男が性適合手術(性転換)を受けたらどうなる?性器は?セックスは?

男が性適合手術(性転換)を受けたらどうなる?性器は?セックスは?

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愛のあるヤリチン
時雨
小中高時代は義理チョコしかもらったことない非モテ男でしたが、大学デビューして遊び人の友達とストナンしまくるように。19歳で童貞卒業と遅咲きながら、28歳の今では遂に3桁突破!非モテだったからこそ女性に尽くしたいと努力した結果、女性を喜ばせるセックステクニックやデート交渉術には自信があります。皆さんに勇気を与えられるようなノウハウ伝授を心がけます。
昔と違い今では男と女の性に対する捉え方も、随分とオープンになってきました。海外ではゲイ同士の婚姻が認可されている国も多く、人々の偏見が少なくなって、性適合手術(性転換)を受ける人も増えています。たとえゲイでなくとも興味あるテーマとして、性適合手術の方法や術後の性器やセックスに関して調べてみました。


1:性適合手術とは?


1:性適合手術とは?

性適合手術とは、以前性転換手術と呼ばれていましたが正式には性別適合手術と言います。一般的にSRS(Sex Reassignmant Surgery)という名前で呼ばれています。性適合手術は、性別の不一致または性同一性障害を抱える人に対し、その人本人の性同一性に合わせて外科的手術により形態を変更する手術のことです。内外性器を他のもう一方の性別の特徴に合わせた形態を得ることを目的とした、男性から女性へ、女性から男性への手術に分けられます。

日本で性同一性障害を抱えている人は7,000~10,000人程度と言われていますが、毎年100名近くが性適合手術を受けていて、国内の限られた大学付属病院か美容整形外科か、大多数は海外(現在はアジアが主流)で受けています。尚日本国内で性適合手術を施行する医療機関は数ヵ所のみで希望者が殺到しており、3~5年待ちの状態と言われています。日本で性適合手術を受けられたら言葉の問題もなく一番ですが、非常に狭き門となっているのが現状です。

手術を受けるにあたっては、大まかな条件として以下があげられています。
1.過去1年以上新しい性での日常生活を送っている。
2.性同一性障害と診断されている。
3.12ヶ月以上ホルモン治療を受けている。
4.HIVが陰性である。
5.現在の生殖器に違和感を感じている。


2:性適合手術で性器はどう変わる?


2:性適合手術で性器はどう変わる?

男性から女性への手術としては、簡単に言うと男性器を切除して新たに膣を造る手法です。手術法は大別すると2通りあります。

1.陰茎反転法・・・尿道と直腸の間を切ってスペースを作り、睾丸を摘出、ペニスは根元の一部を残して削ぎ落し、残したペニスをスペースに入れ込み、亀頭の部分はクリトリスとして使用します。

2.S字結腸法・・・睾丸摘出手術を受けている人でS字結腸を10数センチ切除、尿道と直腸の間を切ってスペースを作り、海綿体の一部をクリトリス用に残してあとは切断し、作成したスペースに切除したS字結腸で膣を形成します。

この2通りの方法の他に、男性器を切除するのみで造膣を施さない手術もありますが、大半は膣を造る手法が使われています。

造膣をした手術の後に必ずしなければならないことが、「ダイレーション」です。ダイレーションとは、造られた膣が塞がらないように毎日2~3回、術後少なくとも3ヶ月は専用の器具を使って膣が塞がらないように穴を固定させなければなりません。このケアはそれなりに痛みが伴い、患者にとっては手術よりも大変だと言われています。


3:性適合手術をした後のセックスは?


海外でのアンケート調査によると、手術後パートナーと性生活があると答えたのは3割、新しく造られた自分の膣の深さに満足しているが6割、形成術で作られた陰核(クリトリス)に感覚があると答えた患者は9割以上いて、その内の半分がオーガズムに達することが出来ると答えています。

クリトリスの感覚が過敏過ぎると言う人が1.5割いましたけれど、でもそのクリトリスを切除したいという患者は一人もいなかったという結果が出ています。性生活があると答えた人のほとんどが、本人自身及びパートナーも術後の性生活には満足していると答えています。


4:性適合手術のメリットとデメリット


性適合手術のメリット:日本では同性婚が認められていません。ゲイの人が戸籍上の夫婦になるには男性器または女性器を切除して性別を変えなければなりません。手術をして性別を変えると結婚が認められるのです。

ですから、たとえ結婚しなくても申請さえすれば戸籍上の性別が変わるのはメリットになります。その他のメリットとしては、それまで性的に中途半端なステータスでいたのが手術によって完全な反体性になれるという点です。それによりストレスも軽減されて、自分の性に自信が持てるようになると言われています。

性適合手術のデメリット:全体的に手術後の平均寿命は短くなると言われています。場合によっては性的快楽が得られなくなるというリスクを抱えています。万が一元の性に身体を戻したいと思っても不可逆的手術で元に戻すことは出来ないというデメリットがあります。ですから手術をした場合はその後の人生は、ずっとその新しい性で生きていかなければなりません。


5:性適合手術を受けた人の体験談をまとめると①費用


性適合手術費用は最低でも150万円はかかります。日本の場合は健康保険は適用されないので全額自費負担となります。やはり手術費用が高いという意見がほとんどでした。費用的には日本でかかる費用とほぼ同額で、航空運賃から滞在費まで賄えてしまうタイで手術を受けたという体験談が多いようでした。

正確な手術費用は施行の方法によっても違いますし、病院によってもピンキリです。今はインターネットである程度の情報は検索して調べることが可能ですから、費用に関しても体験者に聞くなりネットで調べたりする必要があります。


6:性適合手術を受けた人の体験談をまとめると②施行医療機関


日本ですと性適合手術をする医療機関は全国でも数か所しかありません。また以前はカルーセル麻紀さんが受けたモロッコは有名でしたが、施行する医師も亡くなり、現在ではタイで手術を受けるケースが一般的となっています。

タイでは現在、大小100箇所程度の医療機関で性適合手術が行われています。タイで受ける場合は手術を始め、航空券、現地滞在までをすべて手配する代理店が日本にあってそこを通してタイに渡航するケースがほとんどです。


こうして見てみると、普通に男と女として生まれてきた者には計り知れない、苦しみがあるようですね。費用が高いこともさることながら、手術後のケアも大変なようです。でも晴れて完全なる新しい性を手に入れて幸せに暮らしている人も大勢いるようで何よりです。性同一性障害で悩んでいる方の少しでも参考になれば幸いです。

以上、panpan(パンパン)編集部からのお届けでした。

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