「オナニーすると眠い」理由と対処法！ヌイた後だけでなく翌日にまで続く疲れには要注意

賢者タイムは有名ですが、オナニーで射精した後は何だか眠くなりますよね。寝しなにシコってそのまま入眠が習慣化している人も多そう。でも果たしてその眠り、ちゃんとカラダの疲れを取ってくれてるでしょうか？

というわけで今回は、オナニーすると眠くなる理由を探ります。調べていくとどうもタチのあまりよろしくない眠気で、安眠や熟睡とはかけ離れていると判明。眠くなるメカニズムと、そうならないための対策をお教えします！

男性がオナニーのあと眠くなる原因3つ

オナニーしたあと、急に眠くなるときありませんか？じつはあれには科学的なメカニズムがあるんです。考えられる3つの原因を、以下に簡単に紹介してみます。

◆プロラクチンの分泌による賢者タイム◆
男性が射精をすると、同時にプロラクチンと呼ばれるホルモンが分泌されます。これは生殖に関する作用をもたらすホルモンで、乳腺の発達にも関与している物質です。そしてさらにプロラクチンには、男性の性欲を急速に失わせる効果があります。

イッたあと、突如冷静になるいわゆる賢者タイム。あれこそまさにプロラクチンの効果で、興奮の波が一気に引き、抜け殻のようにヤル気を失い脱力してしまいます。眠気に襲われるのもむべなるかなと言うわけです。

◆性器に血液が集中した結果の全身疲労◆
勃起するのはチンポの海綿体にどっと血液が流れ込んだ結果です。本来は全身にくまなく行き渡っているべき血流が、しばらくのあいだ性器周辺にやや偏る形で集中します。

これは言ってみれば、カラダが軽い酸欠状態にあるのと同じ。一時的ではあれ貧血になるわけで、疲れや倦怠感の症状があらわれます。オナニーのときは横になるなど楽な姿勢ですから、そのまま眠りにいざなわれても無理はないでしょう。

◆副交感神経が優位になり、リラックスする◆
人間には交感神経と副交感神経がありますが、日中、活動的に動いているあいだは交感神経が優位に働いていると言われます。ところがオナニーでいざオーガズムに達すると、一気に形勢が逆転。それまでとは逆に、今度は打って変わって副交感神経の方が優位に働き始めます。

するとどうなるか。カラダ全体がリラックスモードに突入し、気持ちも穏やかに。この状態にオナニーの心地良い疲れが加われば、何が起こるかは歴然。そのまま眠りに落ちたとして、何ら不思議はないわけです。

オナニー後に眠くならないための対処法

「一発オナニーして、さぁもうひと仕事！」と思ってシコったら寝ちゃった。そういう経験、筆者にもよくあります(笑)。寝るためのオナニーならともかく、まだ寝るタイミングじゃないのにうっかり寝ちゃうのは避けたいですよね。

オナニー後に眠くならないための、はっきり効果のある対処法は2つほど。以下に列挙しますと、

・コーヒーを飲む
・目覚ましをかけて仮眠

です。わかりやすく「コーヒー」としましたが、カフェインの入った飲料なら紅茶でもエナジードリンクでもOK。眠気をもたらすアデノシンなる物質を、カフェインが脳内でブロックしてくれます。カフェイン摂取で眠気を吹き飛ばせば、オナニーで眠くならずに済むでしょう。

もう1つは「眠くなったんなら寝ちゃえば？」と言う大胆な方法(笑)。ただし15分とか30分とか時間を決めて、音がデカめの目覚まし時計をかけて寝ましょう。無理に眠気をごまかすより、よっぽど効果的です。オナニーによる軽い肉体疲労も、仮眠で確実にスッキリしますよ！

オナニーすると翌日も疲れが続く3つの理由

「オナニーして眠くなるなら、寝しなにシコれば快眠生活！」。筆者も以前はそう思っていたんですが、実感からするとどうも違うような気がしていました。それであるとき調べてみたら、オナニーは往々にして眠りの質を下げ、疲労回復にもブレーキになるらしいんです！

実際「オナニーすると寝起きが悪くなる」「寝ても疲れが残る」と感じる人が圧倒的多数のようで、これはかなり深刻な問題だと考えられます。まずは、オナニーすると疲れが残るメカニズムがどんなものかご覧に入れましょう。

