喉の性病、クラミジア咽頭炎とは？症状や原因を徹底調査

今、性病の中で淋病や梅毒以上に猛威を奮っているのがクラミジアという性病です。聞いたことがある人も多いかとは思いますが、実はとても怖い病気だということをご存知ですか？今回はクラミジアの中でも、喉の性病であるクラミジア咽頭炎について、症状や原因を徹底調査しました。

クラミジア咽頭炎の原因

クラミジアという言葉を聞いて、まず多くの人が思い浮かべるのが性器に感染するクラミジア感染症（性器クラミジア）ですよね。しかし、クラミジア感染症は性器だけでなく、喉にも感染するんです。そして昔と違って現代ではフェラやクンニなどのオーラルセックスが浸透しているので、性器から喉へ、喉から性器へと感染が広がり、今ではクラミジアが性病の中でナンバーワンの感染率となってしまっているのです。

クラミジア咽頭炎が感染しやすい理由

クラミジア感染症というのは、他の性病と異なり厄介なのが、症状がほとんど現れないという点にあります。喉が腫れたり、風邪のような症状が稀に出ることはありますが、殆どの人はクラミジア咽頭炎だという可能性に気付かず、風邪として済ませてしまう人が多いのです。

また、性器のクラミジア感染症に関しても、やはり症状が現れる人が少なく、気付かないうちにセックスのパートナーが変わるなどで感染が広がっていってしまうのです。

クラミジア咽頭炎が引き起こす事態

クラミジアと聞くと、薬を飲むことで簡単に治ると思っている人がほとんどです。確かにクラミジア感染症自体は薬や点滴で治すことができますが、クラミジア菌が引き起こす病気がとても恐ろしいことは、あまり知られていません。

女性の場合、クラミジア咽頭炎が性器に感染し、クラミジア感染症になると、菌が子宮内に入ることで子宮内膜炎や子宮頚管炎、また菌が卵管に進むと卵管炎などになり、激しい腹痛とともに、卵管癒着などが原因で不妊症になることもあります。また、男性は自身への症状は不快感や風邪のような症状で済みますが、大切なパートナーが前述したような事態になるかもしれないのです。

クラミジア咽頭炎の治療法

クラミジア咽頭炎の治療法は、性器のクラミジア感染症より少し厄介です。性器のクラミジア感染症であれば、飲み薬を１度飲むだけですが、クラミジア咽頭炎の場合は一週間程度の飲み薬を続けて服用するか点滴をし、１ヶ月後に再検査を行って効果があったかを確認するというものになります。

また、感染の拡がりを食い止めるためにパートナーにも検査を受けてもらうことが必要となります。もしあなたのクラミジアが完治していても、パートナーがクラミジアの菌を持っていれば性交渉によって再び感染してしまうからです。


いかがでしたでしょうか。クラミジア感染症というのは、感染症自体の症状は大したことがないですが、それが引き起こす事態はとても恐ろしい物です。また、クラミジアに感染しているという自覚がない人が殆どなので、知らない間に感染している可能性があることも恐ろしいところです。できれば定期的な検査とを心掛けたいですね。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

関連記事：クラミジアの治療期間は？完治までの期間と再発リスクについて

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