ピルをやめたら老ける?生理はいつくる?ピルをやめたあとに起こる良いこと&悪いこと

ピルをやめたら老ける?生理はいつくる?ピルをやめたあとに起こる良いこと&悪いこと

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愛のあるヤリチン
時雨
小中高時代は義理チョコしかもらったことない非モテ男でしたが、大学デビューして遊び人の友達とストナンしまくるように。19歳で童貞卒業と遅咲きながら、28歳の今では遂に3桁突破!非モテだったからこそ女性に尽くしたいと努力した結果、女性を喜ばせるセックステクニックやデート交渉術には自信があります。皆さんに勇気を与えられるようなノウハウ伝授を心がけます。
毎日同じ時間に服用しなくてはならないピル。やめればめんどくささからは解放されますが、ピルをやめたら老けるという噂や、次の生理がいつくるかわからないなど、不安要素も多いですよね。そこで今回は元ピルユーザーの筆者が、ピルをやめたあとに起こる良いこと&悪いことを、専門家の意見と体験談を元にまとめました。知っているようで知らないピルのあれこれ。ピルをやめようと考えている人は要チェックです!


みんながピルをやめようと思うタイミングはいつ?

突然ですが、これまで飲んでいたピルをやめようと思うのはどのようなタイミングなのでしょうか?理由があって始めたはずのピルをやめようと思うきっかけに迫ります。


彼氏と別れて避妊の必要がなくなった時

避妊目的でピルを飲んでいた人は、パートナーと別れて避妊の必要がなくなったタイミングで服用をやめることが多いようです。筆者がピルをやめたきっかけもこれでした。



ゴムでの避妊は破れたり抜け落ちたりといった心配もあるので、より確実な避妊を望む人は飲んでいることが多いですよね。その目的がなくなったタイミングでやめるパターンです。


妊娠を希望する時

飲み始めの動機はなんであれ、子供を授かりたいと考えたらピルはやめるしかありません。


ピルをやめることに対する不安要素はあっても、ピルを飲みながらの妊娠は叶いませんからね。


スムーズに希望が叶い、ピルをやめてすぐに子供を授かった人も珍しくありません。


副作用の血栓症が心配になった時


ピルは薬ですから、少なからず副作用もあります。その中で近年注目されているのが血栓のリスクです。時折ニュースでも話題になりますし、ぬぐいきれない血栓のリスクを考え、ピルをやめようと決める人もいます。年齢を重ねると血栓症のリスクが上がると言われているので、このパターンは20代より30代以降に多い印象です。


ピルが体質に合わないと感じた時


ピルを飲んでみたものの、体質的に合わずやめる人もいます。また長年のピルユーザーでも体質が変わってきて合わなくなってしまい、止むを得ず服用をやめる場合もあります。


種類を変えてみて解決する人もいれば、ピルそのものを受け付けない体質になってしまい、やめざるを得なくなることも。


ピルをやめたら起こる良いこと10個

それでは本題です。ここまで見てきたようにピルをやめようとする理由は人それぞれですが、実際にやめるとどのようなことが起こるのでしょうか。まずはピルをやめることによるメリットをご紹介。体験者の声と合わせ、専門家の意見も交えてお届けします。


①服用のわずらわしさから解放される

毎日決まった時間に飲むのがピルの鉄則。毎日同じようなリズムで生活するのは難しいですが、どんな予定の日もどんな体調の日でも、同じ時間に飲まなくてはなりません。マメでない人には大変なことですよね。

万が一飲み忘れがあった場合はのちに複数錠飲む必要があり、体内のホルモン濃度が急激に上がって体調を崩したり、不正出血したりする可能性もあります。それらのわずらわしさから解放されるのは、ピルをやめる大きなメリットの一つと言えるでしょう。


②金銭的な負担がやわらぐ

婦人科系の疾患の治療を除いて、日本では保険適用外のピル。月に2500円から3500円ほどの費用が掛かる他、ピル処方時には血栓リスクに備えた定期検診も義務付けられているので、ピル代以外にも結構なお金がかかります。避妊目的であっても、女性の体のことですからよっぽどよくできたパートナーでない限り、費用は自分で負担することになるはず。ピルをやめればそれらの費用がゼロになるのでお財布にも優しいのです。


③クリニックに行かなくて済む

ピルユーザーの不満の声第1位といっても過言ではないのが、ピルを処方してもらうために頻繁にクリニックに通わなくてはならないことです。



クリニックまでの行き帰りの時間だけでなく、人気のクリニックだと待ち時間も長かったりします。ピルをやめてしまえば、頻繁なクリニック通いのめんどくささから解放されます。


