オーガズムを感じないのは病気や障害?その症状や原因を徹底解説

オーガズムを感じないのは病気や障害?その症状や原因を徹底解説

この記事を書いた人
愛の筆先
MIYABI 編集チーム
陰キャだった学生時代を経て、新卒でなぜか証券会社に就職。営業ノルマが厳しい中で、少しでもコミュ力を鍛えなきゃと思って始めたのがナンパ。それがドハマリして以来、出会いやセックスを追求するようになりました。国内の主要なナンパスポットや、アプリ、オンゲでの出会いを網羅。今は本職のディレクターとして、みなさんにガチで使える情報を提供をしていきます。
女性のオーガズムには個人差がありますが、中にはセックスやオナニーでも全然オーガズムに達することができない女性もいます。

そういった女性のイケない状態を「オーガズム障害」と呼び、いま現在も生理学の分野で研究が進んでいるのです。

そこで今回の特集では「イクことができないオーガズム障害の症状や原因」について徹底解説します!

セックスパートナーや身近な友人がオーガズム障害なのか、もしそうだった場合どのように対処していくのか、わかりやすくまとめました。

もちろん女性の方が「自分はオーガズム障害なのでは?」と不安になっている場合にも役立ちます。

ぜひブックマークしておいて、今後の参考にしてください!





(1)女性が性的興奮を感じなくなった場合は「オーガズム障害」の可能性あり

オーガズム 病気
今回は女性の神秘的なカラダについての特集です。

ライティングとリサーチは、MIYABI編集チームの「現役女医ケイコ」が担当しました。

私自身オーガズム障害を自覚していた時期もあるので、経験も元にまとめています。

ただ確実にいえるのは、以前よりも今の方が女性のカラダについての研究も進んでいますから、原因の確立や治療法などもさまざまにあります。その人にあった方法でじっくりと身体を治していけるので、安心ですよ。


女性のオーガズム障害(FOD)とは?

まずオーガズム障害は「female orgasmic disorder」略してFODと呼ばれています。単語の意味はそれぞれ「女性」「オーガズム」「障害」なのでそのままです。

性的刺激を受け、精神的および感情的な性的興奮があるにもかかわらず、性的興奮の頂点(オルガズム)に達しなかったり、オルガズムの遅れや頻度が低い、あるいはオルガズムの強さが大幅に低下したりする障害です。

オーガズム障害とは「オーガズムに達しにくい」あるいは「達しない」ことを指します。

例えば男性は例外を除いて「射精とオーガズムが一緒」ですが、女性にとってのオーガズムには射精のようなわかりやすい反応はなく、感覚だけが頼りです。

尿道から潮吹きをするのもオーガズムの一種ですけど、そちらは例外ですね。

また回数も際限はなく、一度の行為で何度もオーガズムに達します。

ですがそのオーガズムが何らかの原因で上手くいかなくなった状態が「オーガズム障害」なのです。


オーガズムも人それぞれ!「以前より感覚が鈍いか」が判断材料

男性が女性のオーガズムをまじまじと観察する機会はなかなかありません。というより外見だけじゃどうなっているかもわかりにくいものです。

大まかには「性器がキュッと閉じる」「性器がヒクヒクする」「潮吹きする」「下腹部がビクビク動く」「頭が真っ白になる」「喘ぎ声が出る」などの反応がオーガズムと一緒に起こります。

ただその女性がオーガズム障害であるかどうかは「以前の状態」と比較しなければいけません。

例えば「以前の行為では3回イッたけど最近は1度イクくらい」だとすれば、その人がオーガズム障害になっている可能性は高いです。

また以前と回数は同じでも「潮吹きできなくなった」「ビクンビクンしなくなった」など、反応そのものが鈍くなるのもオーガズム障害の兆候です。


一時的な不調だけだと「オーガズム障害」とはなりません

オーガズム障害の判断基準として「期間」も重要。診断の基準となる期間はおおよそ半年間です。

女性の場合は男性以上に身体の小さな変化は起こりやすく、ホルモンバランスが影響しています。もちろん年齢や環境も影響します。

例えば「生理不順で体調が悪い」「新しい恋人ができて体の相性がまだ合っていない」などの理由がよくあります。

これらのせいでオーガズム障害のような体質になってしまっても、一時的な可能性はあるのです。

特にパートナーが変わったタイミングだと、相手は察しにくいので自分で判断するしかありません。基準は半年間なので、その間も性行為や自慰行為をしても調子が戻らない場合は、オーガズム障害を疑います。


