キスでHIV(エイズ)がうつるのか?本当のことをお伝えします

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よく知らない相手とキスをして、HIV(エイズ)に感染したかもしれないと心配になっていませんか?一般的にHIV(エイズ)は性的接触で感染することで有名ですが、キスでHIV(エイズ)に感染することはあるのでしょうか。


HIV(エイズ)ってどうやってうつるの?


HIV(エイズ)ってどうやってうつるの?

HIV(エイズ)は性感染症の中でも特に人間にとって脅威になっています。ウイルスそのものの感染力は低いため、日常生活を送っていて感染するようなことはありません。ただし、性交渉など特定の行動によって感染のリスクが高くなります。

HIV(エイズ)に感染する経路は主に「性的接触」「血液感染」「母子感染」の3つです。性的接触は、HIVに感染している相手と性交渉をすることで、体液から粘膜を通して感染します。血液感染は、HIVに汚染された血液が体内に入ることで感染します。注射器の回し打ちなどが原因になります。母子感染は、HIVに感染した母親の妊娠中や出産中に子どもに感染してしまうケースです。


唾液ではHIV(エイズ)に感染しない


唾液ではHIV(エイズ)に感染しない

性的接触によるHIV(エイズ)感染の中に、キスが含まれるのかどうか気になりますよね。キスは相手の体液が口内の粘膜に付着するので、感染が心配される行為です。ただし、唾液に含まれるウイルスはごく微量のため、HIV(エイズ)感染者とのキスでHIVに感染する可能性は極めて低いといえます。ウイルスは血液や精液、膣分泌液に多く含まれていますが、唾液が触れる程度では感染しないでしょう。


キスでHIV(エイズ)に感染する条件とは


キスでもHIV(エイズ)に感染する可能性はゼロではありません。条件が揃えば、感染してしまう可能性があるんです。ポイントは血液です。唾液であればHIV(エイズ)に感染する可能性は極めて低いのですが、感染者の血液に触れると、感染のリスクは高くなります。

1997年7月10日、米国疾病対策センター(CDC)は、エイズに感染している男性と【激しいキスをした女性が、キスが原因でエイズウイルスに感染した例を確認】と発表した。
キスによるエイズウイルスの感染確認は初めての事例と考えられます。

CDC当局者は、この感染の原因は、「だ液ではなく、男性の口腔内の出血が原因で、通常のキスでは感染しないので、必要以上に心配しないでほしい」と強調している。

CDCは男女の国籍や年齢などは明らかにしていないが、米国在住のこの男性は既にエイズの症状が出始めており、口腔内に腫れがあり、歯茎から出血していたという。

CDCがこの男女から事情を聴いたところ、

1.性交時にはいつもコンドームを使用していた

2.男性は性行為の前にはいつも歯を磨く癖があり、磨いた後常に出血していた

3.女性は、男性が歯を磨いた直後、口腔内で出血している状態でこの男性と激しいキスをした

このことから、歯磨きによる歯肉からの出血による血液を通じて感染したことが明らかになった。

米国では95年10月にエイズ感染者の女性にかまれた92歳の男性が感染した例が報告されているが、この場合も女性の歯茎から出血していたことが原因だった。

引用:キスによるエイズウイルス感染について


このように、感染者が口内で出血していた場合、キスでもHIV(エイズ)に感染する可能性は十分にあります。口内に傷があったり、歯周病で出血していたりするとリスクが高くなります。たとえ出血していなかったとしても、激しいキスによって出血を伴うこともあり得ます。感染者とキスをする場合は十分に注意しなければなりません。


キスでHIV(エイズ)に感染しないためには


キスでの感染例はほとんど報告されておらず、唾液が原因のものは一例もないとのことですが、キスでもHIV(エイズ)に感染する可能性があるのです。予防するように気をつけなければいけません。キスでの感染は血液が原因ですから、自分の口内に傷がある場合は感染者とキスをしないようにしましょう。

感染者の口内に出血がある場合は、絶対にキスをしてはいけません。HIV(エイズ)はウイルスを持っていても、発症するまでに期間があり、感染していることに気付いていない人も大勢います。不特定多数の相手とディープキスをするようなことも控えたほうが賢明です。もちろん、性行為での感染はキスよりも可能性が高いので、不特定多数の相手との行為は控えましょう。


いかがでしょうか。HIV(エイズ)は感染者と日常生活を送る程度では簡単に感染するものではありませんが、性的接触や血液の接触によって感染のリスクが高くなります。キスで唾液が触れ合う程度での感染は考えにくいですが、キスでの感染の可能性はゼロではないということを覚えておきましょう。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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