④むくみがおさまり痩せる

ピルの種類や個人差もありますが、ピルの服用中には胸の張り感をはじめとするむくみを感じる人が少なくありません。

実は低用量ピルの副作用のひとつに「むくみ」があります。むくみによって体重が増加することがあります
引用:CLINIC FOR


むくみは体が必要以上の水分を溜め込むことなので、体重が増加します。さらにホルモンバランスの関係で食欲が増して、実際に太ってしまうも一定数います。ピルをやめれば、こういった副作用がなくなり、痩せたと実感する人もいるでしょう。


⑤性欲が上がる


ピルやめて性欲が上がったという声がちらほら。これは筆者も実感しています。ピル服用による性欲減退の副作用は珍しくなく、せっかく避妊効果に優れていても、そもそもヤリたくないという事態にも陥りかねないのです。



元から性欲旺盛な人は元どおりになることがほとんどです。元来性欲があまりない人はピルをやめたからといって劇的に性欲が増すわけではありませんが、服用中に性欲がなくしばらくご無沙汰気味だった人は、その反動で性欲が上がる可能性も。


⑥シミが薄くなる

ピル服用をやめるとシミが薄くなる場合もあります。ピルの副作用のひとつに、肝斑(かんぱん)と呼ばれるシミが濃くなることがあり、ピルをやめてその副作用がおさまるからです。

肝斑(かんぱん)は、30〜40歳代で発症するケースが多く(中略)経口避妊薬(ピル)の服用がきっかけで発症または症状が悪化するというケースが少なくありません
引用:第一三共ヘルスケア


ピルを飲み始めてからシミが濃くなったと実感している人は、ピルをやめることでシミが薄くなるでしょう。普段生理前にシミが目立ったりホルモンの影響が肌に出やすい人は、特にその傾向にあります。


⑦性病のリスクが下がる

ピルをやめると性病のリスクが下がる可能性があります。


ピルはコンドーム以上に避妊の確実性が高いので、ピルユーザーはコンドームを使わずにセックスすることが多いのが現状です。たとえ妊娠の心配はほぼゼロでも、ピルで性病は防げません。


一方ピルをやめれば、性交渉の際に避妊のリスクに備えてコンドームを使用するようになるので、さまざまな性病の予防になるというわけです。


⑧薬の飲み合わせを気にしなくて済む

ピルを飲んでいる間、同時に飲むのは控えた方がよい薬があります。


シミ予防で処方されるトランサミンがピルとの飲み合わせに注意が必要な代表的な薬です。

てんかんの薬、抗うつ薬の一部、美容系サプリのセントジョーンズワートなど、低用量ピルと一緒に服用すると効果を下げてしまう場合があります。低用量ピルと併用する場合、医師に事前にご確認ください。
引用:新城女性のクリニック


ピルをやめると、こうした薬やサプリメントをピルとの相性を気にせず飲めるようになります。


⑨血栓症のリスクが下がる

ピルの副作用として懸念されている血栓症のリスクが下がるのも、ピルの服用をやめることのメリットです。特に喫煙者の場合はそのメリットは大きいです。

喫煙されている方が低用量ピルを飲むと、血栓症を起こす可能性が高まることがわかっています。特に年齢が高くなるとその影響が強くなるため、35歳以上で1日15本以上たばこを吸う方には処方できません。
引用:新城女性クリニック


このような場合クリニックによっては処方すらしてもらえないこともありますが、保険適用外の治療なのでその辺はクリニック次第。仮に処方してもらえても、リスクがあることには変わりありません。その点ピルをやめてしまえば、血栓のリスクがぐんと下がります


⑩妊娠しやすい状態になる

これはあまり知られていないことですが、ピルを長期的に飲んでいた人が飲むのをやめる場合、もともと飲んでいない人よりも妊娠しやすい状態になるといわれています。ですから、妊娠を希望する人にとっては、長年続けていたピルをやめると大きなメリットが得られるのです。

一般的にピルは避妊薬として知られていますが、妊娠したい時に妊娠する方法とも言えます。それだけではなく、無駄な排卵を止めることで卵巣の老化を防止する効果もあります。排卵は、妊娠するための大切な働きですが、無駄な排卵は、卵巣と子宮を疲れさせ、老化を早めます。
引用:ゆかりレディースクリニック


ピル服用中に不要な排卵を抑え、卵巣の老化を止めたことによって、やめた時に妊娠しやすい状態になっています。特に婦人科系のトラブルを抱えていた人に至ってはその効果は顕著です。

月経困難症や子宮内膜症など元々の疾患によって妊娠できる確率が低かったという方においては、低用量ピルを内服することでこれらの病気が改善する効果が期待できるので、妊娠する確率も低用量ピルを服用しなかった場合と比較して上がると考えられています。
引用:CLINIC FOR


