カリ首にできるブツブツの正体は？病気じゃない可能性もあるのでまずチェックしてみよう

(2)「尖圭コンジローマ」の症状

さて、ここからは個別にブツブツの症状を見て行きましょう。まずは治療が必要な「尖圭コンジローマ」からです。フォアダイスとは違い、ハッキリとした性感染症の1つ。保菌者との性交渉を通じ、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染して起こります。

アナルセックスで感染し、肛門の周りにブツブツができるケースも。発症はセックスから3週間～8ヶ月の間に起こりやすく、ブツブツができるのはカリ首だけでありません。亀頭先端、尿道口周辺、包皮の内側から金玉袋に至るまで、チンポのあらゆる場所にできます。

ただブツブツができる以外に、かゆみもなければ痛みもないのが特徴。だからと言って長期間治療せずに放置しておくと、チンポ全体が尖圭コンジローマに覆われ、セックスはおろか排尿すら自力でできなくなるほど重症化するケースもあります。

「尖圭コンジローマ」の治し方・治療方法

非常に再発しやすい性病ですので、専門の医師に治療してもらわなければ完治しません。完治しない以上、うつす可能性があるためパートナーとのセックスもできなくなります。コンドームを装着しても、チンポ全体に広がる尖圭コンジローマの感染は防げないからです。

男性の場合、クリニックや病院の受診科は泌尿器科、性病科、皮膚科のいずれか。診察の結果、尖圭コンジローマの感染が認められた場合は、

①電気メスなどによる外科的治療
②尖圭コンジローマ専用の塗り薬による治療

のどちらかの流れとなります。

外科的治療とは、高周波メスや炭酸ガスレーザーでブツブツを焼き切るもの。局部麻酔をかけ、5～10分程度で終わる場合が多いようです。一方ベセルナクリーム5%を用いた治療は、週3日患部に塗り、医師のチェックを受けつつこれを8～16週間続けます。

塗り薬による治療はオペの必要もなく、非常に楽に思えるでしょう。しかし塗ったら必ず10時間以内に石けんで洗い流さねばならず、副作用で皮膚がただれるケースも。家で自分で塗布するわけですが、誤って粘膜に塗るとOUT。危険を伴い、必ずしも楽ではありません。

表面上ブツブツが消えたように見えても、3ヶ月以内に25％程度は再発してくるのが尖圭コンジローマのやっかいなところ。治療がいったん終わっても、最低3ヶ月は様子を見て、再発がないか確認する必要があります。

(3)「フォアダイス」の症状

尖圭コンジローマ完治までの道のりは、なかなか大変でした。さてもう一方のブツブツである「フォアダイス」ですが、コンジローマとは打って変わってこれは病気ではありません。

“症状”と言う言葉をあえて使えば、見た目がどうにも好ましくない症状となるでしょう。

フォアダイスの正体は脂肪(皮脂のかたまり)で、“チンポのニキビ”と言われるゆえんです。サオの皮膚の下に脂肪の粒が透けて見えたり、カリ首を囲むように黄色とも白ともつかない色のブツブツが並んだり。当然ながら、痛みもかゆみもありません。

「フォアダイス」の治し方・治療方法

良性のためいわゆる“治療”の対象ではなく、あくまで見た目を良くするための処置になります。したがって保険はきかず、自費診療となるのは仕方ないところ。

除去の方法ですが、じつは尖圭コンジローマと同様の外科的治療になります。高周波メスで焼き切ったり、炭酸ガスレーザーを照射して除去したり。局部麻酔をかけて5～10分で終わるのも、コンジローマの場合と全く変わりません。

手術後すぐは擦りむいたような傷が残った状態ですが、数日でかさぶたになり、1～2週間もすればかさぶたも取れます。晴れてブツブツのないきれいなチンポに戻れるわけです。費用は目安ですが、3万3千円から5万5千円程度のところをよく見かけます。