睡眠の質が低下して疲れが取れない

前項でオナニー後の賢者タイムでは副交感神経が優位に働き、それで眠気に襲われると説明しました。しかし、果てる寸前まではかなり興奮してシゴいていましたよね？心臓もドキドキ、血圧も上がって、カラダ全体が非常に活発化した状態にあったわけです。

つまりオナニー中は、交感神経がめちゃくちゃ優位に働いています。日中は活動的であっても全然かまいませんが、寝る直前にそこまでアクティブな状態になって良いものでしょうか？カラダの中でもとくに脳は、いったん興奮するとそう簡単には静まってくれません。

これから寝ようとする前にオナニー。何だかスヤスヤ眠れそうなイメージですが、じつはオナニーの名残りで脳はなかば目覚めたまま。入眠はできても、決して質の良い睡眠にはなりません。そして眠りの質が下がれば、当然朝起きたときに疲れが取れないままとなります。

自律神経のバランスが乱れて疲れている

オナニーをするとカラダ全体が高揚します。心拍数が上がり、体温も上昇するのが自分でもわかりますよね。こういうカラダの変化をコントロールするのが、自律神経の役割です。1日のうち人間が活動的な時間帯に、無理をしすぎて暴走しないよう厳しく管理しているわけですね。

朝は穏やか、日中はバリバリ動き、夕方から夜にかけてはリラックス。こうした生活リズムを考えた場合、オナニーはかなりイレギュラーな暴れん坊とわかるでしょう。穏やかなはずの朝にシコり、寝しなにシゴけば、自律神経は急きょコントロールに駆り出されるわけですから。

そしてこの自律神経の酷使こそが、疲労の正体なんですね。誰しも疲れているのは肉体と思いがちですが、むしろ「神経が疲れている」んです。寝しなに限らず、オナニーは自律神経をこき使う行動。ほどほどにしないと自律神経がバランスを崩し、疲れがたまる一方になります。

加齢で賢者タイムを引きずっている

「賢者タイム」って、いったい誰のネーミングなんでしょう？糸井重里とか有名コピーライターばりの突き抜けたセンスを感じます(笑)。医学的には「射精後不応期」と呼ばれるそうですが、皆さんの賢者タイム、持続時間はどれくらいでしょうか？

1分以内…14.6％
5分以内…42.2％
10分以内…20.9％
30分以内…10.2％
1時間以内…6.5％
2時間以内…2.8％
6時間以内…1.4％
12時間以上…1.4％（※SEX後/マスターベーション後の平均値）

男性の賢者タイムは5〜10分程度のケースが多いものの、30分〜1時間続く人も意外とたくさんいるようです。

引用：CanCam.jp

こんな調査があったんですね！平均の持続時間は10分程度となっていますが、気になるのは賢者タイムが2時間とか6時間もあると答えている男性の存在。じつは年配の男性になるほど、賢者タイムが長くなる傾向があるんですね。

脱力してヤル気を失う賢者タイムが、オナニー後10時間も持続したら…。寝しなの夜11時にシコったら、10時間後はもう学校か会社にいる時間。活動的でなければならない時間帯まで、無気力モードが尾を引いてしまう。これもまた、オナニーで疲れが残る一因と考えられます。

睡眠の質を爆上げする4つの習慣

「ただ眠れればいい」そう言い切れれば、睡眠前のオナニーだって推奨しましょう。しかし翌日に疲れが残り、いくら寝てもスッキリしない。そんな睡眠でOKと考える人はまずいません。

オナニーもしたいし、ぐっすり気持ち良く眠りもしたい。たいていの男性がそう希望するだろうと思います。そこで最後は、寝しなのオナニーの悪影響を吹き飛ばすような、眠りの質を爆上げする習慣を考えてみたいと思います。

①夜11時以降はスマホを見ない

寝るんですから、自律神経のうち交感神経には退場願わなくてはいけません。刺激につながる情報をシャットアウトしようと思ったら、昔はテレビや雑誌、今ならスマホを見るのを夜11時以降禁止にしてみてはどうでしょうか？

