過剰な不安から強迫性障害に。恐怖のエイズノイローゼとは?

過剰な不安から強迫性障害に。恐怖のエイズノイローゼとは?

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「完治しない」という特徴を持つエイズは、心当たりのある行動を取ってしまった人を大いに悩ませます。大多数は杞憂なのですが、時に悩みすぎてノイローゼとなり、様々な症状を呈することがあるのです。今回は、悩みが過ぎることで現れるエイズノイローゼの症状についてお伝えしますので、早急に対策を考えましょう。


エイズノイローゼの概要


エイズノイローゼの概要

現代の医学では、残念ながらまだエイズを完治させることはできません。しかし、医学のめまぐるしい進歩により、今やエイズは死亡に至ることが珍しいほどの病気となり、死に怯える必要がなくなったのです。HIVに感染した後、エイズを発症させないよう投薬をしつつ、生涯様子を見ながら付き合っていくことになるでしょう。ですが、未だエイズに対する理解が浅く、「HIV感染=エイズ=死」という誤解した構図のまま、エイズに対する知識が更新されないままの方が居るのも事実です。

そのような方は、HIVに感染してしまえば直ちに死ぬと考え、心当たりのある行動を取った際に「もしかすると自分はエイズかも」と延々悩むのです。それに感染経路のひとつであるセックスは、成人であればおおよそ経験済みであり、相手がHIVキャリアであれば「誰でも」HIVに感染している可能性があるという他人事ではない病気です。「誰でも可能性がある」「直ちに死」というキーワードにより悩みが大きくなり、エイズノイローゼを発症してしまうのです。


エイズを知らないがために起こる


エイズを知らないがために起こる

では、何故このようなノイローゼを発症するのかという部分ですが、これは単にエイズに対する正しい知識を持っていないがためです。エイズを正しく知っていれば、心当たりがある行動を取っていたとしてもまず悩むようなことはありませんし、そもそもそのように悩んでしまうような行動を取りません。エイズを全く理解していないから悩んでしまうのです。そのため、そのノイローゼの根底にあるものは偏見や誤解ばかりとなっています。

「この間セックスをした。だからエイズかも。」と考えている方が居るとします。エイズに対する知識がある方なら、この悩みを打ち明けられたら鼻で笑ってしまうことだと思います。相手がHIVキャリアであるとしても「完全に無防備なセックスをした」ところで、感染率は1%以下なのです。そもそも、相手がHIVキャリアであるかどうかも分かりませんし、コンドームの正しい着用をしていれば、そもそも低い1%以下という数字がさらに低くなるのです。


エイズノイローゼになってしまう「三ヶ月」という期間


「そんなに悩んでいるなら、さっさと保健所か何処かで検査でもすればいい」と思われる方が多いと思います。しかしそれには問題があり、その問題こそがエイズノイローゼを発症させてしまうひとつの要因となっているのです。そもそも各自治体で行われている検査というのは、「スクリーニング検査」と言ってHIVに感染した際に現れるHIV抗体を、血液中から検出する検査がメインとなっています。(即日検査もありますが、通常のスクリーニング検査と比べて精度は少しだけ落ちるようです。)

その際、HIV抗体が一定数血液中に存在しないと陽性とならず、その「一定数」になるためには三ヶ月という期間を必要とするのです。悩める方は、おそらく心当たりのある行動からまだ数日程度で、そこから三ヶ月という期間を悶々と過ごさなくてはなりません。その間、エイズについてインターネットで調べたり医師等に相談したりするものの、結局は「検査をしないと分からない」という返答ばかり返ってきて、三ヶ月という期間中に悩みが悩みを呼びエイズノイローゼとなるのです。


エイズではないのに症状が?


もっとも、結局はただのノイローゼであり「精神的なもの」です。落ち着かない、心配なだけで特に体に影響は……あるのです。病は気からと言われるよう、悩みが過ぎることで精神を蝕み、様々な症状を呈することがあるのです。症状として挙げられるのは、発熱、嘔吐、嘔気、不安感、焦燥感、胃痛、だるさなどなど。一見、HIV感染後の急性期のような症状が現れ、それがさらにノイローゼに拍車を掛けてしまいます。

ただしこの場合は、HIV感染後の急性期のように暫く経過したら消失するようなものではなく、継続することが多いと言えます。要は、ノイローゼそのものが解消されな限り症状は続くのです。しかし、症状が続く限り「やっぱりエイズかも」と不安を煽り、ますます病状は悪化します。この負のスパイラルにより、エイズノイローゼの改善が遠のいてしまう傾向が多いようです。


エイズノイローゼの改善方法


「悩まなければいい」ただそれだけです。もっとも、それが簡単にできるのならエイズに関する必要最低限の知識は持っているでしょうし、そもそもノイローゼになっていません。この症状に陥ってしまう方は、とにかくエイズに関する知識が致命的に足りていないのです。そのため、「ノイローゼを解消する」という視点ではなく、「エイズをもっとよく知る」という視点に切り替えた方が、改善に至る場合が多くなるでしょう。

それでも改善に至らないのであれば、検査をしてすっきりするしかありません。一般的には、確実な結果を得られるのは心当たりのある日から三ヶ月後となっていますが、一ヶ月後であっても二ヶ月後であっても一応検査は受けられます。その期間が短ければ短いほど精度は落ちてしまいますが、十分安心できる要素となるのでとりあえずでもいいので検査を受けてみては如何でしょうか?


同じ過ちを繰り返さないために


検査を終え無事に陰性が確認された後、あなたは心からホッとすることだと思います。その時点でエイズノイローゼも完治となるでしょう。(一部、検査結果が信用できずにノイローゼが継続される方も居ますが、ここでは割愛します)ですが、その後に同じ過ちを繰り返していては、エイズノイローゼは再発しますし、それに伴う心身の負担は図りしれません。それにより、ノイローゼではない別の病気に罹患してしまう可能性もあるでしょう。

よって、以前あった「心当たりのある行動」を避ける、若しくは限りなく100%に近い対策をするのが、同じ過ちを繰り返さない予防線となります。一度の過ちは人間である以上仕方がありません。ですが、いつまで経っても学習せずに同じ過ちを繰り返せば、それだけHIVに感染する可能性も上がってしまいます。そのノイローゼが現実にならないよう、予防線を張り続ける決意を改めて固めておく必要があります。


何故エイズに悩み、ノイローゼ化するのでしょうか?それはあなたが一番よくご存じだと思われます。となればやることはただ一つ、エイズに悩むような行動をしなければ良いだけなのです。以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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