(4)その他の亀頭・カリ首にできる主な病気一覧

亀頭やカリ首にできる病気やできものは、尖圭コンジローマやフォアダイスだけではありません。その他にもまだまだ、気をつけておきたい病気がけっこうあります。シモの話だからと悩みを1人で抱え込んだままだと、事態は悪化するばかりです。

どんな病気があるか知っておくだけでも、万が一のときに動揺し過ぎずに済みます。代表的なものをいくつかご紹介しましょう。

①ヘルペス

正式には「性器ヘルペス」と言います。男性より女性に多い症状ですが、単純ヘルペスウイルス1型または2型に感染して起こる性病です。この病気はセックスによってうつります。

感染しても必ず発症するとは限りません。しかし男性が感染して発症すると、まずチンポがヒリヒリしてむずがゆくなります。その後2～10日くらい経過すると、今度はチンポにみずぶくれや赤いブツブツが出現。かゆいだけでなく、痛みを伴う場合もあります。

治療しなくても、症状は2～3週間で消えていくのが特徴です。「な～んだ安心」と思ったら、大間違い。じつは1度感染するとウイルスの完全な除去は難しく、再発をくり返す恐れがあるんです。

②カンジダ

カンジダとは、カビの1種であるカンジダ真菌に感染して起こる性病です。主な感染経路はやはり性交渉ですが、菌自体はそもそも体の中に存在しています。大きなストレスにさらされるなどして免疫力が下がった途端、それまで潜んでいたカンジダ菌が発現するケースも。

「膣カンジダ」と言われるように、これも女性に多く見られる性感染症です。とは言え男性もかかり、亀頭や包皮にさまざまな症状が現れます。かゆみやカサつきが出はじめ、赤く腫れたりただれたり。カンジダが原因で尿道炎になるケースもあるほどです。

尿検査ののち、塗り薬や内服薬で治療するのが一般的。ふだんから陰部を清潔かつ乾燥した状態に保つ心がけが、カンジダに罹患しないための確かな予防法になります。

③梅毒

梅毒もまた、亀頭に赤いブツブツが現れる性病の1つです。梅毒トレポネーマが粘膜に感染して起こります。感染経路は主に性交渉。かつては「不治の病」と恐れられていましたが、ペニシリンの発見で今は完治が可能です。日本では2011年頃から増えだしています。

梅毒トレポネーマは皮膚や粘膜にできた傷口から体内に侵入。性行為の中でも、アナルセックスによる感染が多いのはそのためです。症状は進行度に合わせて4期に分かれます。亀頭やカリ首にできものが現れるのは、感染後3週間ほどの第1期です。

感染後10年を経た第4期では、臓器に腫瘍ができる例も。治療法の確立で現在ではまれですが、血管や神経に大きなダメージが加わり死に至るケースもあります。また梅毒にかかるとHIVにも感染しやすくなるため、今なお非常に危険な性病の1つと言えるでしょう。

④クラミジア

性病の中でも最もポピュラーなクラミジアは、男性の場合だと尿道に症状が現れます。クラミジアもまたセックスでうつりますが、感染力が非常に強く、たった1回のエッチでも極めて高確率でうつし、うつされます。

自覚症状のない若い感染者が多いのも特徴です。発症すると尿道に違和感を覚え、かゆみや不快感に始まり、排尿時の痛みやさらに尿道から膿が出るようになるケースもあります。膿と言っても、透明でさらさらした尿道分泌液ですが。

クラミジアもまた、感染したまま放置していると非常に危険な性病です。尿道中のクラミジアが精巣上体にまで忍び込み、金玉が腫れ上がって痛みだすケースがあるからです。しかもこれは最悪の場合、男性不妊の原因にもなります。

⑤淋病

淋病の症状は、クラミジアとよく似ています。やはり尿道に違和感を覚えますが、これは淋病の原因である淋菌が尿道に感染して炎症を起こすためです。やはりセックスが主な感染経路で、ごくごくまれにお風呂やトイレを共有してうつる場合もあります。