先天的にオーガズム障害になっている女性もいる

オーガズムにはそもそも個人差がありますが、オーガズム自体がまったくといっていいほど感じられない女性もいます。先天的なオーガズム障害です。

オルガズムを得たことがない場合を「生来型」、過去にはオルガズムを得ていたのに、それが不可能か難しくなった場合を「獲得型」と分類します。医療機関に相談する女性の割合は、獲得型の方が多いと言われています。

生来型を「原発性」ともいい、獲得型を「続発性」ともいいます。最初からオーガズムが難しかった女性と、後になって難しくなった女性です。

ごくたまに「イッたことがない」という女性はいますが、その子たちも先天的にオーガズム障害を持っている可能性は高いです。


(2)女性がオーガズム障害(FOD)になる原因は?

オーガズム 病気
続いてオーガズム障害の原因についてもまとめました。

上記した「先天性のオーガズム障害」も原因の1つですが、ここでは後天的な原因のみをまとめています。先天性は予防ができないので後から対処するしかなく、後天的な原因だとあらかじめ知っておけば予防ができますから。

パートナーをオーガズム障害になってほしくない方もぜひ参考にしてください!


いま現在の性生活に満足していない

オーガズム障害は女性にだけ原因があるわけではありません。恋人・旦那・セックスパートナーなどとの行為の中で徐々にオーガズム障害になっていくといわれます。

原因は「性行為への不満」で、例えば「前戯が短くて淡泊なので満足できない」「セックスをしてもすぐ相手がイッてしまう」など。

性行為自体がイマイチなので女性もオーガズムに達する機会が減ってしまい、やがて機能的に「オーガズムに達しにくい体質」になってしまいます。イキ方を忘れてしまうようなイメージです。

また女性が特殊な性癖の持ち主だったり、パートナーとの性生活はありながらも別のフェチに目覚めてしまう場合もあります。特に今の時代はエロいコンテンツも多いですから大変なのです。


加齢などの影響で性的能力に不安がある

オーガズム障害はメンタル面での原因が大半ですが、そのメンタル自体も健康なカラダがあってこそ保たれます。

特に多いのは「性的能力の自信喪失」。人は加齢によって体力もなくなっていき、同時に性的な強さも失われますから、同時に自信もなくしてしまって一気にオーガズム障害にかかってしまうのです。

また女性の場合、加齢によって性器の愛液の分泌能力が落ちます。濡れなくなるとセックスで痛みを感じやすくなるので、性行為自体も嫌になってしまいますね。

ちなみに愛液分泌は女性ホルモン「エストロゲン」が関わっており、40代くらいを目安に減ってきます。女性ホルモンが減少し、愛液も減少してしまうのです。


性的なトラウマなどを抱えている

女性の中には性行為自体にトラウマを抱える人もいます。

ネガティブな感情を抱いてしまう理由にはさまざまなものがあり、中には過去のトラウマが影響していることもあるでしょう。

1番ひどいのは性的虐待や不同意性交(レイプ)ですが、それらはフラッシュバックにも悩まされるので症状としてはひどいです。オーガズム障害にも当然かかります。

ほかに「前の彼氏とのエッチが苦痛だった」「エッチで大失敗した経験がある」なども小さなトラウマになります。1度ではなく、積み重ねによって大きなトラウマになることもあるでしょう。

そういった経験と心の傷が性行為の際に影響し、気持ちを解放してオーガズムに達するのを自分自身で妨げてしまうのです。


他の病気やその治療が原因となっている

性的な経験や性的機能の低下だけでなく、まったく関係ないように思える心身の病気もまた、オーガズム障害の原因となることがわかっています。

身体疾患もオルガズム障害の一因となります。具体的には、神経系の損傷(糖尿病、脊髄損傷、硬化性苔癬、多発性硬化症などから生じる)、性器の異常などがあります。

オーガズム障害をもたらす疾患はそれ自体も深刻な病気ですが、またほかに精神疾患も影響します。

正確には精神疾患の方が処方される抗うつ薬もオーガズム障害の原因になります。メンタルを理由にオーガズム障害が引き起こされると同時に、その治療薬も原因になるのですから厄介です。


性生活とは別に不安を抱えている

こちらもメンタル的な要因になりますが、性的な理由はまったくなくてもオーガズム障害の原因となるケースはあるのです。

主な原因は「生活環境に対する不安」「経済的な不安」「人間関係の悩み」など。普通に生きていたら誰もが抱えるような悩みが、実は性生活に深刻な影響をもたらしてしまうのですね。

現実では、男性が仕事や生活で疲れてセックスどころじゃなくなるという話はよくあります。ですが女性も同じで、不安を抱えるとオーガズム障害にもなり、性欲だって衰えてしまうのです。

特に「経済的な不安」はオーガズム障害と密接で、お金の悩みが原因になってしまう女性は多いです。今の時代は独身で働き続ける女性も多いですからね。


(3)女性のオーガズム障害(FOD)は何科で治療する?

