コンドームNGの天然ゴムアレルギーとは?症状やケア可能な避妊法を紹介

コンドームNGの天然ゴムアレルギーとは?症状やケア可能な避妊法を紹介

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性の遊牧民
えりゅ
魔女裁判とリョナがオカズになる、精神的S肉体的Mな変態娘。現在は乳首イキの成功率を上げるため自己開発しつつ、イククルでAF開発&二穴責めしてくれるご主人様を捜索中。目下の悩みは足ピンオナニーがなかなかやめられないこと。
もしセックスのあとに痒みや違和感を感じたのであれば、コンドームに反応するラテックスアレルギーかもしれません。天然ゴムに反応するこのアレルギーは、最悪の場合アナフィラキシーを起こし、死に至る危険性すらあります。

とはいえコンドームなしで、避妊を気にせずセックスするわけにもいきませんよね。そこで今回は、例えコンドームNGのラテックスアレルギーであっても、確実に避妊できる対処法を4つご紹介します。望まぬ妊娠を避けるためにも、しっかりチェックしておきましょう。


コンドームがつけられない天然ゴム(ラテックス)アレルギーとは




ラテックスアレルギーとは、天然ゴムに含まれる”ラテックスタンパク質”が皮膚に接触することで、以下のような症状が出てしまうものを言います。

【軽度症状】
・痒み
・赤み
・腫れ

【中度症状】
・蕁麻疹
・ただれ

【重篤症状】
・血圧低下
・意識障害

「セックスした後はいつも痒くなる・大陰唇が大きくなったような異物感を感じる」、このような症状に心当たりがあるのであれば、コンドームが原因のラテックスアレルギーかもしれません。最悪の場合はアナフィラキシーショックを起こし、死に至る危険性もある恐ろしいアレルギーです。


天然ゴムアレルギーになりやすい人の特徴

天然ゴム(ラテックス)アレルギーは、なりやすい人とそうでない人がいます。ラテックスタンパク質と接触する機会が多い方は、それだけ”なりやすい”と覚えておきましょう。

【アレルギーになりやすい人の特徴】
・天然ゴム製品に触れる機会が多い職業の人(医療従事者・介護職・製造業・清掃業など)
・天然ゴム製の手袋で触れられる医療処置を頻繁に受ける人
・慢性的に肌荒れし皮膚表面のバリア機能が弱っている人

また「ラテックスフルーツ」と呼ばれる果物があることをご存知でしょうか。これらの果物を食べ、痒み・蕁麻疹・腹痛などを起こすようであれば、天然ゴムアレルギーの可能性が高まります。

【代表的なラテックスフルーツ】
・アボカド
・バナナ
・キウイ
・パパイヤ
・イチジク
・メロン
・マンゴー

以上の果物に含まれるタンパク質が、ラテックスタンパク質と似た構造をしているためです。「コンドームは大丈夫だけどキウイは痒くなるから苦手」など心当たりがあるのであれば、今後発症する危険性があるので充分に注意しましょう。


いくらアレルギーでコンドームが使えないとはいえ、避妊せずにセックスするわけにはいきません。かといって「一生セックスなんかしない!」なんて選択肢も取りたくないでしょう。コンドーム以外にでも4つの避妊法があります。それぞれのメリット・デメリットを知り、自分に合った方法で避妊対策を行いましょう。


①ピルを飲用する

経口避妊薬とも呼ばれるピルは、正しく飲めばコンドーム以上に高い避妊率を誇る方法です。生理不順やPMS(月経前症候群)の緩和を目的に使用されるケースもあります。

ただ避妊率は高くとも、性病感染のリスクは一切減らせないのが最大のネックでしょう。他にも婦人科を受診しなければ手に入らない・飲用ルールを守らねば意味がないなど、コンドームに比べ制限が多いのも事実です。

【メリット】
・正しく飲めばコンドーム以上に避妊率が高い
・月経コントロールができるので体調を整えやすい

【デメリット】
・性病感染リスクが高い
・病院を受診し処方して貰わねばならない
・飲用ルールがある


②ラテックス以外のコンドームを使う

コンドームで出る天然ゴム(ラテックス)アレルギーは、その名の通り天然ゴムにのみ反応するアレルギーです。つまり天然ゴム素材以外のコンドームであれば、アレルギー症状は出ません。

コンドームには大きくわけて3種類の素材(天然ゴム・ポリウレタン・イソプレンラバー)があります。天然ゴム以外の2つの素材が使われているコンドームを使用すれば、アレルギーの恐れなくセックスができます。この素材に関しては、次項でより詳しく紹介しましょう。

【メリット】
・アレルギーを心配せずにコンドームが使える

【デメリット】
・商品数が少なく選択肢が狭まる


③子宮内避妊器具(IUD)を装着する

子宮内避妊器具(IUD)とは、子宮内に装着する避妊具です。1度装着すれば数年はその効果を発揮し、継続的に薬を飲み続けるような手間もかかりません。(種類によって3年・5年・10年と期間は異なります。)妊娠を希望するなら、期間内であっても外すことも可能です。

ただ3万円~7万円と費用が高く、病院での施術が必須なこと・ピル同様に性病感染のリスクが高いことがデメリットになるでしょう。また人によっては、装着時に痛みを感じたり不正出血を起こす可能性があります。