女性は感染に気づかず症状の悪化を招くケースがありますが、男性の方はすぐに排尿時の痛みや乳白色の膿が出るので対応はしやすいです。クラミジアに比べると痛みも強く、医師の診断を仰がずにはいられません。

放置すると前立腺炎や精巣上体炎になるケースもあります。症状が出たら速やかにクリニックを訪ね、抗生剤の点滴など必要な治療を受けるようにしましょう。

(5)性病にかからないために気をつける7つのこと

性病になるといろいろと大変だとわかりましたね。カリ首のブツブツ以外にも、チンポにさまざまなダメージが生じます。それに万が一彼女やセフレにうつしたりしたら一大事。できれば、性病とは一生無縁でいたいものです。

ここでは性病にかからないための心がけ、行動原理といったものをまとめました。かなり暴論もありますが、そこは笑って性病を吹き飛ばしましょう！

(1)不特定多数とエッチしない

逆に言えば、特定の信頼できる相手とのみセックスしましょう。本人が自覚せずに性病にかかっているケースはけっこうあります。出会い系でアバンチュールを楽しみたい気持ちもわかりますが、性病対策を考えるなら浮気の恋より一途な恋です。

1～2回のエッチでたちまち感染するクラミジアのような性病は、不特定多数とのエッチをおう歌していたのではまず防げません。これまでかからなかったのは、たまたま運が良かっただけ。いや、ひょっとしたら感染の事実に気がついていないだけかもしれませんよ。

(2)股間はつねに清潔にする

彼女がいなかった時期、もっと言えば童貞だった頃の筆者のチンポは、相当汚かった記憶があります(笑)。お風呂に入ってもさほどしっかり洗わず、ボディソープをチン毛につけてかき回した後は、シャワーで上からさーっと流す程度。ムレてチンカスも溜まってましたね。

股間を不潔な状態にしておくのも、いくつかの性病の呼び水になりえます。とくに顕著なのがカンジダです。原因となるカンジダ菌が人間の体に常在しているため、免疫力の低下などをきっかけに悪さを開始。股間のムレや汚れをエサに、どしどし増えまくります。

カンジダは亀頭包皮炎を併発する場合も多く、かゆみやカサつき、ただれにチンカスとさまざまな症状が出現。デリケートな部分だけに非常に悩まされます。ブリーフ派はトランクスに履きかえて風通しを良くし、お風呂でも適切な洗い方でしっかり汚れを落としましょう。

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(3)いっそ誰ともエッチしない

究極の対策がコレ。バカバカしいとお思いでしょうが、コロナの流行など見るにつけ、あながち冗談とも言えなくなっているのではないでしょうか。梅毒やカンジダが空気感染するなんて話は聞かないですから、誰ともまぐわなければ性病と一生無縁でいられます。

しかしそれは同時に、セックスとも無縁な人生。ひとりエッチを究める人生もそれはそれで味わい深いとは思いますが、やっぱり女体の温もりは忘れられません。…そんな風に考えていくと、性病と対極にいる処女のありがたみに改めて気づかされるんですね。

かつて日本で婚前交渉や不貞行為が厳しく戒められたのは、性病がまん延して社会生活の基盤が揺らぐのを恐れたせいかもしれません。理想の処女との出会いを夢見て「誰ともエッチしない」を貫けば、性病もセックスもますます遠のいていきます。

(4)セックスの際は必ずコンドームを着ける

尖圭コンジローマのように、コンドーム着用ではカバーしきれない性病もあるにはあります。しかしそれでも、エッチのときにコンドームを着用するかしないかで感染リスクは大きく変わってきます。

行きずりの相手なら当然、気心の知れたパートナーとであっても、セックスのときは必ずコンドームを着けて行なうようにしましょう。正しく装着すれば、多くの性病に対しかなりの防御となってくれるからです。

(5)行為前後のうがいの励行

エッチのときはキスしたりフェラされたり舐めたり吸ったり…。もしかしたら性器以上に、口は大忙しです。となれば性病の原因菌が、行為後も口の中に留まっている可能性は高いでしょう。そしてこれは意識的にうがいを心がければ一掃できます。