オーガズム 病気
様々な原因によって引き起こされるオーガズム障害ですが、実際に治療を始めるとなると病院の何科に行けばいいのかわからない方が多いはず。

まず上でまとめた原因を大まかに分けると「身体的な原因」「精神的な原因」になります。

なので身体的な原因なら婦人科、精神的な原因なら心療内科が正解です。それぞれ女性泌尿器科や精神科でも大丈夫でしょう。

またここではその2つの原因から、どのように治療していくのかもまとめました。参考にしてください。


心療内科のカウンセリングによって性的な不安を取り除いていく

メンタル的な原因によるオーガズム障害の治療は、カウンセリングがメインになります。

前述しましたが、心療内科でよく処方されるのはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)といい、うつ病やPTSDなどの治療に用いられます。

しかしSSRIはオーガズム障害を誘発するともいわれています。特にジェイゾロフトとパキシルはリスクが高いので注意です。

なのでこの場合、薬ではなくカウンセリングで性行為への不安を取り除くのが先決。「セックスは素晴らしい行為」だと心から理解していくのが目的です。

またこの治療の際は、パートナーの同席を求められる場合もあります。パートナーと理解し合うことが特に大事で、それだけでもオーガズム障害が劇的に治る場合も多いです。


婦人科でエネルギーデバイス治療を受けて感覚を刺激していく

メンタル的な不安はなく、身体的な衰えなどでオーガズム障害になっている場合は婦人科で治療します。自由診療になるので多少の費用はかかりますが、効果は確かです。

主な治療法は「ホルモン治療」「認知行動療法」「エネルギーデバイスによる治療」です。

エネルギーデバイスとは電気式のマッサージ器具で、簡単にいうと大人のオモチャのようなもの。

性器を刺激して感度を上げていき、健康な頃や若い頃のような清々しいオーガズムを取り戻していくのです。

ちなみにこの治療は個人的にもできる方法で、電マやバイブレーターなどのアダルトグッズでオナニーするのとそれほど変わりません。オーガズムの習慣をつけるのが目的なので、個人的に試してみるのもありです。


婦人科で適切なホルモン治療薬を処方してもらう

エネルギーデバイスでの治療以外ですすめられるのは「ホルモン治療」「認知行動療法」です。

このうち認知行動療法はカウンセリングに近いものですが、婦人科でも用いられる方法になります。内容的には心療内科でのカウンセリングと大差なく、性的な不安を取り除いていくのが目的です。

またホルモン治療については様々あり、同じ婦人科でも病院によって処方は大きく変わります。

ソフトなものであればエクオールが代表的で、大豆イソフラボンのサプリメントに近い薬です。市販薬としても手に入るくらい安全な薬です。

強いものであれば女性用のバイアグラであったりと、ある程度副作用もありそうな薬になってきます。医師に処方されたものを適切にとりましょう。


(4)その他にも知っておきたい女性のオーガズムに関する病気5つ

最後に、オーガズムに関する他の病気や症状についても解説します!

オーガズム障害とは「オーガズムに達する能力の欠如」を指しますが、同じようにオーガズムや性行為に関する障害は多くあります。

いずれも健全なセックスやオーガズムに対してハンディとなりますから、しっかり理解して適切に治さなくてはいけません。

ここでは代表的な5つの症状をまとめました。パートナーや自分自身がこれらに該当しないか、あるいは今後の対応のための参考にしてください。


オーガズム後症候群(POID)

オーガズム後症候群(Post Orgasmic Illness Syndrome)は通称POIDと呼ばれます。

オーガズム自体は若い頃と同じように起こりますが、その後に体調不良を引き起こします。

オーガズムのあとに生じる不快な症状は、とくに40代女性にとって、セックスのあとの日常生活がこなしにくくくなり、さらには夫婦やカップルにとって幸福感をたかめる性生活の質を大きく下げる原因となっています。
引用:Osaka-Child

症例は40代以降の女性に多く、メンタル的な不調やホルモンバランスの変化が原因とされます。

症状は頭痛・腹痛・動悸・皮膚の不調などで、一見するとセックスとオーガズムに関係するとは思いにくいものです。

決まった治療法はありませんが、婦人科でホルモン療法を行なうと改善することが多いです。


持続性性喚起症候群(PGAD)

