インポってなに？インポテンツの定義や原因、対処法を徹底伝授

ペニスは男性の象徴です。そんなペニスが勃起しなくなるインポテンツは男性が恐れる症状のひとつではないでしょうか。今回はそんな、インポの定義や原因、対処法をご紹介します。

インポの仕組みについて

インポというのは性機能障害のことを言い、何らかの原因によってセックスを満足にできなくなる症状のことを言います。例えば性欲がまったく湧かなくなってしまったり、勃起してもすぐに萎えてしまう、もしくは勃起することができない、勃起して膣に挿入してもすぐにイッてしまう早漏や、いつまでたってもイケない遅漏もこれに当てはまります。

また、性的なモノに日常的に触れる環境にあり、脳が慣れてしまったために興奮できなくなり性欲が湧かない・興味がなくなってしまうのもインポの症状のひとつです。もしくは性的な行為に嫌悪感を感じてしまい、セックスをすることに拒否感を感じるのも性機能障害だと言われています。

ＥＤとインポの違い

ＥＤとインポを混同しがちですが、正しくはインポの症状のひとつがＥＤです。ストレスを抱えたり、神経・血管にトラブルが起きると血流が悪くなってしまいます。これによって起こる症状が勃起不全（ＥＤ）です。

ペニスは興奮すると勃起するのは男性にとっては当たり前の反応です。例えば目の前に自分好みの女性が下着姿や裸でいたとしましょう。これを見た男性の多くは興奮するはずです。目を通して性的な対象を認識すると脳が興奮し、「興奮した」という刺激が脊髄を通って尾てい骨付近にある仙髄にまで伝わります。仙髄には「勃起中枢」があり、脳から発せられた刺激を受け取ると、次に「勃起しろ」とシグナルをペニスにある海綿体に送ります。すると海綿体は一酸化窒素を放出し「サイクリックGMP」という物質を増やすのです。サイクリックGMPが増えると海綿体の筋肉が緩み、血管が拡がります。そこに大量の血液が送り込まれることでペニスは勃起するのです。つまりＥＤは血流を阻害されて起こるのです。

これに加えて遅漏や早漏、性行為に対する嫌悪や性欲が湧かないなど性機能が正常に働かない症状全般をインポテンツと呼びます。

インポの原因と種類：勃起不全

インポの種類は数多くありますが、主に「勃起不全」、「性欲低下」、「性嫌悪」、「射精障害」に分かれています。

勃起不全の場合、前述した通り体調が悪くなり血管や神経に何らかのトラブルが生じると、勃起中枢に刺激が上手く伝わらない、血流が悪くなり勃起不全になります。これらは加齢や運動不足が原因と言われていますが、薬の副作用や高熱などでも発症します。

また、ストレスから勃起不全になる場合もあります。これを心因性ＥＤと言います。例えばセックスで緊張してしまい勃起できないといった経験をした男性も多いのではないでしょうか。もしくはセックスの時に「勃たなかったらどうしよう…」と自分を追い込んで余計に勃起できないということもあるはずです。これらは緊張のしすぎが原因と考えられています。勃起は副交感神経が優位な時に起きる反応です。つまりリラックスした状態です。対して緊張したり興奮すると交感神経が優位になってしまい勃起できなくなるのです。

インポの原因と種類：性欲低下

男性ホルモンの減少やストレス、疲労などで起こるのが性的欲求低下障害です。よく仕事が忙しすぎると性欲が湧かないと感じることがあると思います。体が疲れてしまい、仕事のストレスで精神はすり減っている、このような状態では性欲も湧かずセックスしたくないと感じるものです。この状態が続くと勃起不全や性欲が湧かずにセックスレスになってしまいます。

また、日常的に性的なモノに囲まれた生活を送っている場合も性欲は低下すると言われています。人間はなれる生き物です。これは性欲も同じで、過激なものに囲まれて生活していると、そのうちそれが当たり前となってしまい性欲が湧かなくなってしまいます。

インポの原因と種類：性嫌悪

性行為をすること・されることに嫌悪を感じるのが性嫌悪症の特徴です。性嫌悪症で特に顕著なのが産後の夫婦です。子供が生まれると男性は妻に母親をみてしまい、性欲が湧かなくなることがあります。さらに、なんらかの原因で妻を女性として見れなくなりセックスをしたくなくなる心因性のインポテンツになるそうです。これを性嫌悪障害と呼びます。この症状は男性よりも女性の方が多く、女性のインポ（女性性機能障害）のひとつにも数えられます。

性嫌悪の症状が現れると、性欲があるのにセックスをしたいと思えなくなります。そのためオナニーは普通にするのに妻に触れられたりキスされるをこと拒むようになります。男性の場合は妻のことを母親として見るようになり、妻とのセックスが近親相姦のように感じられてセックスができなくなるケースが多いのだそうです。他にも過去のトラウマや潔癖症などが原因と言われています。

インポの原因と種類：射精障害

射精障害の多くは間違ったオナニーが原因です。例えば床オナ。ペニスを床に押し付けて刺激を与え射精する方法ですが、自分の体重と硬い床の間に挟まれたペニスはとても強い刺激を与えられています。これが気持ちよくてやめられない人も多いといいますが、女性の膣内は床オナで得られるほどの刺激はありません。そのためどれだけ膣内でピストンを繰り返しても射精することができないのです。これを勘違いした男性は、自分が射精できない責任を押し付けて女性の膣を緩いと言ってしまいがちですが、原因は男性にあるのです。

インポの対処法

健康体なのに勃起不全になってしまったら加齢を疑いましょう。運動不足や食事を見なおして血流を良くします。性欲低下はなぜ性欲が湧かないのかを考えてみると良いでしょう。仕事が忙しすぎないか、体調が悪く無いかなど、身近に原因があることがほとんどです。ストレスを感じていたり、体がつかれているなら少し休みましょう。

性嫌悪障害は自分でどうにかできることではないそうです。なぜ自分がそうなってしまったのかを考えても、深みにハマって鬱になるケースもあるといいます。夫婦のどちらかが性嫌悪障害に陥ると、それが原因で離婚に発展することもありますので、心因性の場合はカウンセリングなどを受けることを強くオススメします。勃起しなくなったから病院に行くのは恥ずかしいと考えてしまいがちですが、それは心が酷い傷を負っている可能性が高いためです。インポを治すためと考えるのではなく、心の傷を癒やすために専門医に診てもらいましょう。

射精障害の人は、まず間違ったオナニーを止めるようにしましょう。締め付けの弱いオナホールを使ったり、ペニスを握る力を弱めるだけでも効果はあります。あとは、刺激の強すぎるＡＶを遠ざけるなどすると良いでしょう。

インポは病院を訪れるのも相談するのも恥ずかしくてできないかもしれません。でも、しっかりとした治療さえすれば改善することが多いといいます。愛する人といつまでもセックスを楽しむためにも、間違った習慣をただし、必要であれば病院やカウンセリングを利用するようにしましょう。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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