経過時間で対処が全然違う！ピルを一日飲み忘れた場合の対処法

ピルは通常毎日決まった時間に飲むものです。でも実際はうっかり忘れる人も多いんです。そんな経過時間で対処が全然違う！ピルを一日飲み忘れた場合の対処法を紹介します。

ピル一日飲み忘れ：１２時間以内

ピルには体に負担がない程度で排卵がおこらなくするホルモンが入っています。ピルの１錠には１日分のホルモン量しか入っていません。だから飲み忘れるとその日取り入れるはずのホルモンの量が減ってしまうのです。だからピルの飲み忘れを防ぐため、たいていは決まった時間に飲んでいる人が多いんじゃないでしょうか。それも、自分のライフスタイルに合わせたわかりやすい時間に飲む方が忘れることが少ないんですね。

例えば、朝起きて歯磨きの後や、寝る前の歯磨きの後など必ず毎日することの前後に飲んでいる人が多いようです。それほど気をつけてるのに、お酒を飲みすぎて歯磨きせずに寝てしまった！朝寝坊してバタバタ出掛けてしまった！なんてことも。でも、安心してください！ピルはいつも飲む時間の１２時間以内なら大丈夫なのです。例えば、いつもは朝の７時に飲んでいるのに１２時、お昼ご飯を食べてる時に「あっ！！忘れた！」と気がつけばその時点で飲んだら良いわけです。まだこの時点では５時間しか経っていないからセーフということなんです１２時間以内なら気がついた時点で飲めば効果はあるのです。よかったですね～～。

ピル一日飲み忘れ：１２時間以上２４時間以内

「あっ！忘れた！！」ピルを飲みのをすっかり忘れて気がつけば１２時間以上経ってしまった〜。もう、びっくりですよね。半日も経ってしまってたらもう効果はないはず……。そう思うでしょ？でも大丈夫。例えば夜１１時に飲むはずが、気がつけば翌日のお昼過ぎの1時に気がついたとします。その場合すでに１２時間はとっくに過ぎていますよね。でも大丈夫！その場でピルを飲んで下さい。そして必ずその日の分のピルもいつもどおり夜１１時に飲みます。

「えー！１日２回飲むの？？大丈夫？」と不安になりますよね。でも大丈夫なんです。ピルを１２時間以上経って飲む時は前日分とその日分の１日に２回飲むことになります。ただ、半日以上あけるとまれに不正出血をおこす人がいますがそれでも必ずいつもと同じ時間に１錠飲んでください。慌てて自己判断でやめてしまうと一旦中止し次回から新たにはじめなくてはならなくなります。とにかくその日の分はその日にちゃんと飲まなければいけないんです。

ピル一日飲み忘れ：２４時間ちょうど

こちらもピルの飲み忘れに気がついたのが24時間ちょうどだった時。例えば毎日午後8時に飲んでた場合、飲み忘れに気がついたのが翌日の午後８時ちょうどに「昨日ピルの見忘れた！」と気がついたのなら、その場ですぐ前日分を飲み、続けてその日分を飲んでください。２４時間以内と同様飲み忘れた日の分とその日分の２錠をまとめて飲むことになるんですね。こちらも避妊効果はあるとは言われていますが排卵日がずれていたりする場合もあるので、７日間～１４日間はコンドームなど他の避妊と併用しておいた方がいいでしょう。

ピル一日飲み忘れ：２４時間以上４８時間以内・避妊の目的

ピルを飲み忘れたのを２４時間以上経ってから気がついた場合。これはかなり、ヤバイですよね。例えば友人と旅行に行っていたり、風邪なんかで体調不良で寝込んでいたり、完全にピルのことを忘れてしまってる時です。例えばいつもは朝８時にピルを飲んでいるのに翌日朝１０時に気がついてしまった。なんて時どうしましょうか〜。でも、ピルを飲み忘れたのに気がついたのが２４時間以上でもピルの使用目的によって効果の持続が変わってきます。

ピルを飲む目的が避妊の場合は残念ながら２４時間以上経過している場合はその効果はかなり低くなります。すでに出血が始まってる人もいるでしょう。ピルを飲むのを中断してその月は他の避妊方法をしましょう。そして次の生理がくるのを待ちます。次の生理が来たらまた一から同じようにピルの服用を開始します。２４時間以上４８時間以内だともう規則正しいホルモン調整をしていたのが狂ってしまいますもんね。もったいないかもしれませんが、ピルは破棄するしかないんですね。

ピル一日飲み忘れ：２４時間以上４８時間以内・避妊以外の目的

２４時間以上経ってからピルの飲み忘れに気がついた時、その目的が避妊以外の場合は対処方法が違ってきます。きつい生理不順や、激しい生理痛、生理時の大量出血など避妊以外でピルを飲む人もかなりいます。そんな場合は避妊目的の人とは大きく変わってきます。でも、避妊以外の目的のためにピルを使用している場合は避妊と違って効果が薄れることがないのが特徴なんです。

ピルの飲み忘れを２４時間以上経ってから気がついた時の対処法は、まずは前日分と気がついた日のピルをまとめて２錠飲みます。例えばいつも午後８時に飲んでいて気がついたのが翌日の午後１１時だったとします。そうすると前日とその日分の２回ピルを飲み忘れていることになります。でも、とにかく速やかに両日分を飲みます。そして、翌日は通常通り午後８時に飲めば大丈夫。そして通常通り最後まで飲みきればいいだけなんです。同じ飲み忘れ２４時間以上なのに避妊と避妊以外の目的とでは大きく変わってくるんですよね。

ピル一日飲み忘れ：防ぐ方法

ピルの飲み忘れは避けなければだめですがついつい忘れることも。そんな飲み忘れを防ぐ方法も覚えておいた方がいいですね。ピルの飲み忘れを防ぐには毎日決まった時間に飲むことが一番ですが、具体的にどうしたら飲み忘れを防げるんでしょうね。まずは自分の生活パターンに合わせた方法を見つけるのが長続きし、飲み忘れを防げる一番の方法です。おなかが痛い、頭が痛いなど症状がないのに薬を飲み続けるというのはなかなか難しいものです。まずはこんな方法もあるので参考にしてみてください。

毎朝する洗顔や歯磨きに合わせて洗面台にピルを置いておく。朝起きて歯磨きや洗顔をしない人はいないでしょう。だから目につきやすい洗面台においておくと嫌でも目に入りますからね。あと、お昼のためにお弁当を持って行く人ならお弁当箱に忍ばせておいたり、お昼ご飯後の化粧直しの時に飲めるよう化粧ポーチに入れておくのもいいでしょう。そして、寝る前に飲む人はベッドの枕元においておくようにします。また、携帯のアラーム機能を利用して時間になったら知らせてくれるよう設定するのも効果的ですね。もし、飲み忘れたら必ず日にちをアドレス帳にチェックしておきましょう。そして○日まで避妊が必要！だということもしっかり記しておくことですね。

いかがでしたか？ピルの飲み忘れの対処方法は経過時間によって変わってくるということをちゃんと知っておかないとね。でも、ピルって飲み忘れたら即妊娠！なんて思ってた人も多いんじゃないでしょうか。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

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