ちなみにピル服用中に老化が抑えられていた卵巣はピルをやめると元どおりに年をとります。このせいで「ピルをやめたら老ける」という誤解が生まれているようです。


ピルをやめたら起こる悪いこと7つ

ここまでお伝えしたようにピルをやめるとたくさんのメリットがある一方で、いくつかデメリットがあるのも事実です。ツイッター上にも元ピルユーザーの気になる意見が……。


個人差はあれどこのような状況になる可能性を考えると、なかなかやめる勇気が持てませんよね。実際のところどうなのでしょう。筆者を含む元ピルユーザーたちの実体験を、専門的な意見と照らし合わせて解説します。


①肌荒れが起きる

ピルをやめた多くの人が、肌荒れで悩んでいるようです。



そのメカニズムは以下の通り。

OCの黄体ホルモン作用で、抗アンドロゲン(男性ホルモン作用)を有するため、月経前にきび(アダルトにきび)のコントロールに優れます。
引用:高松レディースクリニックのピル専門スペース


ピルを飲んでいる間は、黄体ホルモンが肌荒れを防いでくれているのです。この作用がなくなることで、肌荒れがぶり返します。もともと肌荒れの悩みがない人は心配することはなさそうです。


②抜け毛が増える

ピルをやめたら抜け毛が増えたという人もいます。

ピル

これには科学的な根拠もありますし、多くの人に実際に起こりうることです。

ピルは人為的に女性ホルモン量を増加させるため、服用中は妊娠中と同じように抜け毛は減り、見た目にも髪が豊かになります。しかし服用を止めると、女性ホルモンの量は減少に傾きます。それまで受けていた女性ホルモンの恩恵が無くなってしまうと、今度は脱毛が増える方向に向かうことになります。
引用:東京青山クリニック


要するにピルをやめたせいで毛量が減るわけではなく、ピルで以前より抜けづらくなり増えていた毛量が元どおりになるだけです。長い目でみれば問題はありませんが、抜け落ちる瞬間は不快ですよね。


③気分が不安定になる

ピルの作用は体に対するものだけではありません。人によっては気持ちに大きな影響を及ぼしていることも。



ホルモンバランスの乱れによる気持ちの波は、コントロールが難しいもの。個人差がありますが、ピルを飲み始めて精神的に安定していた自覚がある人は、こういったリスクも頭に入れておいた方が良さそうです。


④生理が重くなる



ピルには生理中の出血量を減らす作用があります。

月経量が約1/3程度に減る(ナプキンで約10枚分の減量)ため(中略)、貧血の改善にもつながります。
引用:富松レディースクリニックのピル専門スペース


ピルをやめると本来の出血量に戻り、人によっては貧血などの症状が出ることも。またピル服用中は出血量が減ることで生理期間も短くて済んだものが、ピルをやめれば本来の長さに戻ります。出血には痛みを伴うため、ピル服用時に比べ生理痛も強くなる傾向にあります。


⑤月経前症候群(PMS)が悪化する

人によっては生理中の辛さだけでなく、生理前の体調が不安定になることも

(ピルは)排卵抑制してホルモン変化をコントロールするため、PMS(月経前症候群)の症状緩和につながります
引用:高松レディースクリニックのピル専用スペース


PMSを軽減させるためにピルを服用していた人にとっては、大きな不安ですよね。



筆者はもともとPMSの症状はなかったのでやめても問題ありませんでしたが、PMSの症状を自覚している人にとっては見過ごせないデメリットです。


⑥生理周期が安定しなくなる

ピルを飲んでいる間は決まった日に必ず出血がありますが、やめるとそういうわけにいきません。


通常はピルをやめて2〜3ヶ月もすれば、元の生理周期に戻ると言われています。生理周期の安定具合にもよりますが、周期が乱れがちな人はいつ生理がくるかわからずフラストレーションを感じるかもしれません。また生理日がわからないと排卵時期もわからないので、安全日も確定せずパートナーとのセックスにも影響がでることも。さらにピル服用中の時のように旅行やデートなどの予定に合わせて生理を起こさせることもできないので、不自由さもあるでしょう。


⑦胸が小さくなる

ピルをやめて胸が小さくなったという人もちらほら。


ただしこの方のいう通り、ピルによる胸の張りが取れて本来の状態に戻っただけのことです。


ピルによる巨乳化の恩恵を受けていた人には、これもデメリットのひとつと言えそうです。


まとめ:ピルを中断するメリットとデメリットをしっかり確認しよう

いかがでしたでしょうか?ピルはホルモンバランスに大きな影響を及ぼす薬なので、やめると心や体に変化をもたらす可能性があります。もちろん個人差はありますが、考えうるメリットとデメリットをしっかりと理解した上で、今後ピルを服用するかやめるかを検討しましょう。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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