」と言われていますが、医学的には「静脈血栓症」と名付けられています。この疾患は、血管内に血液の成分が凝固して「塊」となり、それが血流に乗って血管幅の狭い部分に詰まり(塞栓)、詰まった以降の血流止めてしまう病気なのです。

これにより、血が届かない細胞は酸素や栄養が運ばれず、やがて壊死してしまいます。脳細胞などは、一度死んでしまえば二度と再生することはないので、文字通り致命的だと言えるでしょう。


ピルを服用することでリスクに


ピルを服用することでリスクに

このように、非常に恐ろしい疾患である血栓症は、ピルを服用することでリスクとなります。ただし、ピルを服用する全ての方がリスクを背負う訳でなく、特定の生活習慣があったり、ピルを服用することで血栓症罹患の確率を引き上げてしまう疾患を抱えているような、血栓症に対するハイリスク群である場合に限ります

なおハイリスク群には、「喫煙」「肥満」などの生活習慣がある方、「血管系疾患の既往(先天性含む)」「心疾患」等の既往を持つ方が該当します。

健常人が普通に服用する分には誤差程度のリスクでしかなく、懸念するような確率ではないことが明らかになっているのです。血栓症という病気はよく妊婦や分娩後の女性が患いますが、そこと比較してもほとんどリスクと呼べる確率はなく、前述した生活習慣もなければ疾患を抱えている訳ではない方は、医師を通したところで問診だけでピルが処方されるくらいなのです。それにより、ハイリスク群である方とそうでない方は、医療機関において明確な区別がなされます。


初期症状について


ではもし血栓症を発症してしまった場合、初期症状にはどのようなものがあるのでしょう?代表的なもので、頭痛、めまい、脱力感、目のかすみ、胸の痛み、息切れ、浮腫(むくみ)が最も初期に現れます。ですが実のところ、血栓症の初期症状が現れる方は全体の半分程度で、残り半分は無症状となります。

よって、突如致命的な症状が現れることも少なくなく、それにより手遅れとなる方も多いのが現状なのです。もし初期症状と呼べるものが現れた場合、すぐに医療機関に相談できる分幸運だと思ってください。




ひどくなる又は突如の致命的な症状として、言語障害、視力障害、意識障害などがあり、この場合は直ちに救急車を要請しなければなりません。上記のTwitterはまさに「視力障害」が倒れる前の前兆であり、生命危機に陥っている状況となります。

突然の異常への対処は難しいですが、ほんの少しでも前兆のような症状が現れたのであれば、すぐさまその段階で医療機関に相談して早急の処置を受けるようにしましょう。なお上記の症状を呈している疾患は、脳梗塞や肺塞栓等の極めて危険な疾患ばかりです。放置すれば直ちに死に直結してしまうことを念頭に置き、少しでも怪しいと思ったらすぐに医療機関に駆け込む気持ちで居るようにしましょう。


ハイリスク群として多い「喫煙」


ハイリスク群には色々なものが該当しますが、ここでは割合として最も多い「喫煙」について述べさせていただきます。そもそも喫煙が、人体に悪影響を与えることはご存じでしょう。タバコに含まれるニコチンは、中性脂肪に作用し血液中に悪玉コレステロールを増やしてしまいます。それにより、血液は滑らかさを失いいわゆる「ドロドロの血液」に変わってしまうのです。

さらに、タバコにはニコチンだけでなく様々な有害物質があることもご存じかと思われます。その中に、血小板の凝固作用を促してしまうものまであり、タバコだけでも血栓症のリスクを引き上げてしまうのです。

そして、ピルも健常人に対しては誤差程度であるものの、血栓症のリスクであるには変わりありません。と言うことは、ピルがもともと持っている血栓症のリスクと、タバコが持っている血栓症のリスクが合わさって、警戒すべきハイリスク群となってしまうのです。ピル服用の制限の条件として、「35歳以上で日に15本以上喫煙する者」があるのは、それだけ喫煙者のピル服用が危険であることの裏付けなのです。

なお、様々なハイリスク群があるにも関わらず、何故喫煙だけにスポットライトを浴びせたかと言うと、タバコは自分の意志で直ちにやめられるからです。喫煙者がピルを服用する危険性について、もう一度考えてみてください。


静脈血栓症の予防


例えハイリスク群から逃れても、ピルを服用する以上「ピルを服用しないよりは」リスクとなります。そのため、ピルを常用される方は普段から血栓症とならないよう、予防に努めることが肝心です。それにより、血栓症発症の確率を限りなく低くすることができます。では、予防にはどのような方法があるのでしょうか?方法は様々ですが、要約すると一般的な健康的な生活を送れば良いだけです。

肥満にならないよう食事を適度に摂取し、適度な運動を心掛けたり、脂質の高い食べ物は普段から避けておく、血液がドロドロになるのが血栓症の条件であることから、水分を多めに摂って血液を滑らかにしておくなど、当たり前の健康を求めるだけで、血栓症の多くは予防できるでしょう。

改善できないハイリスクについては、医師とよく相談しつつピルを服用していくと良いでしょう。医師のアドバイスの下で服用するなら、血栓症に対するフォローは十分だと考えられます。後は、タバコをやめるだけです。


いかがでしたか?大なり小なり血栓症のリスクとなる以上、それを排除するのが血栓症に罹患しないただひとつの方法となります。ピルのよくある副作用とは別格であり、その他の副作用としっかり線引きをして警戒しておくことが求められます。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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