【メリット】
・年単位で避妊効果が得られる
・コンドーム以上に高い避妊率がある
・維持に手間がかからない

【デメリット】
・費用が高い
・病院での施術が必須になる
・性病感染のリスクが高い


④避妊手術を受ける

10日ほどの入院と12万円~20万円の費用はかかりますが、避妊手術を受ける方法もあります。男性では精管結紮術(せいかんけっさつじゅつ)、女性では卵管結紮術(らんかんけっさつじゅつ)と呼ばれるものです。

再度妊娠を希望するのであれば、卵管形成術で機能を取り戻すことはできます。ただ開腹手術になるため負担が大きい・不妊率が上がる・子宮外妊娠率が上がるなどのリスクは覚悟しましょう。

【メリット】
・避妊方法の中でもっとも避妊率が高い
・1度受ければ一生涯効果が続く
・維持に手間がかからない

【デメリット】
・高額費用がかかる
・回復は可能だがリスクもある
・性病感染のリスクが高い


ポリウレタン・イソプレンラバーのコンドームおすすめ3選

先ほどちらりと話したコンドームの素材の話です。天然ゴム以外の2種類について、それぞれの特徴を説明しましょう。

【ポリウレタン】
・原材料はプラスチック
・シャカシャカとした感触
・天然ゴムより薄いコンドームが作れる(最薄は0.01㎜)

【イソプレンラバー】
・モッチリとした感触
・熱伝導率が高い
・天然ゴムより厚いコンドームになる(最薄は0.06㎜)

天然ゴム(ラテックス)コンドームの最薄は0.03㎜なので、薄さを重視するならポリウレタン、温もりや感触など人肌感を重視するならイソプレンラバーといったところでしょうか。この2つの素材が使われている、おすすめのコンドームを3つ紹介しましょう。


①「サガミオリジナル 001(5個入り)」

引用:Amazon

販売メーカー相模ゴム
価格1,320円(流通価格:900円前後)
おすすめ度★★★★★
業界最薄0.018㎜だけど高強度コンドーム


メジャーな商品だけに驚かれた方もいるのでは?商品に「ゴムじゃないコンドーム」と書かれているように、こちらはポリウレタン製のコンドームになります。そのあまりの薄さがゆえに、イソプレンラバーにも負けない熱伝導率が特徴です。人気商品なだけに、どこでも手に入る手軽さも嬉しい点ですね。

ただ熱伝導率は高くとも、人肌のようなモッチリ感は望めません。伸縮性も天然ゴムに比べ劣るため、どちらかといえばピロピロとしたビニールのような感触。そのため装着の際には若干のコツがいるでしょう。

とはいえ被膜の強さを表す”破裂圧力”でいえば、天然ゴム製のコンドームに比べ3倍の強度を誇ります。薄さだけでなく、破れにくさを重視する人にも、おすすめできるコンドームです。




②「SKYN(10個入り)」

引用:Amazon

販売メーカー不二ラテックス
価格1,800円(流通価格:850円前後)
おすすめ度★★★★☆
柔らかさと摩擦力のなさは業界トップクラス


空気圧力を表す””kPa(キロパスカル)”と呼ばれる単位があります。この数値が高ければ高いほど硬いのですが、ポリウレタン製が3.668kPaあるのに対し、SKYNはたったの467kPa。ポリウレタンの8倍近く柔らかいイソプレンラバー製のコンドームです。

また天然ゴムのような摩擦力が一切ありません。きしみや引っ掛かりが一切ない滑らかな質感なので、濡れにくい方や長時間使用する場合でも、女性への負担を極限まで軽減してくれるでしょう。

他にもポリウレタンの約4倍、天然ゴムの約1.3倍の伸縮性があります。柔らかくふにゃふにゃの感触ながらも、高い伸縮性のおかげで破れにくさもバッチリ。イソプレンラバーの特徴通り熱伝導性もあるので、温もりを重視したい方も安心してご購入ください。




③「オカモト ゼロツー(6個入り)」

引用:Amazon

販売メーカーオカモトコンドームズ
価格1,100円(流通価格:500円前後)
おすすめ度★★★☆☆
全体が均一の厚さがゆえに破れにくさ大幅アップ


コンドームといえばオカモトを忘れてはいけません。ラテックスフリーのポリウレタン製として販売されているのが、こちらの「オカモト ゼロツー」です。厚さは0.02㎜とサガミオリジナルより厚めですが、特徴はなんといってもコンドーム全体で均一な厚さである点でしょう。

厚みに偏りがあれば、それだけ摩擦によってかかる力もアンバランスになってしまうため、破れやすさに繋がります。しかしオカモト製のコンドームであれば、そんな事故とはもう無縁。均一の厚さだからこそ安全性の高いコンドームだと言えるでしょう。

またポリウレタン最大のデメリットの伸縮性のなさですが、こちらはあらかじめ先端がキノコ型で作られているため、装着感&密着感も大幅アップしています。付けやすさだけでなく、安全性を求める方におすすめのコンドームです。




コンドームアレルギーは天然ゴムが原因!自分に合った方法で正しく避妊しよう

市販されているコンドームの8割近くが、天然ゴム由来のラテックス製です。ラテックスアレルギーを持っている人にしてみれば、何とも生きにくい現状かもしれません。しかし例えラテックスコンドームに対するアレルギーを持っていても、それ以外にも避妊法は存在するのです。

【コンドーム以外の避妊法】
①経口避妊薬(ピル)を飲用する
②ポリウレタンかイソプレンラバー製のコンドームを使用する
③子宮内避妊器具(IUD)を装着する
④避妊手術を受ける

どの方法もメリット・デメリットがあります。避妊率だけでなく性病感染リスクも考慮しつつ、自分に合った方法で正しく避妊をしましょう。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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