オーガズム 病気
PGAD(Persistent genital arousal disorder)は、以前はPSAS(持続性性喚起症候群)と呼ばれていました。

また通称「イクイク病」といわれ、メディアでもたまに取り上げられます。

特に地獄だったのは通勤中の満員電車。その振動からくる刺激で、会社に行くまでに強制連続絶頂を強いられていたという。
引用:アサ芸Biz

簡単にいうと「自分の意思や行動とは無関係に性的な快感を得てしまい、オーガズムに達してしまう」病気です。

原因も不明で治療法もなく、かかってしまった女性は日常生活の中で何度もオーガズムに達し、周囲にバレないように耐えるしかありません。


色情症(ニンフォマニア)

オーガズムとも無関係ではなく、多くの方にみられるのが色情症(hypersexuality)といわれる障害です。ニンフォマニア・多淫症・色情狂ともいわれます。

症状はシンプルで、ただ「セックスがしたくてたまらなくなる」というもの。

これだけ聞くと健康体にも思えますが、自分自身でも制御できなくなるのが厄介で、人によっては性犯罪にも走りかねません。性的快楽と絶頂を求めてやまなくなるのです。

また色情症の原因はオーガズム障害のそれと似ており、「幼少期の経験」や「加齢による性的機能の衰えによる反動」などがその一例です。人によっては妄想がやめられなくなる傾向もあります。


女性性機能障害(FSD)

ニンフォマニアとは逆に、セックスが嫌でたまらなくなるのがFSD(Female Sexual Dysfunction)です。

性欲もあり、マスターベーションも可能、しかしセックスは嫌で恐怖心をもっている状態です。具体的にはパートナーと腕を組んで歩くことはできても、密室で性的な雰囲気になることを恐れるのです。

FSDはFOD(オーガズム障害)とよく似ており、原因も治療法もほぼ同じです。メンタル的なサポートとホルモン治療や自慰行為のトレーニングなどがメインとなります。

ただオーガズム障害と微妙に異なるのが、FSDの場合はセックスに対して消極的になりやすく、オーガズムに達する以前に行為そのものを行なわなくなります。


性的関心興奮障害(HSDD)

HSDD(hypoactive sexual desire disorder)とは、成人女性において性的な欲求や空想が欠如または低下する障害です。性的欲求低下障害ともいわれます。

症状自体には自覚性が無く日常生活には大きな影響は無いものの、性的欲求を満たすことによる満足感が得られないままに日々を送っている方なども含まれます。

簡単にいえば「性欲が弱い状態」です。元々個人差もあるものですが、オーガズム障害と同じように「以前の自分より弱くなった」と自覚するならHSDDの可能性は高くなります。

原因が加齢の場合もあるので治療方法は人によって異なりますが、若い方であれば媚薬(ラブピル)の処方もあります。これによって劇的に改善する方も多いです。


オーガズム障害には多くの女性が悩んでいる!原因を知って正しく治療すれば治ります

お役に立てたでしょうか。今回の特集は「オーガズム障害についての症状・原因・治療法・その他の関連した性的な障害」について解説致しました。

【この記事のポイント】
オーガズム障害(FOD)の判断基準
・セックスをしてもまったく絶頂しない
・以前の自分より絶頂に達しにくい
・6カ月以上の長期間続いている

オーガズム障害の原因とは?
・性生活の不満でイキにくくなっている
・加齢や体調不良などで性機能が衰えた
・生活に不安があって精神的に参っている

オーガズム障害の治療法とは?
・女性ホルモンの薬を処方される
・カウンセリングによって悩みを取り除く
・電気治療器で性器の感度を取り戻していく


オーガズム障害は統計によると女性の数十パーセントはかかっているといわれます。もちろん加齢や体力の衰えが原因にあるので、健康な生活を送ることが何よりの予防になりますね。

また現在ではオーガズム障害の治療法も確立されてきており、婦人科では患者さんに合わせた治療が行われます。

もしあなたのパートナーやあなた自身がオーガズム障害を自覚しているのなら、早めに対処するのがおすすめです。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。


◯関連記事
本当に気持ちいい乳首の攻め方・胸の触り方テクニック13選【プロが教える】
フェチなクンニプレイおすすめ10選!舐め犬男が実践する鉄板テクをお届け



\ この記事をシェアする /

関連キーワード


TOPに戻る