ソープランドでも、プレイの前にはイソジンでうがいをしますよね。ただイソジンが絶対に良いかと言えばそれはやや疑問で、イソジンの殺菌力は口の中の有用な菌まで攻撃してしまうとも言われます。

性病の原因菌に対抗する菌まで殺してしまっては、それは行き過ぎと言わざるを得ません。ふつうに水道の水でうがいをする。これを行為の前後に習慣づけると、性病に対する一定程度の予防効果が得られます。

(6)オーラルセックスでもコンドームを

「ねぇ彼女、今夜ボクとオーラルセックスしない？」そんな口説き文句は聞いたときないですよね(笑)。そもそもオーラルセックスって何でしょうか？厚生労働省のサイトにこう説明がありました。

Ｑ１　オーラルセックス（口腔性交）とはどんな行為ですか。
Ａ１　口又は舌を使って相手の性器を刺激する行為です。

引用：厚生労働省

な～んだ、フェラとクンニですね。サイトの別な場所にはオーラルセックスでうつる恐れのある性病として、

・淋病
・クラミジア
・ヘルペス
・梅毒

が挙がっています。それでもやっぱりフェラされたいし、クンニしたいですよね。どうすれば感染せずにフェラやクンニが楽しめるか？以下が我らが厚生労働省の回答です。

Ａ７　男性用コンドームを陰茎に装着することや、女性の性器にラップ等を使用することで感染のリスクを低くすることができます。

引用：厚生労働省

まんこにラップをかぶせてクンニ…。いや、さすがにコレだけは筆者には無理です。だって思わず吹き出しそうですよね。

(7)この際セックスもリモートにする

エッチの相手は性病持ちじゃなかったけど、コロナ持ちだった！今のご時世、そういう話だってなきにしもあらず。セックスとは密中の密ですから、何がうつるかわかったものじゃありません。

ならば！いっそ会議や飲み会同様、エッチもリモートにしちゃえば良いのではないでしょうか？コンドームもサランラップも要りません。うがいもイソジンも必要なく、相手がどこの誰であろうと一切かまいません。

五感のうち視覚と聴覚でしかお相手の情報を得られませんが、コロナ時代の性病対策セックスとしてはアリかも。ビデオ通話の相互オナニーと大差ないと言われそうですが、ラップまんこをZoomの画面に大写しなど、新たな試みでその手の批判は煙に巻きましょう。

それならまずは、相互オナニーで練習しておくのがGood。ライブチャットを活用すれば、お相手探しも楽ですね。

以下の関連記事で、おすすめライブチャットを紹介しています。

関連記事：相互オナニーできるライブチャットおすすめ5選｜エロすぎキャストたちの激しいマンズリを堪能

カリ首にできるブツブツは良性、悪性あり！しっかり見極めて対策を

もしも尖圭コンジローマだったなら、病院で治療しないとダメです。「いやぁ、僕のコロナは軽症ですから、とくに対策せず元気に外を出歩いていますよ」そんな理屈は通りませんよね。コロナも性病も、人にうつすのは大きな問題。周りを巻き込むので危ないんです。

仮にフォアダイスだとしても、正直見た目は良くありません。女の子の前でパンツを脱ぐ勇気が、ますます出にくくなります(露出狂じゃありませんよw)。そういう場合はクリニックで診察を受け、外科的処置でキレイにしてもらうと男としての自信につながるでしょう。

・フォアダイス→小さめ・粒ぞろい
・尖圭コンジローマ→大きめ・不ぞろい

両者は色や形がよく似ており、見分けがつきにくいので注意が必要です。上のざっくりした判断基準を念頭に置きつつ、詳しく観察して見極めないといけません。尖圭コンジローマが進行すると、ニワトリのトサカやカリフラワーに似た奇妙な形状があらわになります。

カリ首にできたブツブツに気づいたら、正体を突き止めて早めの対策を！以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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