ベッドに入ってまず手にするもの。筆者の場合もスマホです(笑)。DMMのアプリも入ってますし、AndroidなのでSDカードにはとっておきのエロ動画の数々。YouTubeで最新ドラマのキスシーンなんか目にした日には、眠るどころか目が冴えに冴えてアソコもギンギンです。

とうてい眠ろうとする人間の行動じゃありません。副交感神経ははるかに後退して、日中と負けず劣らず交感神経が優位に。無理やりオナれば疲れて眠れるでしょうが、神経はとがったままで到底良い眠りにはなりません。夜11時以降スマホNG。これであなたの眠りが変わります！

②就寝1時間半前にぬるめのお風呂に入る

入浴の効果の1つにリラックスがあります。眠りにはまさに必要なものですね。ただしカラダの奥の方の体温が下がらないと、人は良い眠りに就けないと言われます。ですから就寝“直前”の入浴はかえって逆効果。およそ90分くらい前にお風呂に入ると、ベストのタイミングになります。

また温度も重要です。あまり熱すぎると覚醒効果で目が冴えてしまう結果に。そうならないためにも、少しぬるめのお湯に浸かるのが良いでしょう。温度で言えば38～40度ほどでしょうか。もちろん冬場など寒い時期には、そこはある程度調節して風邪など引かないように気をつけて下さい。

またお風呂に入って身を清めると、その後すぐにオナニーする気にはなれません。せっかく洗ったカラダや着替えたばかりの下着が汚れるのはさすがに気が引けるからです。

③寝酒をやめる

寝る前にお酒を飲んだら、すこやかな眠りに就けそうですよね？でも実際にはちょっと違います。たしかに飲酒後すぐはアルコールが回って良い気持ちになり、ウトウト眠くなるのは皆さんご存じの通りです。しかしその酔い、一体いつまで続くんでしょうか？

お酒を飲むと早く寝つくことができる一方、眠りが浅くなることが報告されています。
(中略)
少量では本能や感情をつかさどる大脳辺縁系の活動を高めることもあります。なので、酔いが醒めてくる段階ではかえって脳の活動が活発化し、睡眠を妨げるのではないかと思われます。

引用：ふとん（布団）などの寝具なら西川公式サイト

浅い眠りは良い眠りとは言えません。安眠のためと思って口にしたアルコールが寝ているあいだに抜けてしまって、結果脳の活動を活発化させると言います。

じゃあ寝る前に大酒を喰らえば良いかと言ったら、当然それも違います。睡眠前にはアルコールを控え、深い眠りに就けるようカラダと脳のコンディションをととのえましょう。

④起床時間と就寝時間を決めて守る

交感神経と副交感神経の入れ替わりも、大まかに言えば日中と夜間で行なわれています。生活に規則正しいリズムがあれば、その入れ替えがスムーズに行き、自律神経の負担も減らせて疲れを感じにくくなるわけです。

睡眠の質を上げたければ、規則正しい起床と就寝を心がけるのが何より。「何時に起きて何時に寝る」と自分で決めてそれを守るようにすると、カラダと心にリズムが生まれて目覚めも入眠もうまく行くようになるからです。

あらかじめ「○時には寝る！」と決めておけば、スマホでだらだら動画を見たりもせず、その流れでオナニーに走ってなかなか寝つけなかったりといった事態も避けられます。上質な眠りを求めるなら、起床時間と就寝時間を決めて生活するのがおすすめです。

オナニー後に眠くなる原因はホルモンと疲労と自律神経！

オナニー後に眠くなってしまう原因を探ってきました。自律神経が深くかかわっているのと、プロラクチンなるホルモンの影響もありました。賢者タイムの延長で、次第にウトウト。何だか気持ち良さそうなんですが、質の良い眠りとは言えないんでしたね。

オナニー中 → 交感神経が優位
賢者タイム中 → 副交感神経が優位

となっているわけで、自律神経のこの入れ替わりの目まぐるしさが、オナニーによる疲労の原因にもなっていました。「シコって寝る」が習慣の人は、日中スタミナ不足に陥っていないかチェックしてみる必要がありそうです。

オナニーを心から楽しむためにも、上質な眠りで心身の健康を保ちましょう。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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