セックス依存症かも…33歳女性の悩みにpanpanが本気で回答!

セックス依存症かも…33歳女性の悩みにpanpanが本気で回答!

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この記事を書いた人
テクニックで愛される
ピースフルえりこ
大人の恋愛小説や映画に刺激され、実生活でもスリルと興奮を求める女子ライター。元々は小説家志望でネタ探しも兼ねて自分でいろんな恋愛やセックスを試してましたが、その経験はpanpanのコラム記事で活かされることに。最近は妄想を膨らませる一人エッチにもはまっており、女性向けラブグッズのレビュー記事も書いています。赤裸々な私の本音を届けます。
2016年1月1日、ある33歳女性が、セックスについての悩みをYahoo!知恵袋に投稿しました。それは、セックスをし続けていないと不安で仕方ない、という内容のもの。セックス依存症かも…という彼女の悩みにpanpanが本気で回答します。


セックスしていないと不安という悩み


セックスしていないと不安という悩み
以下が、その悩みの全文です。

セックス依存性なのでしょうか?病院へ行くべきなのでしょうか?長文です。真剣に悩んでいるので冷やかしなどはご遠慮ください。

33歳の女です。自分はセックス依存性なのではないかと感じて
おり、毎日生きるのが本当につらいです。
起きてる間は常にセックスのことしか考えることができません。仕事をしているときも、何をしているときもセックスのことで頭がいっぱいです。
ただ性欲が強いだけ…そう思っていたのですが、自分をコントロールすることが難しく、異常なのではないかと感じるようになりました。

彼氏と週末会うと、ずっと求め続けてしまい、彼が果てて寝ていると、物凄い孤独感に襲われ、最近では無理矢理起こしてまた求めてしまいます。
セックスをしているときしか愛情を感じることができないんです。

彼と会えない日があると、出会い系を利用し相手を見つけて行為をしてしまいます。
セックスしているときは何もかも忘れられるのですが、行為が終わるとひどく虚しくなります。でもやめることがどうしてもできません。

自慰行為も一日に何回もしてしまいます。
セックスした日でも同じです。

自慰行為にしてもセックスにしても、何度しても満たされることがありません。欲求というより、不安感に襲われると言った方が適切かもしれません。
セックスしていないと不安で不安で仕方ないのです。

寝る時間も惜しく、そんな時間があるならセックスしたいという衝動に駆られ、クタクタになります。

もうこんな毎日を生きるのがつらいです。
身も心も疲れました。
いっそのこと、死んでしまえば楽になれるのに…と考えることも日常茶飯事です。

私はただ性欲が強いだけ、セックスが好きなだけなのでしょうか?
もうどうしたらいいのかわかりません。

引用:Yahoo!知恵袋

真剣に悩んでいることが文面から伝わってきます。生活にも支障をきたしており、「生きるのがつらい」「死んでしまえば楽になれるのに…と考える」とまで言わせるほどの深刻さです。これに対し、ベストアンサーに選ばれた回答が以下です。

セックスが気持ちよくて快感を求めたくなるのは大人の女性として普通のこと。
それよりも貴方様は精神的に凄く病んでいてセックスの快感に逃げているだけじゃないでしょうか。
行為をしている時は嫌な事も忘れられるということです。
辛いこと、辛かったことを抱えていらっしゃいませんか。
過去のことならまだ時間が薬ということもあり、いずれセックスも素直に楽しめる様になるでしょうがそうでないなら辛さ、ストレスを解消するために転職、引越しなど解決策に走った方がいいと感じますよ。

引用:Yahoo!知恵袋


回答者は、質問者が「精神的に凄く病んでいてセックスの快感に逃げている」のではないかと述べたうえで、時間がたっても解決しないようならば、「辛さ、ストレスを解消するため」の行動をとる必要があるとアドバイスしています。

質問者が言う、「性欲が強いだけ、セックスが好きなだけ」というわけではないと述べているのですね。質問者は冒頭で、「自分はセックス依存性なのではないか」と話していますが、そもそも、セックス依存症とは、どのようなものなのでしょうか。


セックス依存症とは


セックス依存症とは
セックス依存症・性依存症は、依存症のひとつであり、依存する対象が性的なものである症状を指します。アメリカの精神医学基準において、過剰セックス依存症という病名で知られています。そのため、単に性的な物事が好きなだけというわけではなく、心の疾患であるといえるのです。

診断基準については、アメリカ精神医学会の『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』付録に定められています。

DSM-5によると、まず「性行為」の定義として、自慰行為、ポルノグラフィー(イメージも含む)、成人との性交渉、テレホンセックス、ストリップクラブの5つを定義しています。この定義では、アニメの画像をみることも「性行為」に含まれるのです。そして、以下の3項目のうち2項目にあてはまれば、「性行為が過剰である」と判断されます。

1. 過去6ヶ月間の間に、大量の時間を、性的な空想や活動に費やした (1日:15分以内-問題なし・15~2時間-軽度・2時間以上-重度)

