中出しはNG?妊娠中のセックスで気をつけること９選

愛する妻or彼女が妊娠した！それは勿論喜ばしい事ですよね。ですが、そこから性欲と上手く付き合いながら１０ヶ月を過ごすのは大変なこと。今回はそんな夫婦や恋人同士に知って欲しい、妊娠中のセックスで気を付ける事を紹介していきます。

そもそも妊娠中のセックスはOK？

昔から、『妊娠中にセックスをすると、刺激になって子供を流産したり早産したりしてしまうからしてはいけない。』と言われていましたが、半分は言い伝えのようなものでした。実際に医学的な観点から見るとどうなのでしょうか？答えは勿論人にはよるのですが、基本的にセックスする事自体は問題なく、OKなのだそうです。

医師から、切迫早産の兆候がある場合や、前置胎盤(子宮下部に胎盤が付着してしまい、妊娠後期に子宮口が開いた際に胎盤の一部が剥離して出血を引き起こす。三パターンあり、パターン毎で症状が違います)だと診断された場合にはセックスは禁止と言われます。基本的に妊娠時に異常が認められない場合はOKなので、診察の際にさりげなく医師に確認してみると確実です。

時期は気にした方がいいの？

安定期前は流産の可能性が大きいので、なるべくなら激しい運動を控えて力仕事も避けるべきと言われますが、意外な事にセックスは上記に書いた様に妊娠に異常が見当たらない場合は安定期前でも行って問題はないそうです。

勿論医師に確認した上で行うのが理想的ですが、安定期前の流産の原因となるのは大半の場合受精卵の問題なのだそうです。なので、セックスが直接の原因となって流産を引き起こす事はほぼ有り得ません。ですが、医師によっては、妊娠32～36週はセックスを避けるべき！と早産対策を取る場合もありますので、その時期は避けると良いでしょう。

血が出てしまった場合

大丈夫なら早速セックスしよう！と喜び勇んでしてみたは良いけど、終わってすっきりした所で相手の陰部を見てびっくり…血が出ている！そんな時は慌てずに、止血をしてから医師に電話して相談しましょう。(昼間であれば病院に行くと良いでしょう)

出産は子供を狭い子宮口から捻り出す荒業です。それに伴い、子宮口も出産に控えて少しでも口を広げようと準備を始めます。その為、子宮口は非常に柔らかく、出血しやすい状態になっています。セックスの様に激しい刺激を与えると出血を引き起こしてしまうこともあります。慌てないでも大丈夫ですよ。ですが、そのせいだろう…と思っていたら、実は子供の方からの出血だった…という場合もありますので、出血をしたら必ず医師に相談しましょう。

中出しはOK？

セックスを行う上で、ゴムではイケない男性にとって中出しNGはキツイですよね。ですが、妊娠中はそうも言っていられません。はっきりと切迫早産の理由であるとは言われていませんが、男性の精液の中には、子宮を収縮させる働きを持つ『プロスタグランジン』という成分が含まれています。その程度で出産に影響を及ぼすとは考えられていませんが、好ましくないと言えます。

ゴム無しでセックスをする事で、感染症や性病が相手に移って大惨事になってしまう恐れもあります。妊娠中は子供の安全第一です、感染症・性病・プロスタグランジン対策を徹底するなら、やはりゴムをしてセックスに臨みましょう。

乳房のみ優しく刺激をしよう

女性の乳房を刺激するのはセックスの際に欠かせないプロセスの一つですが、妊娠中は違います。乳首を弄ると子宮が収縮してしまう為、流産の原因となってしまうのです。なので、どうしても胸を触りたい場合は、乳房を優しくマッサージする様に触る事をお勧めします。

そして、乳房を触るのは安定期迄待った方が良いでしょう。女性の身体はデリケートですので、少しの刺激でも大きな負担がかかってしまいます。胸を責めるのが大好きな人も、暫しの間我慢が必要です。

相手を褒める

普段のセックスの際でも、ちゃんと女性を褒めている男性は少ないと思います。妊娠中の女性の身体は、子供へと栄養を与え、守る為に大きく変化していきます。なので体重増加に加えて体臭が変わったり、肌が荒れてしまったりする場合があります。そんな変化に一番傷付いて、女性としての自信を失っているのも同時に女性自身なのだと気付いてあげましょう。

子を産む為とはいえ、変化してしまった身体を晒すのには大きな勇気が必要です。そんな時、『いつも子供を守ってくれてありがとう、とても感謝してるよ。』『君の身体はどんなに変化しても、俺はとても好きだよ。』と優しくフォローの言葉を入れて、その勇気を称えましょう。そうする事で、女性も肌を晒しやすくなり、妊娠中のセックスレスも回避する事が出来ます。

清潔にしておく

この項目が実は一番皆さんに読んで欲しい項目です。女性の膣は非常にデリケートで、妊娠していない時でも、男性が手を洗わずに汚い手で膣を弄り回すとすぐに膀胱炎などの感染症に罹ってしまいます。妊娠中であれば、女性は愚か子供にも重大な影響を及ぼす場合もあります。

なので、セックス前は普段よりも念入りに手洗いを行い、アルコール消毒もした上でセックスに臨むのが理想的です。大袈裟と思うかもしれませんが、妊娠・出産というのはそれだけ繊細かつ些細な事が大きな問題となって女性や子供の身に降り掛かるのです。

性的意欲障害に気を付けて！

妊娠中の女性は体調の変化も日々大きく変化します。酷い時では何時間単位でころころと体調が変化し、女性自身が参ってしまう事も。そんな時に欲を押し付けて執拗にセックスを強要してしまうと、女性が性的意欲障害に陥る危険性もあるのです。

性的意欲障害とは、セックスをしたくなくなってしまう機能障害です。体調の悪い時にセックスを強要され、その刺激で体調を更に悪くしてしまった事がトラウマ化し、出産を終えて体調が整っても性欲が湧かなくなってしまいます。セックスを求める際には、女性の体調にも細心の注意が必要です。

オススメの体位は？

妊娠中のセックスの体位は、何が理想的なのでしょうか？なるべく避けた方が賢明なのが、女性がお腹を押し潰してしまう体位です。逆にオススメの体位というのが、個々女性の感じ方の違いが出るでしょうが、女性を横にさせて背後から繋がる方法です。この体位は最も女性への負担が少ないと言われています。

正常位も問題はないのですが、お腹が膨らみ始めた女性にとっては身体を横たえる事の出来る体位の方が楽で安心のようですね。突き上げる際もがつがつと乱暴に奥を突き上げるのではなく、優しく相手のGスポットを探すつもりでゆったりと突き上げるスローセックスを心がけましょう。

妊娠中もセックスは出来ますが、決して独りよがりになってはいけません。女性と赤ちゃんを第一に考えて、安全を確保できてからお互い楽しめるセックスライフを送るようにしてくださいね。以上、panpan（パンパン）編集部からのお届けでした。

◯関連記事
・みんなはどうしてる？妊娠中のセックスのポイント・注意点
・妊娠中のセックスマニュアル（正しいやり方・注意点を教えます）