妊娠中のクラミジア感染…恐ろしすぎるリスクについて

クラミジア感染症という言葉を聞いたことはあるでしょうか。今、世界中で多くの人が感染していると言われる性病です。このクラミジア感染症は、妊娠している女性がかかってしまうと、とても恐ろしいリスクを抱えることとなります。今回は妊娠中のクラミジア感染について、その恐ろしいリスクをご紹介します。

クラミジア感染症とは

クラミジア感染症とは性行為によって感染する性病の一つで、現在最も感染者の多い性病と言われています。感染しても男性にも女性にも症状が殆ど現れないのが特徴で、自覚が無いまま異性とセックスし、感染が広がっているのが現状です。また、クラミジア菌は性器だけでなく喉にも感染することがあり、最近ではオーラルセックスをする人口が増えていることから、更に感染が広がっています。特に風俗店などが媒体になることも多いようです。

妊娠中にクラミジア感染が発覚した際のリスク

クラミジア感染症に感染しても、たまに性器の痒みや違和感を感じる人もいるようですが、約８割の人が症状が現れず気づきません。しかし妊娠中の女性がクラミジアに感染すると、胎児が入っている子宮内の羊膜にまで菌が繁殖し、早期破水を起こす可能性があります。

また、出産の際に通る産道に菌が繁殖することで、赤ちゃんがクラミジア菌に感染し、新生児結膜炎や肺炎になってしまう可能性もあるのです。産まれたての赤ちゃんは免疫も無く、ちょっとした体調不良も大きな事態に繋がりがちです。出来るだけ安全を確保し出産に臨むことも、親としての責任なのです。

妊娠中にクラミジア感染が発覚した際にすべきこと①：ただちに治療、そして再検査

妊娠がわかると、多くの産院では妊婦に対してクラミジア検査を行います。もし、自分が通っている産院で検査が行われないようでしたら、自分から申し出て検査してもらうようにしましょう。そして、検査で感染がわかれば、ただちに治療を行います。治療自体は１回の飲み薬で治りますので、比較的簡単に治すことが出来ます。そして約１ヶ月後に、再度検査を行い、完治しているかを確かめましょう。

また、喉にクラミジア菌が感染しているかも検査を行ったほうが良いでしょう。何故なら、喉に感染していれば、それがパートナーの陰部にまた感染し、最終的に自分もまたクラミジア感染することが考えられるからです。

妊娠中にクラミジア感染が発覚した際にすべきこと②：パートナーに泌尿器科へ行ってもらう

性病では当たり前のことですが、自分が性病を完治しても、パートナーが保菌していれば、再度クラミジア感染してしまいます。そのため、パートナーにも必ず泌尿器科へ行ってもらい、クラミジア感染を検査してもらうようにしましょう。そして完治するまではセックスを控える必要があります。お互いに治療を行い、完治していることがはっきりするまで、医者の言いつけをしっかり守るようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。クラミジア感染症は薬で簡単に治るとはいえ、気づかないままだと自分や、お腹の赤ちゃんまで危険に晒す恐ろしい性病です。正しい知識を身につけ、生まれてくる赤ちゃんが安全に出てこれるように、しっかりと準備を進めましょう。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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