2. 不安・心配・悲しみ・退屈さ・イライラ・ストレスなど、マイナスな感情を解消する手段として、性的な空想や活動を行っている

3. 性的な空想や活動を減らそうとしたが、あまり上手くいかなかった

引用:『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』(原著:American Psychiatric Association、日本語版用語監修:日本精神神経学会、監訳:高橋 三郎/大野 裕、訳:染矢 俊幸/神庭 重信/尾崎 紀夫/三村 將/村井 俊哉)


さらに、以下のうちいずれかにあてはまると、過剰セックス依存症と診断されます。

1. 性的空想や活動によって、自己嫌悪や罪悪感を抱いたり、性的活動を秘密にしようとしたりしたことがある

2. 性的空想や活動によって、自分の仕事や人間関係などで重大な問題が起きた

引用:『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』(原著:American Psychiatric Association、日本語版用語監修:日本精神神経学会、監訳:高橋 三郎/大野 裕、訳:染矢 俊幸/神庭 重信/尾崎 紀夫/三村 將/村井 俊哉)


質問者が過剰セックス依存症かどうかについては、専門医でないために判断がつきかねますが、それもふまえたうえで対処について考えてみました。


対処1:メンタルクリニックを受診する


過剰セックス依存症かどうかの診断も含め、まずは専門医の診察を受けることが最善かと思います。医学的知識がない人が診断することはできませんし、たとえ過剰セックス依存症かどうかが判明したところで、対処法は人それぞれ異なってきます。ご自身の状況にあわせた対処法を全般的に、医師から指示してもらうと良いでしょう。

メンタルクリニックを受診すること、セックスの悩みを人に打ち明けることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。しかし、症状に恥ずかしいものなどありません。過剰セックス依存症という病名が存在するくらいなので、医学的にはそれだけ馴染みのある症状なのです。医師は患者の味方であることを心にとめ、安心して受診してほしいと思います。


対処2:カウンセリングを受ける


セックスに依存する原因が、心因的な要因によるものであるとしたら、カウンセリングでその要因に向き合うことが改善の一歩になることもあります。ただ、保険外で行われているカウンセリングは料金が高くなり、カウンセラーの質もまちまちです。

メンタルクリニックによっては、カウンセリングルームも併設しているところがあるため、そのようなクリニックを受診し、医師にカウンセリングについて相談してみるのが良いでしょう。


対処3:自助グループに参加する


依存症の治療効果として一定の成果を出している、自助グループというコミュニティが存在します。このコミュニティは、同じ悩みや問題を持った当人やその家族が集まり、お互いに分かち合いながら、苦難を乗り越えていくためのグループです。

グループの運営は専門家ではなく、当人たちで行っているという特徴があります。1930年代にアメリカのアルコール依存症患者の間で生まれ、その後、他の依存症でも自助グループが生まれました。ただ、専門家の手で運営されていない分、治療効果が約束されているわけではないことに注意が必要です。自助グループの参加についても、まずはメンタルクリニックの医師に相談してみるのがいいかもしれません。

ここまでは、過剰セックス障害とはなにか、そして、その対処法を紹介しました。最後に、効果のほどは定かではありませんが、ひとりでもできることとして以下の二つを提案します。


提案1:セックスしたくなる自分を責めない


セックスの衝動や行動を嫌うようになると、常に自分を責めることになります。セックスしていない間に感じる不安に加え、自己嫌悪によるストレスがかかることで、衝動がより強いものになる可能性があります。セックスしたくなる自分を認め、仕方のないことなのだと思うようになれば、その分のストレスをためずに済むかもしれません。

自分に対してネガティブなことを考えていることに気づいたら、「仕方ない、仕方ない」と心のなかでつぶやくようにします。これによって、ストレスがほんの少しだけでも、小さくなればいいですね。


提案2:感じていることを紙に書いて、心を整理する


質問者は投稿のなかで、「物凄い孤独感に襲われ」ることや、「不安感に襲われる」ことを訴えています。自分の心を思うようにコントロールできていない状態であると思われます。そのため、まずは自分の心の動きを認識することから始めてみてはいかがでしょうか。

具体的には、強い気持ちが湧き起こったときに、以下のことがらを紙に書き出してみます。どのような気持ちなのか一単語で表現し、その気持ちの強さをパーセンテージで数値化した後、心に浮かんでしまう考えを一文か二文で簡潔にまとめます。

その、つい考えてしまうことについて、そう考える理由となる事実を記述します。このとき、理由となる事実がみつからなかったり、その事実が理由になっていなかったりすることも多いかと思います。それを経て、先ほど書いた事実から、妥当と思われる考え方や捉え方を客観的に考え、記述します。

この方法は、認知行動療法のひとつを利用したものです。より詳細に知りたい場合は、関連書籍などを参照してみると良いでしょう。


自分を自分でコントロールできないのは、つらいことですね。また、センシティブな問題であるだけに、ひとりで抱えこんでしまい、よりつらく感じてしまうかもしれません。信頼できる人に支えてもらいながら、悩みを減らしていけると良いですね。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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